80年代を代表するアメリカンハードロックバンド、NIGHT RANGERのコンサートに行ってきました。
ナイト・レンジャーは一生に一度くらいは観とかんといかんなーとは思ってたんですがなかなか気が向かず、今回は1st&2ndの完全再現、題して『DAWN OF MADNESS』ということで、意を決したしだいにございます。
ナイト・レンジャーは、HM/HRを聴き始めた中1の最初期によく聴いていたバンド。
「俺はポップスではなく、ハードロックを聴いている!」ということを認識した初めてのバンドだったと思う。
Y&T同様、3つ上のメタル姉の洗脳によるものだったが、ナイト・レンジャーはとにかくとっつきやすかった。
アルバムは、もうここ何十年と聴いてなかったが、ライブ日直前に1st『DAWN PATROL』と2nd『NIDNIGHT MADNESS』を改めて聴き返したら、案外曲の展開とか覚えてて、自然とサビのフレーズも歌えて、やっぱほんとうにわかりやすいバンドやな~と。
キャッチーな歌のメロディーライン、そしてハードロック好きのツボをおさえたリフ展開、聴かせるバラード、ツインギターの卓越した演奏力、とにかくあの時代の売れる要素をすべて持っていたというか。
会場は兵庫県あましんアルカイックホール。
チケットはいつものツレにとってもらったが、12列目のど真ん中というベストポジションといっていいくらいの良席。なんだか申し訳なかった。
けっこう時間おしぎみでライブスタート。
1stからくるか?2ndからくるか?
ジャージャっ!ジャージャッ!
というリフが鳴り響き、やっぱり1stからだというのがわかった。
もうしょっぱなから飛ばしてくる飛ばしてくる。会場の盛り上がりも凄い。
ナイト・レンジャーともなると、やはり客層がいつもと違う。
私の両隣共女性客という。
まぁ右は一緒にチケットとった同世代の知り合いの人だが、左はなんと6~8歳くらいの女の子(もち保護者同伴)。
椅子の上に立ってナイト・レンジャーのステージを激写しながら常にフィストバンギングでノリノリだった。
さすがナイト・レンジャー、何十年たっても幅広い層の女性客のハートをガッチリキープしてるよね。
オリジナルメンバーはみんな60手前か過ぎてると思うが、ほんとうに元気。
ステージを右往左往、いろいろなフォーメーションで我々を楽しませてくれる。
とくにジャックは盛り上げ上手。
イエスのジョン・アンダーソンもそうだったが、このぐらいの年になるとカッコいい悪いに関わらず、へんなダンスを踊ったりと、なんとか会場を盛り上げようとしてくれる。
ベースと歌はわりとテキトー。
そしてケリーが歌うとみんな彼の周りによってきて盛り上げる。
みんなケリーが好きなんだな。
ブラッドはやはりうまい。
あの独特の渾身のアーミング奏法でオーディエンスを魅了する。
これだけ股間に強くギターを押し付けて弾くギタリストもいまい。
オリジナルキーボーディストのアラン“フィッツ”ジェラルドがナイト・レンジャーを去ってだいぶ経つと聞いていたが・・・
ステージにはアランらしき人物がいた。
まさか・・・・・??
1st完全再現はアルバムの曲順どおり遂行された。
まぁ完全再現しんでもよかったんちゃうかーっとも思ったが、だからこそ演奏された「Night Ranger」が聴けたのは貴重だったと思う。
「Night Ranger(Ranger!!)」の掛け合いができてかなり気持ちよかった。
そしてインターバルも挟まず立て続けに2nd曲コーナーに突入するわけだが、なんとB面の1曲目「Touch Of Madness」から始まったのは意表を突かれた。
なるほど、「Rock In America」を本編最後にとっておくっていう魂胆だな。
2ndコーナーからは、いよいよ歌って叩けるドラマーケリー・キーギーが頭角を現し始める。
当時はこれだけドラマーが前に出てくる人気バンドもめずらしかったんじゃないかなぁ。
ケリーに関しては、何回もナイレンのライブに足を運んでいるツレにけっこういろいろ聞かされていたが、いやいや、全然イケてるじゃないか。
決して難しいことはしていないが、音もシッカリしているし、声もちゃんと出ている。
そして、「Sister Christian」などのナイレンの代表的なバラードソングになると、スティックを置いたケリーの独唱コーナーがおっ始まるってのも前々から聞いていた。
個人的には、当時あまり注目してなかった2ndラスト曲「Let Him Run」がものすごく心に沁みてよかった。
最終的にはジャックのコーラスも加わってノリノリな感じ。
ケリーのコーナーはこれだけにとどまらない。
そう、ドラムソロコーナーである!
彼の気迫の(シンプルな技の)ドラミングが始まって数分も経たぬうちに、なんか後ろからもうひとりのギタリスト(かつもうひとりのケリー)、ケリ・ケリーがスティックを持って現れた!
何をする気だろう・・・・え?まさか、まさか・・・・・
うわーーっ!!フロアタムを一緒になって叩き出しちゃったよ。
ケリーのソロコーナーなのに・・・そんなことしていいのかなぁ。
つか、え?もうひとり出てきたぞ!ジャックだ。
やめとけよ~・・・やめとけよ~・・・・
あ~あ、叩き出しちゃった。
ほんでもって、ブラッドよ・・・おまえもか!!
もうよってたかってヒッチャカメッチャカ。
こんなドラムソロコーナー観たことないよ!(てかソロじゃない)
自分のコーナーでこんなことされたら普通怒るもんだが、ケリーは決して怒らない。
そう、ケリーはいいやつなんだ。みんなもそんなケリーが大好き。
そしてやはり本編ラストにもってきた「Rock In America」では待ってましたの大合唱。
会場のみなさんほんますごい声出てた。
いくつになってもキーポンロッキンだね!(You Can Still)
番外編ともいうべきアンコールでは、堅実に3rdと4thから全4曲披露してくれた。
「Four In The Morning」、「Big Life」、「Secret Of My Success」と・・・・
この辺は全公演曲を変えてきてるそうです。
そしてラストは言わずもがな、ケリーの歌う定番バラードソング「Goodbye」で大団円。
最後メンバーみなピックやらなんかの紙やらを大盤振る舞いで大量に撒きまくってた。
残念ながら12列目ではその恩恵にはありつけなかったが。
正直2枚のアルバムを一気に再現ってのは、観てる側としては少々疲労が溜まった。
贅沢な話だが盛りだくさんすぎるというか、まぁ歳のせいですわ。
ナイト・レンジャーも今回で来日14回目という親日家バンド(というよりお得意様?)なんだが、今度は個人的にリアルタイムでよく聴いていた3rdアルバム『7 Wishes』完全再現で来日してくれるなら、また行きたいと思う。
ナイト・レンジャーは一生に一度くらいは観とかんといかんなーとは思ってたんですがなかなか気が向かず、今回は1st&2ndの完全再現、題して『DAWN OF MADNESS』ということで、意を決したしだいにございます。
ナイト・レンジャーは、HM/HRを聴き始めた中1の最初期によく聴いていたバンド。
「俺はポップスではなく、ハードロックを聴いている!」ということを認識した初めてのバンドだったと思う。
Y&T同様、3つ上のメタル姉の洗脳によるものだったが、ナイト・レンジャーはとにかくとっつきやすかった。
アルバムは、もうここ何十年と聴いてなかったが、ライブ日直前に1st『DAWN PATROL』と2nd『NIDNIGHT MADNESS』を改めて聴き返したら、案外曲の展開とか覚えてて、自然とサビのフレーズも歌えて、やっぱほんとうにわかりやすいバンドやな~と。
キャッチーな歌のメロディーライン、そしてハードロック好きのツボをおさえたリフ展開、聴かせるバラード、ツインギターの卓越した演奏力、とにかくあの時代の売れる要素をすべて持っていたというか。
会場は兵庫県あましんアルカイックホール。
チケットはいつものツレにとってもらったが、12列目のど真ん中というベストポジションといっていいくらいの良席。なんだか申し訳なかった。
けっこう時間おしぎみでライブスタート。
1stからくるか?2ndからくるか?
ジャージャっ!ジャージャッ!
というリフが鳴り響き、やっぱり1stからだというのがわかった。
もうしょっぱなから飛ばしてくる飛ばしてくる。会場の盛り上がりも凄い。
ナイト・レンジャーともなると、やはり客層がいつもと違う。
私の両隣共女性客という。
まぁ右は一緒にチケットとった同世代の知り合いの人だが、左はなんと6~8歳くらいの女の子(もち保護者同伴)。
椅子の上に立ってナイト・レンジャーのステージを激写しながら常にフィストバンギングでノリノリだった。
さすがナイト・レンジャー、何十年たっても幅広い層の女性客のハートをガッチリキープしてるよね。
オリジナルメンバーはみんな60手前か過ぎてると思うが、ほんとうに元気。
ステージを右往左往、いろいろなフォーメーションで我々を楽しませてくれる。
とくにジャックは盛り上げ上手。
イエスのジョン・アンダーソンもそうだったが、このぐらいの年になるとカッコいい悪いに関わらず、へんなダンスを踊ったりと、なんとか会場を盛り上げようとしてくれる。
ベースと歌はわりとテキトー。
そしてケリーが歌うとみんな彼の周りによってきて盛り上げる。
みんなケリーが好きなんだな。
ブラッドはやはりうまい。
あの独特の渾身のアーミング奏法でオーディエンスを魅了する。
これだけ股間に強くギターを押し付けて弾くギタリストもいまい。
オリジナルキーボーディストのアラン“フィッツ”ジェラルドがナイト・レンジャーを去ってだいぶ経つと聞いていたが・・・
ステージにはアランらしき人物がいた。
まさか・・・・・??
1st完全再現はアルバムの曲順どおり遂行された。
まぁ完全再現しんでもよかったんちゃうかーっとも思ったが、だからこそ演奏された「Night Ranger」が聴けたのは貴重だったと思う。
「Night Ranger(Ranger!!)」の掛け合いができてかなり気持ちよかった。
そしてインターバルも挟まず立て続けに2nd曲コーナーに突入するわけだが、なんとB面の1曲目「Touch Of Madness」から始まったのは意表を突かれた。
なるほど、「Rock In America」を本編最後にとっておくっていう魂胆だな。
2ndコーナーからは、いよいよ歌って叩けるドラマーケリー・キーギーが頭角を現し始める。
当時はこれだけドラマーが前に出てくる人気バンドもめずらしかったんじゃないかなぁ。
ケリーに関しては、何回もナイレンのライブに足を運んでいるツレにけっこういろいろ聞かされていたが、いやいや、全然イケてるじゃないか。
決して難しいことはしていないが、音もシッカリしているし、声もちゃんと出ている。
そして、「Sister Christian」などのナイレンの代表的なバラードソングになると、スティックを置いたケリーの独唱コーナーがおっ始まるってのも前々から聞いていた。
個人的には、当時あまり注目してなかった2ndラスト曲「Let Him Run」がものすごく心に沁みてよかった。
最終的にはジャックのコーラスも加わってノリノリな感じ。
ケリーのコーナーはこれだけにとどまらない。
そう、ドラムソロコーナーである!
彼の気迫の(シンプルな技の)ドラミングが始まって数分も経たぬうちに、なんか後ろからもうひとりのギタリスト(かつもうひとりのケリー)、ケリ・ケリーがスティックを持って現れた!
何をする気だろう・・・・え?まさか、まさか・・・・・
うわーーっ!!フロアタムを一緒になって叩き出しちゃったよ。
ケリーのソロコーナーなのに・・・そんなことしていいのかなぁ。
つか、え?もうひとり出てきたぞ!ジャックだ。
やめとけよ~・・・やめとけよ~・・・・
あ~あ、叩き出しちゃった。
ほんでもって、ブラッドよ・・・おまえもか!!
もうよってたかってヒッチャカメッチャカ。
こんなドラムソロコーナー観たことないよ!(てかソロじゃない)
自分のコーナーでこんなことされたら普通怒るもんだが、ケリーは決して怒らない。
そう、ケリーはいいやつなんだ。みんなもそんなケリーが大好き。
そしてやはり本編ラストにもってきた「Rock In America」では待ってましたの大合唱。
会場のみなさんほんますごい声出てた。
いくつになってもキーポンロッキンだね!(You Can Still)
番外編ともいうべきアンコールでは、堅実に3rdと4thから全4曲披露してくれた。
「Four In The Morning」、「Big Life」、「Secret Of My Success」と・・・・
この辺は全公演曲を変えてきてるそうです。
そしてラストは言わずもがな、ケリーの歌う定番バラードソング「Goodbye」で大団円。
最後メンバーみなピックやらなんかの紙やらを大盤振る舞いで大量に撒きまくってた。
残念ながら12列目ではその恩恵にはありつけなかったが。
正直2枚のアルバムを一気に再現ってのは、観てる側としては少々疲労が溜まった。
贅沢な話だが盛りだくさんすぎるというか、まぁ歳のせいですわ。
ナイト・レンジャーも今回で来日14回目という親日家バンド(というよりお得意様?)なんだが、今度は個人的にリアルタイムでよく聴いていた3rdアルバム『7 Wishes』完全再現で来日してくれるなら、また行きたいと思う。