さて、上写真のは、先日またしても通販で購入したおろしたての限定Tシャツでありますが。
まぁ洋ロック好きの方ならこのTシャツの柄を見て「おっ」と思われるだろうが、果たしてこれが手塚マンガのキャラTだと気づく人が何人いるだろうか?
柄全体の構図は、SONIC YOUTHの言わずと知れた1990年のメジャー作第一弾『GOO』の有名なジャケット画。
ソニック・ユースは自分の中ではまぁまぁ好きなバンドといったところ。
大学に入って、そろそろメタル、ハードロック以外にも色々聴きたくなる年頃になって、同じ学部のロック好きの奴から借りた『Dirty』を聴き衝撃を受けたのが最初。
時代はグランジがいよいよ勢いを増していた頃で、ニルヴァーナやメロコアなんかも流行ってて、ま、いわゆる“パンク”が再び返り咲いたみたいな時代を迎えていた。
ただ、それらよりも、「エレキギターは歪ませてナンボ」みたいなノイジーなサウンドをカオティックに繰り広げるソニック・ユースの楽曲に言いしれぬパンク精神を感じたのだ。
門外漢だが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやパティ・スミスなど、NYパンク、ニューウェイブの流れを汲んでいることもなんとなく感じとれた。
フロントの3人がかわるがわる個性の違うヴォーカルを担当してるが、“Shoot”や“My Friend Goo”など、官能的かつダーティに歌うキム・ゴードンの楽曲が特に好き。
それからインディーズ時代のアルバムにも何枚か手を出して挫折。やはりソニック・ユースは私にとって敷居が高いなと。
で、グラサンかけてるカモとウサギは一体何なのかと?
これらのケダモノどもは、手塚治虫先生が1965年少年サンデーに連載していた『W3(ワンダースリー)』というSFマンガに出てくるキャラクターたちである。
表紙を見てもらってもわかる通り、まぁ小学校低学年向けのいわゆる少年冒険マンガですわ。
当時、連載と同時にTVアニメ(白黒)も放送され、私より15才くらい年配の方が幼少の頃にけっこう人気だったらしく、ま、今でいう『ワン・ピース』ぐらいの立ち位置だったのではないかと。
タイヤを改良して作ったW3たちの乗り物ビッグ・ローリーに乗ることが、当時の子供たちの憧れだったとか。
実は私も『W3』のマンガに出会ったのは小学校低学年の頃。
同じクラスの子が朝日から刊行されていた小学生新聞というものをとっていて、私もそれに影響され親にせがんだところ、「この年で新聞を読みたいなんて・・・うん、この子の将来のためにもなる」と思ったのだろう、いとも簡単にとってくれた。
実はその小学生新聞には3~4つのマンガが掲載されていて、当然それが目的で結局それしか読んでなかった。
その新聞の最後のページに再連載されていたのが、手塚治虫の『W3』だったのである。
確かに当時、これは大変ワクワクしながらおもしろく読んでた記憶がある。
少年と動物に扮した3人の宇宙人たち(この辺に当時から手塚治虫のケモナーたる性癖が見え隠れする)との愛憎もつれる友情関係や、スパイアクションなど、少年のハートをわしづかみにするドラマと冒険活劇がフンダンに盛り込まれていた。
で、成人して黒手塚作品などに触れて、再び手塚マンガの魅力にハマった頃、ふと幼少の頃に読んだ『W3』の事を思い出して単行本を買って再読したら、やっぱ内容が稚拙すぎて正直読んでられませんでした。
ちなみに、このソニック・ユースとW3のコラボパロTのデザインを手掛けられたのは、きはらようすけというイラストレーターさん。
毎年吉祥寺で開催されている『手塚治虫文化祭(キチムシ)』で、今年出品された新作Tシャツである。
なるほど、彼の年齢からして『W3』はまさにリアルタイムに体感したアニメマンガで思い入れが強いことが窺い知れる。
でも音楽趣味がソニック・ユースってのは、なかなか耳が若い気がする。
まぁロック大好き人間のようだ。
W3たちの動物なのに人間みたいな黒髪が生えてるところに着目し、今回の『Goo』との普通ありえないコラボが実現したのであろう。
今回の通販に際して、なんかいろいろ特典つけてくれた。いい人のようだ。
(着払いで送料720円もとられたけど。Tシャツ1枚で・・・・)
今日の1曲:『Kool Thing』 / Sonic Youth
まぁ洋ロック好きの方ならこのTシャツの柄を見て「おっ」と思われるだろうが、果たしてこれが手塚マンガのキャラTだと気づく人が何人いるだろうか?
柄全体の構図は、SONIC YOUTHの言わずと知れた1990年のメジャー作第一弾『GOO』の有名なジャケット画。
ソニック・ユースは自分の中ではまぁまぁ好きなバンドといったところ。
大学に入って、そろそろメタル、ハードロック以外にも色々聴きたくなる年頃になって、同じ学部のロック好きの奴から借りた『Dirty』を聴き衝撃を受けたのが最初。
時代はグランジがいよいよ勢いを増していた頃で、ニルヴァーナやメロコアなんかも流行ってて、ま、いわゆる“パンク”が再び返り咲いたみたいな時代を迎えていた。
ただ、それらよりも、「エレキギターは歪ませてナンボ」みたいなノイジーなサウンドをカオティックに繰り広げるソニック・ユースの楽曲に言いしれぬパンク精神を感じたのだ。
門外漢だが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやパティ・スミスなど、NYパンク、ニューウェイブの流れを汲んでいることもなんとなく感じとれた。
フロントの3人がかわるがわる個性の違うヴォーカルを担当してるが、“Shoot”や“My Friend Goo”など、官能的かつダーティに歌うキム・ゴードンの楽曲が特に好き。
それからインディーズ時代のアルバムにも何枚か手を出して挫折。やはりソニック・ユースは私にとって敷居が高いなと。
で、グラサンかけてるカモとウサギは一体何なのかと?
これらのケダモノどもは、手塚治虫先生が1965年少年サンデーに連載していた『W3(ワンダースリー)』というSFマンガに出てくるキャラクターたちである。
表紙を見てもらってもわかる通り、まぁ小学校低学年向けのいわゆる少年冒険マンガですわ。
当時、連載と同時にTVアニメ(白黒)も放送され、私より15才くらい年配の方が幼少の頃にけっこう人気だったらしく、ま、今でいう『ワン・ピース』ぐらいの立ち位置だったのではないかと。
タイヤを改良して作ったW3たちの乗り物ビッグ・ローリーに乗ることが、当時の子供たちの憧れだったとか。
実は私も『W3』のマンガに出会ったのは小学校低学年の頃。
同じクラスの子が朝日から刊行されていた小学生新聞というものをとっていて、私もそれに影響され親にせがんだところ、「この年で新聞を読みたいなんて・・・うん、この子の将来のためにもなる」と思ったのだろう、いとも簡単にとってくれた。
実はその小学生新聞には3~4つのマンガが掲載されていて、当然それが目的で結局それしか読んでなかった。
その新聞の最後のページに再連載されていたのが、手塚治虫の『W3』だったのである。
確かに当時、これは大変ワクワクしながらおもしろく読んでた記憶がある。
少年と動物に扮した3人の宇宙人たち(この辺に当時から手塚治虫のケモナーたる性癖が見え隠れする)との愛憎もつれる友情関係や、スパイアクションなど、少年のハートをわしづかみにするドラマと冒険活劇がフンダンに盛り込まれていた。
で、成人して黒手塚作品などに触れて、再び手塚マンガの魅力にハマった頃、ふと幼少の頃に読んだ『W3』の事を思い出して単行本を買って再読したら、やっぱ内容が稚拙すぎて正直読んでられませんでした。
ちなみに、このソニック・ユースとW3のコラボパロTのデザインを手掛けられたのは、きはらようすけというイラストレーターさん。
毎年吉祥寺で開催されている『手塚治虫文化祭(キチムシ)』で、今年出品された新作Tシャツである。
なるほど、彼の年齢からして『W3』はまさにリアルタイムに体感したアニメマンガで思い入れが強いことが窺い知れる。
でも音楽趣味がソニック・ユースってのは、なかなか耳が若い気がする。
まぁロック大好き人間のようだ。
W3たちの動物なのに人間みたいな黒髪が生えてるところに着目し、今回の『Goo』との普通ありえないコラボが実現したのであろう。
今回の通販に際して、なんかいろいろ特典つけてくれた。いい人のようだ。
(着払いで送料720円もとられたけど。Tシャツ1枚で・・・・)
今日の1曲:『Kool Thing』 / Sonic Youth