総タイトルに、その事案を書いて居る現象とは、私が非常に関心がある問題です。いくつかネットから、それに関連する記事を拾って居ます。最後の記事が、重要な情報が入って居ます。
ともかく、東大という、国民が信頼するし、尊敬する筈の場所で、異常な事態が起きて居ます。
但し、親戚中に、教職について居た人が多い(しかも大正時代から)我が家では、学校内部は、それほど、神聖なものでもないと、言うのは、噂話で、何時も出てくるテーマだったし、短期間ですが、東大に勤務していた私は、それも、感じて居ました。ただし、自分が勤務していた講座だけではなくて、学術会議主催の、汎太平洋学術会議というのにも、末端の裏方の一人として、かかわったので、
杉田水脈 VS 伊藤詩織-----杉本博司、中谷共二(+遺児二人)、白井達雄、大原光孝・・・汎太平洋学術会議(1967)猿橋勝子
2020-10-01 03:43:34 | 政治 の、副題αに其れが書いてある。
一講座だけではなくて、たくさんの東大・人・に接しわけです。が、結構、色々あって、と、言うのは、知っている事ですが・・・・ともかくにして、
これは、非常に困った問題です。なぜ、そういう事が起きるかを、まだ、書くことができませんが、ともかく、これは、取り上げておきたいです。******罫線以下の文章は、まだ、整理できていない、コピペ作品ですが、注目すべき話題だと、言う事は確かなのです。
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これは、やまゆり園事件で、47人もの殺傷は無くて、かつ、19人は死んでいないのに、無記名、で、裁判を行ったと、言う恐るべき、法曹界の闇に続く、恐ろしい事態です。
前報
大勢の人が語り始めた、菅新総理大臣の恐怖政治。年金を廃止してしまうかもしれないそうだ。白石隼男さん初登場
で、私は、東大が学債を発行するニュースを、オンラインであh、見つけられない(6日の事)ので、
この東大が、学債を発行するニュースとは、ためにするニュースであり、
その本当の目的とは、銀行マンとして、今、最高に権力があるらしい、紳士(白石隼男氏)の名前を、秘匿するための脅かしではないかと、いっています。その名前は、伏せ字で、書いて居ました。というのは、その紳士は、私と、1966年、国際基督教大学を卒業していると、言う同期の人なのですが、2005年ごろ、(今から、15年前ですが)、私の北隣の土地を、相場よりも、1,3000万円安く、石井秀樹・あずさ夫妻に、藤本悌子さんから、売り渡す様に、三菱銀行鎌倉支店・支店長を、指導したのではないかと、思っているわけです。それは、間接的には、私に対しての攻撃になるのです。
私側の私道部分の土地が、コンクリート詰めにされて、実際上34年間にわたって、使えなくされた、その証拠を隠滅する家と、石井秀樹邸が、なるからでした。そう言う家を建てるにあたって、「相場より格安で、土地を提供しますから」、とか、「テレビ取材をして、テレビ東京で、特番で、放映しますから」と、言う、甘い、甘い、誘惑があったうえで、導入が行われたと、推察しているのです。
私は最初、藤本禎子夫人は、鎌倉駅近傍(最も近い場所=東京よりホーム最先端から、それが見える場所)で、広大な、駐車場を経営している大金持ちなので、それで、この土地を、とても安く売ることを了承をしたのだろうと、そういう風に考えて居ました。しかし、9月17日以来、数回にわたって、その家は、持ち主夫婦が家にいないのに、電気がついて居るし、それを、私が問題にすると、突然に、石井秀樹・あずさ夫妻ではない人間が、家の中に入って居る様になったのです。
電気というのは前田家の天井灯、及び玄関灯、西隣の白井達雄・小野寺夫人(夫婦別姓である)夫妻の二階のペンダント灯と、常に、攻撃用材料として使われているのです。時には東電のサーチライトが午前二時から午前四時まで、我が家を照らしたことがあります。
彼等は、合いかぎを警察が作って、自由に侵入することを許可していると、理解しました。しかも、17日以来、何度も行われています。
あの家が、警察の特殊部隊(=CIA側エージェントの来)に合いかぎを渡しているとは、17日の夜8時から、9時半ごろまで別人が入って居て、夜10時過ぎには、ご本人たちが急遽帰って来たらしい(それは、私がパソコンの下書きで、書いたからです。私は、敵さん達に、小ばかにしないでおくんなさいと、言う意味で、時々ですが、彼等がやっている秘密裏の、攻撃の内、わかっていることを下書きとして、パソコンで、書いて居ます。全部ではないのですよ。だけど、特筆すべきことがあって、それらは、書いて居ます。
夜は、高速も一般道もすいているので、神楽坂から車なら、悠々一時間半で、鎌倉雪ノ下まで、来ることができるでしょう。 電車でも、一時間半で、来ることは可能かもしれません。車で、新日本橋まで来て、駐車場に入れて、あとは、横須賀線を利用すれば。そして鎌倉駅から、徒歩10分をタクシーで、五分に縮めれば、さらに、短縮できます。
その家は、360度ガラス張りなので、夜は中が丸見えです。しかし、その家には、特に南の道路側(それは、我が家側でもある)には、スクリーンが下がって居ます。しかし、薄めのものなので、中に電気がついて居ると、中が丸見えです。しかし、其の家の、構造を、しっかりと理解をしていない警官たちにとっては、中からは、外が見えないので、安心しているのか、最初の火には、動き回っていたので、体格(背の高さとか、体重)が、違うとか、洋服の好みが全く違うとか、私には別人であることがよ・お・く、判りました。
でね、そこから、数日後、又、何度も同じことが繰り返されるのですが、最初の文章
北隣のドリームハウスに、真夜中、別人が入って居ると見えたが?・・・警察が、点灯や消灯を支配している家がこの谷戸には三軒ある△
北隣の家は設計家の予想を超えるレベルで中が丸見えで…そこから、CIAが人間をどう篭絡し使役して居るのかも丸見えだった
二つで、少しは反省したのか、全身が見えない場所で、しかもマスクをつけて、文書をめくるという形の、仕事をしているふりをしているのです。恥ずかしい演技です。だって、あの夫婦が、居間で、仕事をしているのなんか、見たことがありません。いつもテレビを見ているだけです。又は、ご飯を食べているかです。これは、夜の話ですよ。昼間は、中が見えないので、どういうお客が来ているかとかは、わかりません。が。それにだれが、自宅でマスクをつけますか? これは、別人であることを秘匿できると安易に考えて居るから、つけていたのでしょう。
特に夜は、スクリーンの外は見えません。外からは、明るい中が見えますが、あの家の構造をしっかりとは、把握をしていない警官たちは、自分が考えた当人らしい格好と、姿勢と、行動様式を取るのですが、全く、ご本人たちとは、違うのです。
で、そういう経験をした後で、よく考えると、ご本人たちがいないのに、あの家に、点灯されている日は、前から何度もあったのです。私は、それを、本宅ではないものの、存在感を示しておきたいと、願うあの夫婦が、スマホなどで、スイッチを入れるのだと、思って居ました。しかし、警察がスイッチを、入れるのかもしれません。警察は、我が家の天井灯も、暗くしたり、明るくしたりする脅かし行為を、しょっちゅうやってきますのでね。ほかの家の、電灯を、つけたり消したりも自由自在かもしれないのです。
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警察は我が家の合鍵を作って居て、自分達でも使うのですが、ご近所住人安野忠彦・智紗夫妻と、大原光孝に渡していて、留守の間(特に夫婦で、泊りがけで、留守をするときで、ホテルなどのインターネット予約をしているとき)は、侵入をさせて、自由自在のいたずらと、盗みをさせます。この間白内障の手術を受けるために付き添いが必要で、夫婦そろって、医院の近くのホテルに泊まったのですが、その間にも、あれこれ、やられました。
ものすごい事をやられています。でね。花輪夫人というご自分も元都庁勤務だし、ご主人は、都庁で、局長クラスだったと、言う女性が、いつも、安野夫人の洗浄化に駆り出されるので、とうとう、実名をさらしたと、言うわけです。
内閣、官房機密費から、2,3000万円の差額の補填が、藤本禎子夫人側に提示されて、それで、石井秀樹梓夫妻は、鎌倉駅まで、若い人なら、徒歩10分で到着できる土地47坪を、たった、1000万円で、手に入れることができたのではないかと、言って居ます。
しかし、間接的には、敵側の一人として、協力をした白石隼男氏ですが、直接的に、意地悪をしてきたことはない人なのです。
そして、それは、8日には、復活し、オンラインでも、
東大総長の選考、録音を消去 学内から批判の非公開会議
10/5(月) 23:03配信
東京大学の総長選考会議事務局が、選考過程の録音データを消去していたことが関係者の話で分かった。2日に決まった総長選考は、多くの教員が不透明さを批判する異例の展開になり、東大幹部や財界人らでつくる選考会議側が過程の検証を約束していた。検証の正当性が問われる可能性がある。 【写真】東大の新総長に選ばれ、記者会見に臨む藤井輝夫副学長=2020年10月2日午後3時7分、東京都文京区、加藤諒撮影 五神(ごのかみ)真総長の任期満了に伴う総長選考では、来年4月からの次期総長に藤井輝夫副学長(56)が選ばれた。 消去されたのは、選考会議が9月7日に、藤井氏を含む3人に総長候補を絞り込んだ際の非公開のやりとり。別の有力候補を恣意(しい)的に外したのではないかとの批判が学内から出ていた。 2日の会見で選考会議議長の小宮山宏元東大総長(三菱総合研究所理事長)は学内から批判が出たことを踏まえ「いろんな意見をいただいたのは事実。問題点は第三者の意見も十分反映したうえで検証する」と語っていた。
朝日新聞社
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記事
東大新総長選びに「疑問」 ノーベル賞梶田氏らが要望書
2020年9月25日 19時22分
現在進められている東京大学(五神〈ごのかみ〉真総長)の新総長選びのプロセスに疑問があるとして、ノーベル物理学賞受賞者で東大宇宙線研究所長の梶田隆章氏ら学部長や研究所長の有志が、東大の総長選考会議に対し、説明を求める要望書を送ったことが25日、わかった。
24日付で要望書を送ったのは、梶田氏のほか、法、文、医、薬の4学部の学部長や地震研究所長ら15人。
東大の総長選びは、小宮山宏・元総長が議長を務め幹部教員や財界人らでつくる選考会議が、第1次候補者の中から3~5人の第2次候補者を選定。2次候補を対象に教員らの意向投票が行われ、その結果も参考に選考会議が決める。すでに3人の2次候補が選ばれ、30日の意向投票を経て10月2日に新総長が決まる。
要望書は、選考会議が2次候補を選んだプロセスに疑問を抱かせる情報があるとして、「公平性・透明性に大きな問題がある」と指摘。「このような事態では、意向投票の意義が損なわれ、新総長と本学構成員との間の信頼関係を築く基盤が失われないか心配」として、安心して投票できるように、疑問点について今月28日までに説明するよう求めている。
今回の総長選考をめぐっては、東大の理事経験者の有志も25日、2次候補の選定理由を学内外に十分に説明するため、意向投票の延期などを求める要望書を選考会議に送った。
五神総長は来年3月31日に任期満了を迎え、新総長は同4月1日に就任する予定。東大は取材に「要望書については現在協議中だ。総長選考は定められたルール・プロセスで審議を続けており、新総長決定後の記者会見で、選考結果・選考理由・選考過程については公表する予定だ」と回答した。
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異常、朝日新聞デジタル
「学問の自由掘り崩すのか」 学術会議問題、抗議広がる
2020年10月6日 21時42分
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NHK オンラインより
東大総長選考 “透明性や公平性に疑義” 複数の教授が質問状
2020年9月23日 12時33分
東京大学で進められている次の総長の選考について、複数の教授が連名で、「経過の詳細が公表されておらず透明性や公平性に疑義がある」として、質問状を出していたことがわかりました。
東京大学では現在の五神真総長が来年3月末で任期満了となるのを前に、ことし4月から次の総長の選考が進められています。
この選考過程を巡り6人の教授が選考会議の議長あてに、質問状を出していたことがわかりました。
質問状ではことし4月の内規の改正で、それまで「5人程度」だった最終的な候補者の人数が「3人以上5人以内」と変更され、今回3人となったのは多様性を欠いており選択肢が狭められていると指摘しているほか、3人の候補者の氏名を学内にしか公表していないことなどについて、「透明性や公平性に疑義がある」として、説明を求めています。
前回6年前の総長選考では、最終的な候補者5人が決定した段階で氏名と詳しい経歴がホームページで外部にも公表されていました。
質問状に対し、東京大学の選考会議からは、最終的な候補者の氏名や選考の理由などは、学内で投票が終わったあとの来月2日に公表すると23日付けで回答があったということです。
質問状をまとめた東京大学大学院の田中純教授は「選考過程を外部に可視化している大学がある中、東京大学の選考は透明性を欠いており、改善すべきだ」としています。
東京大学は取材に対し「今回の選考プロセスは学内の意見も確認しながら時間をかけて審議・決定してきました。公平性、透明性は担保されていると考えています」などとコメントしています。
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Excite news より
「いったい誰が土下座するのか」東大総長選をめぐるドロドロの権力争い
2020年10月2日 06:15
官学の雄・東京大学の総長選が揉めている。候補者の選考過程に疑義があるとして、学内の研究所の所長や学部長などが連名で質問状を出す異例の事態となっている。いったい何が起きているのか。チーム「ストイカ」を率いる阿部重夫氏が深層をリポートする――。
■どの報道も「誰と誰が対立しているのか」が抜けている
「隔靴掻痒」とはこれを言う。東京大学が6年に一度の総長選で、何やら大揉めなのはお聞き及びかもしれない。9月半ばからテレビや新聞で「選考過程をめぐって質問状や要望書などが相次ぐ異例の事態」(NHK)が報じられているからだ。しかし、どのメディアの報道も誰と誰が対立しているのか、という肝心な構図が抜けている。
テレビドラマ『半沢直樹』の人気は敵役にある。大和田常務、伊佐山部長、簑部幹事長らを演じる名優、怪優が悪党ぶりを競った。さて、こちらの令和版「東大紛争」の敵役は、三代前の第28代東大総長で現三菱総研理事長の小宮山宏氏である。今回は総長選考会議の議長として選考過程を牛耳った。それに対し、学内から猛反発が起きているのだ。
東大の総長選は、代議員会(予備選)の投票で選ばれる学内候補者10人程度と、学外の委員からなる経営協議会が推薦する2人程度、計12人程度の「第一次総長候補者」から選ばれる。第一次総長候補者は、学内8人、学外8人の計16人で構成する「総長選考会議」で3~5人の「第二次総長候補者」に絞り込まれる。
「第二次総長候補者」が決まると候補者の氏名が公表され、全学の教授会構成員(教授、准教授、教授会を構成する講師)による意向投票(本選)が行われる。通常はこの本選で過半数を得た候補を、総長選考会議が「総長予定者」として決定。文部科学大臣に上申して任命してもらう(編註:記事末尾で「東大総長選の仕組み」を図解)。
■7月7日の「予備選」で選ばれた11人の氏名
本来、代議員会(予備選)の投票で選ばれる候補者名は非公表だが、今回は教員有志がその氏名を公表している。7月7日の予備選で選ばれたのは以下の11人だった。
相原 博昭 :大学執行役・副学長、元理事・副学長、元理学系研究科長
石井 洋二郎 :中部大学教授、元理事・副学長、元総合文化研究科長
大久保 達也 :理事・副学長、元工学系研究科長
太田 邦史 :総合文化研究科長
梶田 隆章 :宇宙線研究所長(ノーベル物理学賞を受賞)
佐藤 岩夫 :社会科学研究所長
白波瀬 佐和子 :理事・副学長、人文社会系研究科教授
染谷 隆夫 :工学系研究科長
福田 裕穂 :理事・副学長、元理学系研究科長
藤井 輝夫 :理事・副学長、元生産技術研究所長
宮園 浩平 :理事・副学長、元医学系研究科長
得票順位は以下の通り(丸カッコは辞退者)。
1 宮園浩平 67票
2 藤井輝夫 54票
3 (梶田隆章 24票)
4 白波瀬佐和子 23票
5 大久保達也 20票
6 福田裕徳 18票
7 石井洋二郎 16票
8 染谷隆夫 14票
9 相原博昭 14票
10 太田邦史 13票
11(佐藤岩夫 13票)
2015年にニュートリノ研究でノーベル物理学賞を受賞した梶田氏と社会科学研究所長の佐藤氏は選考を辞退した。
■1位の「宮園外し」が仕組まれていたという疑いが浮上
一方、経営協議会側の推薦者は一人だけだった。
永井 良三 :自治医科大学学長、宮内庁皇室医務主管、元東大医学部付属病院長
残った10人から3~5人に絞りこむのが「総長選考会議」の役目である。9月7日に発表された第二次総長候補者は3人だけだった。それからである、学内が騒然となったのは。
染谷 隆夫(工学系研究科長)
永井 良三 (自治医科大学学長)
藤井 輝夫 (理事・副学長)
予備選でトップだった宮園氏の名がなく、第8位と下位だった染谷氏の名があったからだ。しかも前回総長選では5人だった第二次候補が3人に減っている。
この選考に先立ち、今年4月28日に総長選考会議の内規が改定されていた。改定では第二次総長候補者を「5名程度」から「3人以上5人以内」に変更。さらに「総長予定者の決定」の条でも、「投票の結果を考慮して総長予定者を決定する」を「調査及び意向投票の結果を考慮して総長予定者を決定する」と「調査」という言葉が加えられていた。このことから、「宮園外し」が予め仕組まれていたのではないか、との疑いが生じた。
■ぴったりのタイミングで流れた「怪文書」の中身
医学系研究科長を3期務め、副学長の一人でもある宮園氏は、6年前の総長選では、現総長の五神真氏の次点だったため、今回も最有力候補と目されていた。それを何とか防ごうと総長選考会議の内規を変え、さらにぴったりのタイミングで「怪文書」が流れた。予備選トップの候補を落とすために「調査」という言葉を加えたようにみえる。
9月4日の総長選考会議では、選考で予備選の票数を考慮するかどうかで議論があった。学内委員が次々と「尊重すべきだ」と発言すると、「経営協議会の意義をないがしろにしている」と学外委員と言い合いになったという。その際、議論を終始リードし、時に後輩の学内委員を非難したのが、議長である小宮山宏氏だった。このやりとりが明るみに出れば、『半沢直樹』のように誰かが土下座する羽目になるかもしれない。
結局、4日の会議では、法務課の反対を押し切って、各自3~5人の名を書いて電子投票(無記名)を行い、7日に改めて絞り込むことになった。ここで出てくるのが先の「怪文書」である。この文書が指摘しているのは、2012年に浮上した分子生物学の第一人者だった加藤茂明教授(当時)の研究不正との関わりだ。
東大は2017年に計33本の論文で図の改竄や捏造があったとして、加藤氏ら4人を懲戒解雇相当とする処分を下している。この疑惑浮上時に医学研究科長であり、問題教授との共著が1冊あり撤回した宮園氏が総長になることは対外的にマイナスであるという理屈で、宮園氏を振り落とす方向へ議論を誘導したとみられる。「宮園氏はむしろ被害者」との擁護論も学内にはあり、匿名文書を真に受けるのはいかがなものかとする意見も出たのに、本人から聴取もせず、調査の手順を踏んだ形跡もない。
■学外委員の一人は「五神総長は晩節を汚した」と憂う
絞り込みの結果、予備選2位の藤井氏と、経営協議会推薦の永井氏が残ったが、なぜか予備選8位だった染谷氏も残った。工学系2人、出戻りの医系1人という第二次候補の偏った顔ぶれに、学内の多くは愕然とした。東大総長は暗黙のうちに文系と理系のたすきがけだったが、有力だった法学部長が外に出たため変則になったとはいえ、工学系の優遇の裏に染谷氏を本命に仕立てて「傀儡」にするのではないか、という小宮山―五神ラインへの疑心暗鬼が募ったのだ。
小宮山氏は後継総長の浜田純一氏(法学部)と折り合いが悪かった。そこで理学系の五神氏を次の総長にかついだ。五神総長が小宮山氏に従順なことは、今回の選考会議で一気に露呈した。
五神総長のもとで、東大は初の大学債を発行することを決めている。償還期限40年で、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券を主幹事に指名し、日本格付研究所(JCR)から最上級の「トリプルA」、格付投資情報センター(R&I)から「ダブルAプラス」の格付けを取得した。調達資金は先端研究施設の整備にあてるとしているから、配分を誰が仕切るかが問題である。
五神総長は「東大債の行方を見守りたい」と言い、染谷氏は選考会議の面接で「五神先生と二人三脚で取り組みたい」と述べているからミエミエとも言える。学外委員の一人は、露骨な議事壟断に「夜も眠れなかった」ともらしたほどで、「五神総長は晩節を汚した」と憂う。
■「本選」で1位の藤井氏が総長に選ばれることはあるのか
この下心を嗅ぎ取った学内有志が、本選にあたる意向投票の延期を求める運動を起こし、NHKなどを動員した。有志の公開質問状に対し、五神執行部も小宮山議長も木で鼻をくくったような返答しかしていない。
執行部批判は法学部、文学部、医学部、薬学部長や梶田氏ら研究所長に広がり、要望書や質問状を出していたが、9月30日の本選を予定通り行うことでいったん矛を収めたのは、選考過程の事後検証を執行部が約束したからだ。7日の選考会議は録音されている。誰がどんな発言をし、他の候補をどう落としていったかは、言い逃れできない証拠になる。それは追い追い明かしていこう。
実は9月30日の本選ではサプライズがあった。結果は以下の通り。
染谷 隆夫(工学系研究科長) 635票
永井 良三(自治医科大学学長)232票
藤井 輝夫(理事・副学長) 951票
白票 251票
投票総数 2069票
有効投票数 1818票
過半数 910票
ダークホースだった藤井氏が一発で過半数をさらい、いかに小宮山―五神―染谷ラインに学内の反発が強かったかを証明してしまった。しかも白票が251票も出たうえ、永井票をも上回って、推薦した学外委員もメンツ丸つぶれである。
ただし、総長選考会議の内規によれば、意向投票の結果は「調査」と合わせて考慮することになっている。小宮山―五神ラインはこのサプライズにどう対処するのか。それは10月2日の小宮山議長の記者会見のお楽しみだ。この記事はその予告編、いや露払いである。
■▼【図解】東大総長選考プロセスのイメージ
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チーム「ストイカ」
オピニオン誌「ストイカ」を準備中の阿部重夫氏(前FACTA発行人)が、臨機応変に記者と組んで取材するチーム。仮開設中のオンライン版は「http://stoica.jp」。
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