まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

日曜日の図書館は人がいっぱい

2014年10月20日 | Weblog

だったのです。

一週間くらい超過してしまった本を返しに行ったわけだ。

メソアメリカと呼ばれる、インカやなにやら、「インディオは人間なのか」とかいう。

書名の本で。

つまり、スペインの新大陸進出、レ・コンキスタだったか。

早い話が、金銀財宝を奪い取りにいった、南米というか中米というか。

そこの住人は、果たして人間だったのか、みたいなやつですが。

結局、書名だけ眺めてよし、という感じだったな。

ま、人間ってのは、なかなか、えぐいことをやってきた、というね。

そんな類いのことを、白人が書いている本でしたが。

それにしても、日曜日、ってのは、あんまり行ったことがないので。

大勢の人が、いろいろと調べ物をしている姿がね。

あったのでした。

妻も同行して、彼女は、なにやら、絵画の本を借りたな。

それにしても、毎月、どのくらいの本が、この図書館にやってくるのか。

膨大な数なんだろうね。

モノの本によれば、全国の図書館で採用される本、というものがあるらしく。

それだけで、ペイできる、なんて本もあるんだろうな。

なんとか学だったり、なんとか論だったり、なんて考えると。

アカデミズムの世界ってのに、それなりの位階というのか、順序というのか。

どこの先生の弟子で、なんていうのね、ありなんだろうね。

人気とは無縁な、しかし、基礎的な学問、というようなウタイでは。

そういう救援システムがないと、メシを食えませんしね。

かといって、自分の研究費は自分で稼げ、じゃ、それこそ、巨大な資本へ傾斜しちゃうしね。

なかなか、悩ましいものではあります。

今朝の事務所は、20度を切っている、車は14度だったけどね。

秋深まる、という感じだね。

来月の始めは、わが社の旅行だけど、さぞかし、紅葉がきれいだろう、と。

勝手に踏んでいるんだけど。

若い時分は、サクラだの紅葉だのは、なかなか、気がいかなかったのだけど。

うまくできているというか、だんだん、季節の移り変わりを楽しめるようになり。

歳を重ねる、というのも、捨てたものじゃありません。

この間、諏訪への旅で、彼の地の、古い神様の具合に触れてきてね。

諏訪大社のご神体、ともいわれる守屋山、その麓に生きてきた、神長(じんちょう)という。

神官の守矢さんと大和政権の真っ只中にいて、結局、失脚した物部守屋さんとの関係がね。

どうなっているんだろう、という関心が、続いていて、昨日の図書館行きもその一つではあったんだけど。

なんだろうね、この関心の向きってのは。

諏訪神の来歴がわかれば、日本がわかる。

なんてことを、諏訪を研究している方はおっしゃるらしい。

たしかに、なかなか、複雑な様相なので。

それもありかも、です。

だいたい1000m前後、あるいは、それよりもかなり高い標高だと、津波やらは。

大丈夫だっただろうし、火山の噴火もなく、ということで。

古いものが、地名やらなにやらに、残されているのかもしれず。

富士山のまわりにある、という300の浅間神社も、冨士講の隆盛もありはしても。

その土地に根付いていた、官許でない、土着の信仰のなせる技、とも言えて。

今は、ほんとに世の中、変わるのが早いよね、というような感想ね。

おじおば会では、いつも、おばたちの口から出る科白だけど。

時間の長さ、切り分け方はあるにしても、いつの時代も、変わっていたんだろうな。

というような、そんな気分にしてくれるのが、ふるきをたずね、というやつでね。

なので、あたらしきをしる、に続くんだね。

と、勝手に思っているんで、古代への旅は、未来を切り拓く仕事なのです、と。

そういうわけで、秋深まる今日を、お楽しみくださいませ。

 

コメント
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