まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

遠隔操作

2006年02月19日 | Weblog
今晩、9時から、「食いたん」という番組、HDDに録画しといてくださいませ。

と、川崎にいる、娘から、妻にメールが入ったそうだ。

妻に言われて、僕が予約録画する。

流れるようにスムーズな、共同作業、でしょ。

少し前、その日だったか前日だったか、どうしてるかな、と妻が、ぽつりともらしたんだっけ。

元気でやってるよ、という挨拶がわりの、娘からの遠隔操作。

リモートコントロール、というやつ。

うわさをすればかげ、というし。

そう考えれば、きっと、楽しいことだらけだろうな、気づいてないだけで。






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紫のチューリップ

2006年02月19日 | Weblog
何日か前から、奥さんの荷造りが始まる。

そのとき、一度、かれから、夜の電話があった。

さびしいから飲んでいるので、一緒に飲んでください、と。

そのときは、もう寝ているから、近いうちに、と断ったのだけれど、今回は、実際に、荷物と一緒に、奥さんと娘さんが消えていた。

かれと一緒に飲む。

数え上げればきりがないほど、理由はあるのだろうけれど。

オレ、弱い人間だから、ひとりじゃ、さびしくて、どうしようもないよ。

20年前、駆け落ちのようにして、年上の奥さんと二人で、本土に渡ってきた、かれがいう。

でも、おまえ、がんばってきたよ、娘さんも成人したし。

さっき、家に帰ったら、家電ふくめ、なんにもなくて、あるのは、ゴミの山なんだよ。

そういえば、よくわかんないけど、お勝手に、花があった、女房は、そんなことしたことないのに。

紫のチューリップだかバラだか、三本かな。

妻に、ネットで検索してもらうと、紫のチューリップ、って、永遠の愛、という花言葉なんだってね。


男の中の男、を演じてきたかれ。

かたや、女のなかの女、を演じてきた、年上の奥さん。

そんなもの、はじめから、ないんだけど。

寂しいときはさみしがりゃいいよ、なきたいときはなきゃあいいよ、という気持ちで、かれとお酒を酌み交わした。

お互いに、歯車を、ほんのすこし、どちらかに回せば、気持ちよくまわったのにな。


今晩、かれは、紫のチューリップと眠りにつく。











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