goo blog サービス終了のお知らせ 

Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

大なり小なりAC

2014-10-31 12:54:12 | TA(交流分析)
ACはアドルトチャイルドの略です。

交流分析でも、エゴグラムでAC(adapted child):順応的な子供とという名称がありますが、
同意ではありません。

が、子供らしく、もっとはつらつとしていたかったのに、
大人たちにかわいがられるために、順応的な子供を演じることで身につけてしまった
生きるエネルギーがadapted childの否定的な面として大人になった今を苦しめてしまうのは
アダルトチャイルドの特徴の1つだと思います。

さて、

私にとって、自分がアダルトチャイルドなのか否かいう二元論的な検討はどうでもよかったのですが、
そうであってもなくても、学ぶことはとても多かったなと思います。

人生を振り返ってみるとアダルトチャイルドかについては、心当たりはかなりあり、
臨床心理士の先生に就いていただくことも考えたのですが、
自分でなんとかできそうな妙な自分への信頼があり、本を使ってみました。

それにしても、この分野ではご高名な西尾和美先生のこの本。



アダルト・チルドレン 癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法
クリエーター情報なし
学陽書房


16年間で20刷と増刷を重ねていらっしゃいます。

人財育成や組織開発の仕事をしていて、名著と言われる本の増刷数とは桁が違います。
これが私にとって衝撃的で、こんなに苦しんでいる人が世の中にいるんだとビックリでした。

そして、このようなアダルトチャイルド的な苦しみを持っていながら、
普通に仕事をしている人たちの生きづらさの理解が不十分な中で、
今後も研修講師や人財・組織に関するコンサルティングを続けるなんて無謀だっただろうなと
思いました。

仕事としての境界(バウンダリー)はもちろん大事なんですが、
継続的に関わるお客さまの異変に気づくには、あるいは気づいた後は、
致命的な状態に至らないように契約とは別に職業倫理上は最善は尽くしたいと思うのです。

もちろん、交流分析レベルでも理解やざっくりと推測はできていたつもりでしたが、
それは「つもり」でしかありませんし、それ以上理解するための介入も必要はないことが
大半です。

しかし、友人と話をしていて確信したのは、

組織のプロセスに関わる仕事をしながら、

「自分で自分から感じられないことを他者から感じられない」

その感情が自分のセンサーにないにも関わらず、人の感情に気づけるものかね。。。

って訳ですよね。

その為に、自分が何を感じているのか、フォーカシングすることや、
自由自在に思考を止めることができるよう、瞑想をするとか自分にはそういう訓練は

少なくともコンサルティングをプロセスコンサルテーションというスタイルに切り替えたり、
するかしないかわからない再婚の問題を考えていく上では、ある意味、通るべくして通った道だったのでしょう。

(必要な時に、必要なことが今、すごい勢いで押し寄せてきた)

その方法については、セラピスト、臨床心理士の方に助けていただくかは、柔軟にお力を借りながら、
最終的には「自分のことは自分でやる」という根深い信念に従って選び取ったものでした。

これは私にとって時に自分を苦しめる信念なので、微妙だったのですが、
今のところ大丈夫っぽい感じです。

自己信頼感に加えて、幾分、自己肯定感が増した感じがします。(ほんとか?)

完全に終わることはないのかと思いますが、峠は超えて45才のインナーチャイルドセラピーは
怒濤のように押し寄せ、なだらかに終息方向に向っています。

「アダルトチャイルドからの回復」という表現があるので、実際には回復のプロセスを歩んでいるだけで
ぴたっと終わることなんてないんでしょうけど。

本当の自分になる練習は続きます。。。

(実際には、家庭生活や仕事の中で人間関係、健康、経済を害する程度によって、
専門家の方と一緒に回復のプロセスを歩むことが大事です)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悲しみに向き合う | トップ | 香るオイルで »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

TA(交流分析)」カテゴリの最新記事