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「グレイト3」の2枚

2014-03-20 | JAZZ
菊池雅章・富樫雅彦・ゲイリー・ピーコックの「ポエジー」から22年の歳月が経った1994年、この当代を代表する3人のミュージシャンが「グレイト3」として、再びレコーディングする機会がやってきました。
この時点でピアニストの菊池雅章は、ゲイリーと「デザート・ムーン」を結成(1990年)し、ドラマーにポール・モチアンを加えたトリオで活動していました。
一方のゲイリーは、キース・ジャレットとのスタンダーズのメンバーでもあった訳です。

そしてレコーディングされたのが下記のアルバムです。
「GREAT 3 Begin the Beguine」 AEOLUS AJCD-5002
  
録音 1994年4月1日、2日 音響ハウス
プロジェクト・ディレクター:亀山信夫  レコーディング・エンジニア:及川公生

このレコーディングに関する諸事情は、評論家の悠 雅彦さんが書いています。
   


また、上記のレコーディング3日前、スタジオに入る前の準備運動?ということで、同メンバーによるライブ演奏の模様も記録され、上記のアルバムに続いて発売されています。
「GREAT 3 Tennessee Waltz」 AEOLUS AJCD-5003
   
録音 1994年3月29日 東京・新宿ピット・イン
プロジェクト・ディレクター:亀山信夫  レコーディング・エンジニア:及川公生

こちらのレコーディングに関する諸事情は、山口 孝の「ジャズ・オーディオ宣言」にも記載がありました。
   

この2枚、スタジオ録音盤は、テーマが主体となりアドリブ部分は極力凝縮されていますが、ライブ盤は正反対に、たっぷり時間を使って演奏が繰り広げられていて、好対照な内容となっています。
解説の中でも語られていますが、この2枚は「フリーに非ずしてフリー」という言葉がぴったりです。
加えて「音」が素晴らしいです。

コメント
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