こころ、ありき

こころがからだを動かす。

この間、気功の先生に教わる。

例えば、仰向けに横たわる。

体の最下部に意識をおいてください、と。

横に置いた手の、最先端の指先を意識して。

伸ばした足の最先端の指先を意識して。

で、先生が、足を持ち上げる。

すると、体が一本の棒のようになって、持ち上がる。

よく、マジックでやるような感じ。

からだに気が通る、ということらしい。

聞いただけだと、そんなばかな、なんだけど、実際、自分のからだがそうなると、納得する。

そのほかにも、頭の上に手を置いて、と言われる。

それで、引っ張ると、簡単に手が離れてしまう。

では、頭が痛い、痛い、と思って。

すると、手は、頭から、離れない。

ほんと、おもしろいものです。

先生曰く、いやいや、おもしろい、というより、奥が深いんです、だそうです。

世代

高1の息子のところに、3人、泊まりに。

成人式をやったばかりの息子のところに、1人、飲みに来る。

オヤジは、2階で、寝ている。

うるさく、騒がなければいいけどな、なんて、階下の母親を気にしながら。

でも、自分が友達を連れてきて飲むときは、午前様で、ワイワイ、大きな声で、テンション高いんだけどな、よくよく、考えてみれば。

いつの間にか、三つの世代が、それぞれに、存在の光りを輝かせている。