あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ペギー・リーとその信望者が歌う “フィーバー”

2014-03-17 | JAZZ
ペギー・リー(Peggy Lee) 本名ノーマ・デロリス・エグストローム(Norma Deloris Egstrom)
1920年5月26日 - 2002年1月21日 ノースダコタ州ジェームズタウン生まれ

ペギー・リーのライブ・アルバムを取り上げてみました。
「BASIN STREET EAST」 CAPITOL T1520
  
 1. DAY IN - DAY OUT
 2. MOMENTS LIKE THIS
 3. FEVER
 4. THE SECOND TIME AROUND
 5. Medrey
   ONE KISS ~ MY ROMANCE ~ VAGABOND KING WALTZ
 6. I GOT A MAN
 7. I LOVE BEING HERE WITH YOU
 8. BUT BEAUTIFUL
 9. THEM THERE EYES
10. JUST FOR A THRILL
11. YES INDEED
PEGGY LEE(vo) JOE HARNELL(p) MAX BENNETT(b) CHINO POZO(Perc) 
Stan Levey(ds) and Others  録音 1961年2月9日、3月8日

ペギー・リーは作詞、作曲の他、女優もこなす才女で、1952年から4年間はデッカ・レコードと契約していた時期がありますが、大半はキャピトル・レコードからのリリースです。
デッカ時代には、最高傑作と言われる「ブラック・コーヒー」(53年及び56年月録音)があります。
またキャピトル時代になってからは、ジョージ・シアリング(p)と共演した「ビューティ・アンド・ザ・ビート」(59年録音)のライブ盤が、名盤として良く取り上げられています。
今回の「ベイジン・ストリート・イースト」は更に2年後に録音された、これまたライブ盤ですが、リトル・ウィリー・ジョンのヒットソングであるフィーバー(Fever)のカバー・バージョンが入っていることもあり、時々ターンテーブルに乗っています。
私の持っているものはモノラル・レコードですが、曲の流れはスムースで、彼女の息遣いまで聴こえる生々しさがあり、おしゃべりと拍手で聴衆との一体感が良く出ています。
お目当てのフィーバーは、ベースとラテン・パーカッションだけの伴奏ですが、歌が始まるや否や大きな拍手が沸き起こり、皆さんがこの曲を待っていたことが良く分かります。
この曲、なんとエルヴィスも歌っていますよ。
ペギー・リーが一つのピークを迎えていたのは、上記のアルバム時代だと思っています。


そしてペギー・リーの信望者として、また自らベースも弾くという、オーストラリア出身のもう一人の女性アーティスト「ニッキ・パロット」、姉のリサ(reeds)と共に、現在ニューヨークを中心に活躍していますが、日本では2008年のヴィーナス・レコードからのものが最初のリリースとなっています。
今回取り上げたアルバムは3枚目となりますが、その名も「ブラック・コーヒー」です。
「BLACK COFFEE」 VENUS VHJD-41
  
2009年12月17日-19日 NY録音

こちらはCDとLPの両方で発売されていて、CDは15曲(LPは10曲)入っています。
2010年4月に発売され、当時SJのゴールド・ディスクとして取り上げられ、詳細のコメントがありましたので、それを掲載しました。
  

私自身、アナログ音が好みなのでLPのほうを良く聴きますが、そのB面となる1 ~ 2曲目が「ブラック・コーヒー ~ フィーバー」という流れになっていて、フィーバーでは最初の1コーラスを自身のベースのみで歌っています。

このアルバム、歌、録音、ジャケット共に◎◎◎で、お勧めです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする