あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

一昨日の続きから

2015-06-01 | JAZZ
先週末の夜に起きた地震のために、折角のトーク・イヴェントは途中で終了となってしまいました。
そこで最後に紹介されたレコードは、バリー・ハリスの「at The Jazz Workshop」(RIVERSIDE 326)からの1曲でした。

当夜は中平さんからバリー・ハリスのDUGでのライブのお話しや、その時に撮影したフォトをいただきました。
そんなこともあり、自宅に戻ってから、久し振りにこのライブを聴いてみました。
今から丁度20年前の録音です。
「Barry Harris Live at 〝DUG〟」 enja CD 9097-2
     
 1. LUMINESEENE
 2. SOMEBODY LOVES ME
 3. NO NAME BLUES
 4. OBLIVION
 5. IT COULD HAPPEN TO YOU
 6. CHEROKEE
 7. ON GREEN DOLPHINE STREET
 8. I GOT RHYTHM - RHYTHM A NING
 9. EAST OF THE SUN
10. NASCIMENTO
BARRY HARRIS(p) 稲葉国光(b) 渡辺文男(ds)
録音 1995年5月29日 新宿DUG

ライブでは聴衆へのサービスも含めてスタンダードを演奏することが良くありますが、ここでも普段は取り上げない曲が入っています。
彼のプレイは自身のオリジナルもスタンダードも素晴らしいのですが、渡辺文男のドラムスがバシャ・バシャとうるさく感じられ、折角の雰囲気を壊してしまっています。
先のイヴェント会場で、御年89歳になるロイ・ヘインズの上手いドラミングが話題となりましたが、「日本のドラマーはうるさいだけで・・・」という話もありました。
そして、このライブの最後に収録されている「ナシメント」、
ハリスの作曲による傑作の一つですが、彼自身のメンバー紹介と共に、聴衆の手拍子、掛け声が入り、和気藹々としたライブ独特の雰囲気が良いです。

なおこのライブは、音質向上が図られ、完全版となって再発売されています。
そして、DUGのオーナーである中平さんの推薦盤でもあります。



もう1枚は、上記のライブと同じ「ナシメント」が収録されているアルバムで、CDとLPで発売されています。
LPは6曲と少ないですが、全曲ハリスのオリジナルで固められていて統一感があり、しかも大ジャケットの中の本人の表情が素適です。
「FIRST TIME EVER」 ALFA JAZZ ALJB-7502
  
1. UNO DOS TRES
2. FIRST TIME EVER
3. NASCIMENTO
4. K.G.
5. MOON SHADOW
6. TO WALTER DAVIS JR. WITH LOVE
BARRY HARRIS(p) GEORGE MRAZ(b) LEROY WILLIAMS(ds)
録音 1996年10月1&2日 Van Gelder Studio NJ

こちらは哀愁を帯びた美しいメロディーを持った曲が多く、それを本人が演奏することで一層輝きを増しています。
それに加え、ルディ・ヴァンゲルダー(RVG)の手により録音されているところにも興味が湧きます。
このアルバムは、これまでのRVGの録音に比べてソフトな仕上がりになっているように思えるのですが、曲のせいでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする