あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

荒城の月

2013-09-21 | JAZZ
地球から一番身近なところにある天体 『月』
今年の9月19日は、旧暦(天保暦)でいう8月15日となり、「中秋の名月」でした。
当日の夜、私は異国でこの月を眺め、カメラに収めてきました。
     
 

そこで、この「月」に関する曲の中で、明治34年(1901年)に中学校唱歌の懸賞の応募作品として作曲された滝廉太郎の「荒城の月」を取り上げてみました。
以下は、これをジャズ化したセロニアス・モンクのアルバムです。

「MONK / STRAIGHT, NO CHASER」 COLUMBIA CS 9451
   
1. LOCOMOTIVE
2. I DIDN’T KNOW ABOUT YOU
3. STRAIGHT, NO CHASER
4. JAPANESE FOLK SONG (荒城の月)
5. BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP
6. BLUE SEA
7. WE SEE
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts) ARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)  
録音 1966年11月14日、15日、1967年1月10日

セロニアス・モンクは1963年、66年、70年、71年と4回来日していますが、66年5月の来日の際に「荒城の月」のメロディーが気に入り、帰国の機内でず~~と聴いていたそうです。
そして翌年1月に「Japanese Folk Song」として録音しています。
レコードに収められているこの曲は、ピアノがテーマを1コーラス、チャーリー・ラウズのサックスが加わったカルテットで更に1コーラスが演奏された後アドリブに入り、カルテットで6コーラス、ピアノ・トリオで5コーラスの後、再びカルテットに戻り4コーラスが演奏され、所要時間は10分40秒ほどです。
しかしLPでは収録時間の関係から、数コーラスがカットされています。

一方CDのほうは完全盤となり、最初のカルテットのアドリブが6から7コーラスになり、5コーラスのピアノ・トリオのアドリブの後は、ベースの3コーラス、ドラム・ソロの2コーラスが追加され、所要時間もおよそ16分40秒になり、6分近く長くなっています。
またベース・ソロの3コーラス目は、メロディを弾くサービスも付いています。

「MONK / STRAIGHT, NO CHASER」 SONY RECORDS SRCS 9200
 

ピアノもサックスも、アドリブで大きな変化を付けていないため、原曲に忠実で、非常に分かりやすい演奏になっています。
この曲をお聴きになるなら、フル・バージョンのCDをお勧めします。
但し、現在は廃盤となっていますが・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする