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2つのグッド・バイ・マイ・ラブ

2014-03-01 | 演歌・ポップス
これまでず~と愛唱曲として聴いてきた「グッド・バイ・マイ・ラブ」
それは、アン・ルイスが18歳の時にレコーディングしたものでした。

先日、作曲家である平尾昌晃さんが、この曲について誕生した経緯を語っていました。
それによると、なかにし礼さんが17歳になったアン・ルイスに「ちょっとしっとりした大人の歌を歌わせたい」ということで、詩を書いて平尾さんのところに持ち込んだので、チョッピリ背伸びした大人の歌として作曲したのだそうです。
番組では演歌歌手の森山愛子が、平尾さんの前でしっかりと歌っていました。(彼女、上手いです)
  

こうなれば、アン・ルイスのオリジナルも聴いてみたいということで・・・
1974年、彼女18歳、6枚目のシングルです。
作詞 なかにし礼 作曲 平尾昌晃 ビクターレコード SV - 2408
 


ところが、この曲より2年前に、もう一つの「グッド・バイ・マイ・ラブ」が誕生していました。
それは岡崎広志さんの自作・自演によるものです。
この岡崎さん、1935年広島県生まれで、1960年に東芝よりレコーディング・デビューし、歌えて吹ける(サックス奏者)新人として注目され、多くのジャズ・アルバムにも参加しています。
スタジオ・ミューシャンとしても活躍され、「11PM」のテーマソングにおけるスキャット・ボーカルはよく知られていて、コマーシャル・ソングの収録についても400曲以上あるということです。

この曲は1972年、岡崎さん37歳の作品で、You Tubeでは本人の歌を聴くことができますが、レコードは見つからなかったので、ここでは男女2人のアルバムを掲載しました。

最初は朝丘雪路姉さん
作詞 柴野未知 作曲 岡崎広志 CBS ソニー 06SH 386
  

続いて敏いとうとハッピー&ブルー
作詞 柴野未知 作曲 岡崎広志 TRIO 3B - 139
  
2人は一ケ所だけ歌詞を替えて歌っていて、アン・ルイスと比べると、ぐっと大人の歌になっています。

この2つの「同名異曲」、英語で書くとスペルは同じなのですが、日本語ではそれぞれ区切るところが異なっています。
それは兎も角として、いずれも名曲で、しかも素敵な歌です。


そして、この曲を作った岡崎さん、
サーカス、ハイ・ファイセットなどの歌唱指導やレコーディング指導も行っていて、82年にはステージネームを「岡田愛詩」と改名しています。
また1971年10月、渋谷の日本楽器が開店5周年を記念して作った「街を歩こう」というEP盤では、バックに早々たるメンバーを従えて歌っていました。
   

*このコーナーで森本英世さんのソロを敏いとう、及び柴野未知さんを岡崎さんのペンネームと記していましたが、読者の方から間違いを指摘されました。
 ここにお詫び申し上げ、誤り部分を削除いたしました。

コメント (2)
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