西條鶴 蔵見学（完結編）

蔵見学をしている間に、お昼に成りました。
こんなに沢山で蔵にお邪魔したにも拘らず、伊野本様の奥様が、なんと昼食のご用意をして頂いていました。
一同は蔵に隣接した、昔母屋として使われていた棟の客間に通されました。
程なく、伊野本取締役の奥様が「本日はよくお出で下さいました。簡単なもので申し訳ありませんが・・・・」と仰りながらお料理を運んで来て下さいました。
お料理は奥様のお話とは裏腹に、とても素敵な美味しいお料理の数々でした。
先ずは蔵元さんらしく豚肉ベースの上品な味わいの「粕汁」・ご飯は社員の原さんの実家で作られた美味しいご飯。

それに鶏の唐揚げや、飯泥棒の切干大根の煮物に自家製梅干。

そして、これまた酒蔵らしく美味しい大根の粕漬け（奈良漬）
とても美味しく頂きました。

思い掛けず、昼食を頂きお陰さまでお腹も一杯に成った面々は、午後からの「モト摺り（2番摺り）」に向かってまた蔵の二階に集合を致しました。
今回の「モト摺り」のペアーはFだ様＆Sずき様

そして、Sぶき様＆Aずみ様です。
今回のモト摺りも3分を2セット。たかが3分と侮る事無かれ・・・・・眺めているとすぐなのですが、やってみるとこれが結構長く感じるのです。

この後蔵の方だけで3番摺りをされ、摺り下ろした2つの半切りの「モト」を1日置き、翌日その半切りを一つに合わせていよいよ「酒母造り」に成ります。皆さん本日の作業で思い入れも出来、行く末が気に成っているようです。蔵も近いので、私も時間を見て覗きに言ってこようと思います。またちょこちょこご報告致します。

という事で、とても貴重な経験をさせて頂きました。伊野本様ご夫婦を始め宮地杜氏様・蔵の皆様、本当にお世話に成り有難うございました。酒造期も佳境に入り、もう一月ちょっと・・・・事故無く無事に素晴らしいお酒が醸せますよう、心よりお祈りしております。