AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

DOOMS DAY

2015年01月11日 | やっぱりメタル!!
昨年、日本中を震撼させたニュースといえば、笑撃の野々村議員のグラインドコア会見と、あとはやはりこれだろう。

DOOM再始動!!

この日をどれだけ待ち焦がれたことか・・・(てゆーかすでにあきらめてた)


今回、なんや知らんけど突如立ちあげられた『VIOLENT ATTITUDE 2015』。
DOOMの再始動を記念して始動した新イベントって説明書きだが、藤田氏のインタビューによると以前よりイベント開催は決まっていたらしく“ヘヴィ・ミュージックの祭典”としてヘヴィメタルやスラッシュメタルといったジャンルのシーン活性化を目的に今後も不定期に開催される予定となっているとのこと。
いや~、でもありがたいことです。




昨年の春、帰らぬ人となったUNITEDのベース横山氏の葬儀に参列した祭、昔のミュージシャン仲間から背中を押され、横山氏追悼ライブ『YOKO FEST THE FINAL』に再びDOOMとしてステージに立ち、藤田氏は再始動することを決意したという。
横山氏が亡くなり、諸田氏を含め次々とかつての盟友が死んでいく中、自分はまだ生かされてるんだから行動を起こさなくてはいけないという気持ちになったと、藤田氏は最近のインタビューで語っている。

つか、DOOMをヘッドライナーにこんな大々的なイベントを川崎チッタでやるやなんて(チケット超安いけど)、さすが東京というか、業界側にもDOOMの復帰を待ち望んでた人らがけっこういはったんやね。それが驚き。
改めてDOOMの存在のデカさを知って、オッサンなんだか嬉しかった。


今回のDOOMラインナップは、唯一のオリジナルメンバー藤田タカシ氏(g)、PAZZ氏(d)、KODAIRA氏(b)の3人。
KODAIRA氏は、元CASBAHのフレットレスを操るベーシストで、数年前SKULL SMASHというDOOMのトリビュートバンドで来阪したときにその卓越したプレイを目撃している。
元GASTUNKのPAZZ氏は、廣川氏脱退後、活動停止前のDOOMを支えた凄腕のドラマー。DOOMの後期2枚のアルバムにも参加している。

よって今フェスでは、その2枚から中心に演奏されることが予想される。
いわゆるメイク落とし素顔曝け出し期。
つーことで、今日はその後期2枚の作品を紹介していこうかと。




『HUMAN NOISE』(1991)


ここでサウンドプロダクションがグっと良くなる。
いきなりインダストリアルな「NAKED A LUNATIC」の金属的なドリル音ループが脳髄を貫通し、そこへ諸田氏の粘着質のフレットレスが爬虫類のごとくうねりまくってくるその気持ちよさったらない!この辺の曲はマリリン・マンソンとか好きな人には感じうるものがあるのではないだろうか。
ジャズドラムの教養を身につけていたPAZZ氏が加わったことにより、さらに曲調が複雑化、そしてアヴァンギャル度が増している。
ゲストにサックスプレイヤーの菊池成孔氏を迎えるなど、インプロジャズ的な展開もみせ、楽曲の随所にクリムゾン的な破壊力も加わってくる。

ただ、以前のと比べてDOOM独特のイビツさや変態ちっくな雰囲気は減少し、そこらへんはメイクを落としたことによるところが大きいのか、楽曲全体的にはワリと整合感を伴ってて、ストレートでわかりやすい展開もみせる部分も多くなった。よってヘッドバンガーズにも十分楽しめる内容。
もうちょっとレコード会社やメディアが大々的に広報活動していれば、DEATHにおける『INDIVIDUAL THOUGHT PATTERN』的な金字塔を打ち立てるアルバムになっていたのではないだろうか。





『ILLEGAL SOUL』(1992)


バンドブームも終焉を迎え、ビクターとの契約が切れ、再びインディーズに戻ってからのDOOMだったが、さらにアヴァンギャルドさが度を増していよいよ厄介なバンドになっている。
もう変拍子、変転調のオンパレード。はっきりいってプログレアルバムだ。
まぁ最初ほんとうにワケがわからんが、聴き解いていくと非常にオモシロ楽しいスルメ作品である。
ただ、環境が変わったせいか、サウンドが少し薄味になっており、藤田氏の歌い方も若干ソフトになってしまった。
弱体化したというのではなく、進化しすぎたバンドの最終形態といったところだろうか。




てなワケで、いよいよ明日!!
みなさん、川崎でお会いしましょう。

つか客どのくらい入るんやろう・・・・東京を信じてるからね!(関西はあかん)

今日の1曲:『Those Who Race Toward Death』/ DOOM
コメント (4)
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