今旅行から帰ってきました。ルートは、久喜(埼玉県)駅で、弟の、車に拾ってもらって、東北自動車道を、北上して、大谷石の採掘場(大谷石資料館)により、その後、那須に入り温泉のあるホテル、松川屋に泊まったのです。
ここに、二日目に、ひとこと添えます。美的センスがいホテルだと、特に夕食の時に感じたので、仲居さんに「誰か、専属デザイナーがいるのですか?」と質問をすると、「いいえ、たぶん、おかみさんのセンスですよ」という答えでした。私はね。美術が、専門だから、『ここは、夕食の際に使ってある和紙製のランチョンマット一つでも、センスがいいなあ』と、思ったのです。他に、ロビーのソファーの布地の色、絨毯の色、あれこれ、極端を廃して、かつ、飾りがないところ、各・きゃしつ・階に、普通は置いてある自販機の類がないこと、あれこれの、案内用ビラが、あっちこっちに、貼っていないこと、ロビーの図書の類が、レベルが高いことと、きれいに整理されていること、などなどで、すっかり気に入りました。
お風呂場なども、結構でした。個室用お風呂は、後から作ったと、思われ、そこが、特にデザインセンスがいいので、写真を撮ったほどです。後で、処理してアップします。次の日のチェックアウトの際に、初めておかみさんに出会ったので、(ただし、普通の洋服姿だったが?)「あなたは、どこかの美大卒業ですか?」と、質問をしたいと、思ったほどです。でも、それは、やめて、ともかく、「デザインセンスがいいですね」というと、「まあ、シンプル・イズ・ベストだけは、心がけています」ですって。過剰に愛嬌がないところも、気に入っちゃいました。床柱に北山杉が用いてあること、ふすま紙に絵が描いていないこと。畳のヘリの、金襴が、できるだけ目立たないものを用いてあること。いちいちが父が65年前に主張していたことと同じなので、非常に感じがよい、空間で、半日を過ごすことができました。
その次の日に、ブリティッシュヒルズ、まで、行って、また東北自動車道を南下して、久喜駅で、おろしてもらったという旅行です。いろいろ、感想はありますが、今、頭に降りている文章は、【マツコ会議】に関するのものなので、それに、取り組みたいと思います。
副題1、『私は、【マツコ会議】という番組については、一切を知らなかった。2018年9月15日までは』
ありていに言って、私は【マツコ会議】という番組を一切知らないのだった。たまたま、大坂なおみ選手の帰国直後のニュースを、多数録画をしていたのを、早送りして見ていた時だった。私は、民放のニュースショーは、ほとんど見ないのだけれど、大阪なおみ選手のあれこれに関しては、知りたいと思って、6チャンネル(TBS)をライブで見て、4チャンネルと、5チャンネルを、録画しておいたのだった。
4チャンネルのニュースショーを点検するのが、特にあとまわしになっていて、やっと15日になって、4チャンネルのニュースショーを、早送りしながら見ていた。
ところで、すべての家で、そうなるのかどうかを、私は知らないのだけれど、録画番組と同じチャンネルに、自動的に、録画用レコーダーは、チャンネル合わせをしてしまう。したがって、私が早送りをしながら、数本分の、4チャンネルの録画ニュースショーを消費していると、その合間に、現在放映中の、4チャンネル(=日本テレビ)の番組が表れてしまうのだった。たまたま、その時、マツコデラックスが画面に現れた。 私は彼については、TBSの【マツコの知らない世界】を、五、六回、見たことがあって、『とても、頭の良い人だ』と思っている。 「でも、自分は、時間がない人間であって、あれこれ、手を伸ばしてはいけないでしょう」と、自分に言い聞かせて、さらに、rokugabangumiを、早送りする作業を続けていた。しかし、二度目に、【マツコ会議】が、あらわれた時に、ふと感じたのだった。~~~~~~~~~~~~~~~~~ 副題2、『【マツコ会議】には、日本テレビスタッフが、相当力を入れているし、マツコ自身も力を入れている。それが、・・・・・後日、19日には、グーグル検索などで、はっきりと、私にも、わかってくるのだけれど、・・・・・直観で、既に、15日に把握されたのだった。録画ニュースを消費中、二度目に、【マツコ会議】が、ライブのものとして、私の目の前に現れた時に、それを、私自身が感じて、思わず、録画番組の消費をやめて、ライブで、マツコ会議に見入っていった』 あのね。ここで、老婆心ながら、【マツコ会議】という番組を、私なりに解説をさせてくださいませ。 というのも、私のブログの読者様と、【マツコ会議】を見ている人が重なっているとも思えないからです。 そちらは、若い人が見ている番組で、こちらは、主に高齢者が、読んでいる頁でしょう。(苦笑)すみわけがみごとにできている世界だと、思うからです。 私は、この前、・・・・・テレビを全く見ない・・・・・という素敵な女性に出会ったのですが、私こそ、20年前までは、ほとんど、テレビを見なかった女性なのですよ。しかし、2007年以来、テレビを利用して、国民を洗脳していくことがあり、それが、自分と、見事に、連動をしていて、しかも、それを、敵さんたちが、私への攻撃の手段としていることに気が付いてしまってからは、テレビを、仕方がなくて、見ているのです。 しかし、此処では、私のブログの読者様が、20年前の私と似た様な生活様式の方だと、仮定をして、まず、マツコデラックスという、タレントについて、語らせてください。 私なりの切り口で、語らせてくださいませ。 彼は、裏表、いろ色、違った風に、経歴を披露していますが、私が、聞いているのは、往年、音に鳴らした徳光アナの親戚だという事で、どの時期から入学したのかは知りませんが、慶応大学を出ているそうです。そして、特徴は、超肥満体であることと、女装をしているという事です。お化粧も、濃くしています。 ですから、20年以上前だったら、表の世界には出られない人だったと、思います。しかし、彼のすごいところは、そのゲテモノ感を、最大限に、うまい形で、利用しているところなのです。 ・・・・・私はねえ。異形の世界の人間なのよ。ゲテモノなのよ。まともではないのよ。それが、売りなのよ・・・・・と、居直っていて、それを免罪符として、今、おびえきっている各方面の、タレントや、有名ライターが、言えないことを言って居るのです。 sokogaすごいのです。また、最大の特徴です。同じことを、乙武さんが言ったら、乙武さんは、別の問題(下半身の問題)で、たたかれて、テレビに出られなくなります。一応復活してよかったけれど。本田圭佑選手が、なにかを、言っても同じです。本田選手は、海外で、評価が高くて、今回、どこかの国の監督を頼まれるという形で、救われました。しかし、日本のテレビ界では、冷遇をされています。いうことなすこと、本当のことを言うからです。 ホリエモンが、似たようなことを、言っても同じです。ホリエモンは、税務申告toiu,honsituとは、離れたことでたたかれて、ひと財産を失いましたね。また、名誉も失って、大変だったでのす。 爆笑問題も、割と、はっきり言う事で、有名です。しかし、一回、干されているそうですね。そこから、やっと、這い上がってきた人たちなので、慎重のうえにも慎重です。そして、ビートたけし・・・・・この人は、全身が、すでに、CIA側の人です。しかし、賢いので、高須院長ほど、露骨にそれを出しませんけれどね。 というわけで、『今、マツコデラックスほど、面白い発言をするタレントは、ほかには、いないでしょう』と、私が思っている存在です。 ~~~~~~~~~~~~~ 副題3、『その日、主役とは、別の種類の人間が一人、別室(=日本テレビの、スタジオ側)で待機をしていた。私は、全部を見ていないので、その女性が、どうしてそこに座っているかは、わからなかったが、主役たちより、劣位の人であることは、一瞥をしただけで、分かった。つまり、舞台の上の主役と、その一ファンという関係で、最初から、優劣のついている、劣位側の、人物だったのだが?』 その日は、雑誌、POPTEENの特集でした。あるレストランに、雑誌で、昔、モデルとして、活躍をしていた女性たちが、10年~15年後という姿で、集合して、同窓会を開いています。 美形であり、かつフェロモンも旺盛だという事が、彼女たちの、セールスポイントなので、結婚をしている人が多くて、お子さんを連れてきたりして、ともかく幸せそうで、輝いています。 肌もつやつや、髪の毛も、つやつや、洋服もブランド品か何かは知りませんが、銀座か、表参道か、青山で、買ったものでしょう。なにも、かも、ピカピカです。 彼女たちは、どこかの、レストランで、五千円~二万円程度のディナーを、食べているわけですが、日本テレビ内では、マツコを中心にした、局側の、ディレクターなどが、6人程度、円卓風にした(というのは、長方形のテーブルだけど、全員がお互いの顔を見ることができるという意味で、円卓風と、私が言って居るのだが)テーブルに、座っていて、本日の主役たちの発言を整理したり、編集したりしていると、見えました。この二か所の間には、中継車を出していて、映像・音声とも、お互いに、はっきりと見聞きできるので、質疑応答は、瞬間的に可能であるという形です。 普通なら、全部撮影をし終わってから、編集して、放映をするのですが、これは、ライブで、放映をしていると,感じられました。そこが売りなのでしょう。 その円卓風にしつらえた、長方形のテーブルに、俯瞰する形で、カメラが、向かうと、二列目の椅子も用意されていて、そこに、一人の女性が座っていました。 その女性は、別室に集まっているPOPTEENの紙面に昔登場した女性たちとは、まるで、違って、つやがない、タイプでした。全体にそそけだっていると、いう感じでした。 どうして、彼女がそこにいるかという事ですが、事前に、街頭インタビューなどをした際に、熱烈な読者だと、いう事がわかって、「じゃあ、来て御覧なさいよ」という形で誘われたのだと、思います。 彼女の方が、何を考えて、日本テレビのスタジオにやってきたかですが、 テレビに出るという事に希望やら、優越感を感じて、やってきたのだと、思います。この番組が夜の11時からライブで、放映されるとして、夜の、八時から、九時ごろ、渋谷で、見つけられて、車で、引っ張ってこられた模様です。彼女は意気軒昂で、傲岸不遜な雰囲気さえありました。しかし、しかしなのです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~副題4、『レストランの方では、3歳から、6歳ぐらいの男の子達が遊んでいた。それは、正式な結婚で生まれた健康な男の子たちであり、幸せという事の象徴だった。それで、会議室側が、自分たちの方の部屋に、一緒にいる、ファンである方の、女の子に、「結婚をしたいのよね」と、事前に確かめておいたらしくて、しかも、彼女が、30歳を優に超えているという事で、 「この人、今、婚活中なのですが、成功するためには、何が足りないと、思いますか?」と、レストラン側にいる、成功者たちにむかって、質問をした。すると、「髪の毛が、だめでしょう」と、彼女たちは、異口同音に答えた。 会議室側の男たちの一人が、「金髪であるということ?」と質問をすると、「いえ、違うのよ。つやがなさすぎる」とレストラン側の成功者たちが、一斉に、いった。中の一人で、顔も髪も美しい女性が、 「あのね、月に二回は、美容院で、トリートメントをしてもらわないとだめよ」と、自らのセミロングの髪をなでながら、言った。 すると、ファン側の勝気な女の子は、衝撃を受けた模様で、無言だった。明らかに、自分と彼女たちとの違いに気が付いて、ショックを受けていた。それを、見て、勝者側の女性も、また、何か大切なことに気が付いたらしく、訂正をしてきた。さすが、人生の勝者側に立つあの子だ。優雅で、かつ、気づかいが、ある。美しい気働きがある。すなわち、このファン側の、女の子が、貧乏だと、いう事に気が付いたのだった。 つまり、彼女は、そちらの、負け組に立っている女の子が、お金がなくて、月に二回など、美容院には行かれないひとでも、ある・・・かもしれない・・・と、気が付いたのだった。ご立派。ご立派。 そうだ。モデル組の方は、渋谷、表参道などの、カリスマ美容師に、髪をカットしてもらって、かつ、お手入れ作業も同時に行ってもらえる立場だ。一万円以上のお金を、一回に支払って、月に五万円程度、美容院へ支払うことができる立場だ。そして、それは、現在日本では、数少ない立場の方なのだった。 で、「ああ、自宅のお風呂でもいいのです。しばらくの間(洗い流さずに、)トリートメントを、髪に、なじませておいてね」といった。すると、スタジオ側にいる女の子が、間髪を入れず、こう答えた。 「私のうち、おふろ、無いんです」と。 あまりにもかわいそうだった。しかし、彼女の勝気さが表れきっていて、私としたことが、思わず、笑いだしそうになってきた。究極の悲しみとは、笑いに通じるのだ。 そういえば、最初から、こちらの、女の子には、気丈さが見えたし、しっかり感は、あった。彼女はエロ系の仕事ではなくて、何か、現場で、労働作業を含む様な仕事をやっているので、心理的な意味での、誇りは高いのだった。しかし、現場作業では、粉じんも浴びるかもしれないので、髪はさらに傷むのだった。 彼女の住まいだが、都心でも、2万円とか、3万円で、借りられる木造アパートの、個室貸し形態の、古いアパートかもしれなかった。なか廊下という形で、そのうちの、一間だけ、使うタイプだろうか。そして、公衆浴場に、行く時間も、お金もないのだろうか。 それとも、お台所の湯沸かし器で、洗面器にお湯をためて、お風呂代わりに、体を洗う、そういう生活なのだろうか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~副題5、『ともかく、この女の子がバカではないことは、確かだった。彼女は、この番組に来た自分が、自分の想像とは、違う使われ方をしているのに、既に、気が付いていて、ある種の、怒りさえ、感じていたのだろう。つまり、ファンとして、往年のスターたちをほめそやすという役目のために、やってきたつもりが、自分の方が劣位にあって、相手方の優位さを引き立てる役目を、果させられていることに、気が付いたしまったのだ。しかし、最初から、日本テレビ側、またハ、マツコ側が、それを狙っていたとも思われない。この番組は、あくまで、エンタメの一種だからだ。 たまたま出席した彼女が、この場にいる全員の予想をはるかに裏切るほどに、貧乏だったわけだ。 この女性は、賢いし、勝気だから、自分としては、円卓を囲む男性スタッフやら、マツコに文句を言ってはいけないとわかっている。また、此処から急遽逃げ出すのもいけないという事もわかっている。 ただ、ただ、予想外の展開になってしまった。そういう想像ができなかった、自分があほだったという事には、気が付いているのだから、身じろぎもしない。 しかし、なんとも気の毒ではあった。彼女が、生まれながらの美形ではないと、いう事は、彼女の責任ではない。しかし、ともかくのこととして、彼女が、金銭的には、余裕のない実家で、育ったことは確かだった。もし、お金持ちの家に育ったのなら、私学などに入れてもらって、もっと、世間知に長けていただろう。で、相手の、余裕ある態度変換に対して、こちらも、余裕をもって、「そうしますね」といっておけば、あそこまで、視聴者に、衝撃を与えなかったと、思う。あまりと、言えば余りだった。その優劣の差が、単に、ある化粧法の問題ではなくて、 現在の日本にある社会的構造にまで、あぶり出し効果を上げてしまったからだ。私は今まで、「日本の男性が、苦力(クーリー)化することを心配してきていた。しかし、女性も激しい貧富の差に見舞われている状況下にあったのだった。 この章は、続きます。特にマツコデラックスが、どういう風に、事態を、収拾をしたかは、かたらないといけませんしね。しかし、今夜は、此処で、終わりとさせておいてくださいませ。 【蛇足】 トリートメントとはなになのか? と問うと、蝋の一種です。柔らかいワックスというべきか? だから、私は使いません。化学屋だから、ファウンデーションの類も使いません。常にすっぴんであり、時々、髪には、椿油を塗ったり、オリーヴオイルを塗ったりするだけです。