あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ウディ・ショーのムーントレインを聴く

2021-07-04 | JAZZ
ウディ・ショウの作曲したムーントレインが入ったアルバム

「THE MOONTRANE」 MUSE MR 5058
  
1. THE MOONTRANE
2. ARE THEY ONLY DREAMS
4. TAPSCOTT’S BLUES
5. SANYAS
6. KATRINA BALLERINA
WOODY SHAW (tp) AZAR LAWRENCE (ts, ss) STEVE TURRE (tb)
ONAJE ALLEN GUMBS (p, elp) BUSTER WILLIAMS (b) CECIL McBEE (b)
VIVTOR LEWIS (ds) TONY WATERS (cng) GUILHERME FRANCO (perc)
録音 1974年12月11, 18日

ウディ・ショーは、過小評価されている奏者の一人であると思いますが、オーソックスな中でもハードでアグレッシブな演奏をするこの人を、当初から注目していました。
難解なものが多い彼の作品の中で、タイトル曲である「THE MOONTRANE」は、テーマが3管のユニゾンで軽快に演奏され、しかもメロディが印象的で親しみやすいです。
この曲は、下記のラリー・ヤングの「UNITY」にも入っており、リーダー・アルバムの中では、1965年12月のデモテープが最初の記録であるからして、この曲はその当時に作曲された初期の作品と言うことになります。
このアルバムの印象的なもう1曲は、美しいメロディを持つ「KATRINA BALLERINA」で、3拍子を含む変調子の曲ですが、これも非常に軽快に演奏され、最初を受け持つウディ・ショウからスティーヴ・トーレ(tb)まで、ドラムスを除く全員のソロの受け渡しがあり、ここでのオナージは、エレピを弾いています。

このアルバムにはマッコイ・タイナーのマイルストーン時代に参加していた多くの人が名を連ねていますが、ピアニストであるオナージ・アラン・ガムスのプレイは、どちらかと言うとマッコイ・タイナーに似ているような気もします。
また、2人のべーシストが参加していますが、それぞれにソロ・スペースが与えられていることから、それぞれのプレイも楽しむことが出来ます。
全5曲は、ベースやコンガ、それにパーカッション等、リズムを強調した部分も多く、録音された1974年という時代における新感覚の演奏集です。

以下のラリー・ヤングの「UNITY」に収められている「MOONTRANE」は、ショーのアルバムよりだいぶ前に録音されていますが、このアルバムは、昨年念願叶ってモノラル盤を入手しました。
「UNITY」 BLP 4221
  
1. ZOLTAN
2. MONK′S DREAM
3. IF
4. THE MOONTRANE
5. SOFTLY AS A MORNING SUNRISE
6. BEYOND ALL LIMITS
WOODY SHAW (tp) JOE HENDERSON (ts)
LARRY YOUNG (org) ELVIN JONES (ds)
録音 1965年11月10日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする