掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

蔵見学 木下酒造編3

2012-03-16 09:30:01 | 出来事
次に我々は、これから大吟醸の袋吊りが行われるという事で、仕込蔵の方に移り作業を拝見いたしました。仕込蔵に行くと、袋から滴り落ちたお酒を受ける小ぶりのタンク(下写真中央の銀色のタンク)と、斗瓶(右下の木箱に入っている瓶)などがおいて有りました。
袋吊り作業は、大吟醸の醪(まだ米・米麹が混ざった状態の白濁しているお酒)をタックの中からからホースで抜き取り、下写真のタンクに吊るしている数十個の酒袋の中に入れて行きます。
そうして酒袋から滴り落ちたお酒だけを、集められるのが袋吊りといわれるお酒です。下写真はその滴り落ちるお酒を受けている画像です。初期荒走り状態のまだ白濁したお酒が垂れ口から流れ出ているのがご覧いただける事と思います
その後、斗瓶がセットされこちらに取られて行きます。
その後、居間に戻るときき酒の準備が整っておりました。全て新酒23BYの原酒ばかりです。今年の玉川のお酒の印象は、例年の通り玉川らし芳醇で旨味の広がりを感じますが、重厚すぎず昨年よりいい意味で軽快に成り、中盤以降のキレがよくスムースでバランス更によくなった感じです。
個人的な印象では、生でも十分素晴らしいのですが、火入れ熟成はさらに真価を発揮しそうな予感です。いつの日か火当ても出荷に成る事と思いますが楽しみにしたいものです。

2泊3日の蔵仕事&蔵見学ツアーは、これを持ってすべての日程を終え、我々は帰路に着きました。
今回お邪魔致しました4つの蔵元様、お忙しい中快く受け入れて頂き大変感謝をしております。この場を借り御礼申し上げます。
これからも皆様が醸された素晴らしいお酒を、お客様にお勧めして行きたいと思います。

お客様もどうかお楽しみにしておいてください。    おしまい・・・・。



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2 コメント

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Unknown (山賊)
2012-03-16 14:55:18
3日間本当にありがとうございました。

爆笑トラブルから始まり、最後まで楽しいツアーでございました。

また、来年も宜しくお願いします。

あっ!そうそう、中身のない反省会をしないといけませんねー。


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Unknown (掛井酒店⇒山賊殿)
2012-03-16 18:14:55
こちらこそ、長時間の運転{車}{ため息}ご苦労さまでした。
来年は、少しでもご負担のないよう分担して行きましょう。

しかし今年のツアーのスタートのトラブルで、暗雲が立ち込めましたが、とっさの判断により、事なきを得ました。
もしこれで扱けていたら・・・・・{げっ}と思うと冷や冷や{汗}ものでした。

来年はそんな事が無いように、やはり{ハロウィン}スカスカ反省会をしなければと思います。
来週辺りやっちゃいましょうかね~{ピース}
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