AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ケイオスDJ

2014年12月04日 | DJはじめました。
先週の土曜日も、先月ハロウィンパーティでDJ参加した例のロックバーにて周年パーティが催されるということで、特にDJイベントをするというアナウンスもなかったにも関わらず、仕事終わってから東大阪へと赴いた。

おそるおそる店のドアを開けると、店内では懐メロ歌謡で盛り上がっており、なにやら80年代昭和歌謡大会みたいな様相を呈していたので、一瞬来たことを心から後悔した。
しかし、ママに強引に中央のカウンター席に座るよう促され、いきなりテキーラをつきだされる。

私の座った席には、吉田栄作のセクシープロマイドが飾られてあった。ウウウ・・・


店のDJ席には顔見知りのメタルDJさんが陣取っており、この日はやっぱDJ大会ってわけではなく、どうやらメタルDJさんがママからとりあえずBGMを任されたらしく、今回は昭和歌謡をテーマに設定しているようでiPodにふんだんに詰め込んだ己の青春歌謡ナンバーを気の向くまま好き放題流している様子だった。まさにヤツの独壇場であった。
私の場合、一応80~90年代は思春期真っ只中だったが、歌謡曲、邦楽の類はほとんどスルーしてたため、この辺のナンバーかけられても全然ノスタルジーを感じられないのはどうしようもない。
周りには知り合いもおらんし、このいかんともしがたい状況のまま終電時間までガマンしなければならないのかと、半ばヤケ気味に目の前のテキーラをグっとあおってぶっ倒れそうになった。

すると、ママが気を利かせてくれたのか、「シャブくんも(ここでは“シャブ=ニグラス”というアンホーリーネームで通っている)CD持ってきてんのやったら、後でDJやりいな」と救いの言葉を投げかけて下さり、そのとき跳び上がらんばかりに歓喜した(ただし、あくまで平静を装って)のは言うまでもない。

周年イベントということで、電気グルーヴの「Happy Birthday」を一発目にもってくることは心に決めていたので、その流れで今回は打ち込み括りということで以下のようなセットリストとなった。

1.「Happy Birthday」/ 電気グルーヴ
2.「Don't Stop The Music feat.森高千里」/ tofubeats
3.「N.W.O.」/ MINISTRY
4.「NIGHT FLYGHT」/ Perfume
5.「One Man Army」/ PRODIGY & TOM MORELLO
6.「FREE SATPAL RAM」/ ASIAN DUB FOUNDATION
7.「Sugarless Girl」/ capsule


その後のBGMも任されることになって、DJ用の30分枠のCDしか持ってきておらず、急遽i-phoneにラインを切り替えてのセレクトとなったが、容量的に普段自分が聴く用のアルバム(癒し系とか暗黒神話系)しか入ってないためここからパーティ用の楽曲を選ぶのはかなり困難を要した。
それでも、ビースティの「SABOTAGE」やドナルド・フェイゲンの「I.G.Y.」(とにかく有名なやつ)、いっぱいいっぱいになってヤケクソでクリムゾンの「21世紀の精神異常者」。


今回流した中で一番反響があって、私自身も自信を持ってセレクトしたのがこれ。

The Prodigy & Tom Morello - One Man Army


この曲は、サントラ『SPAWN THE ALBUM』に収録されているプロディジーと元レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロとのコラボナンバー。
リアムの打ち込むぶっといビートに、トムの「BULLS ON PARADE」イントロを彷彿とさせるトリッキーなギターフレーズが切り込むこの絶妙な名コラボはカッコいい以外の何物でもない。
このコラボは、フジロック97年のレイジのライブステージにプロディジーの面々が飛び入り参加したあの嵐の中の伝説のパフォーマンスを思い起こさせる。

このサントラ自体、ハード&ラウド系のバンドとテクノ/ドラム&ベースなアーティストとのコラボレートを趣旨とした企画アルバムで、他にマリリン・マンソン&スニーカー・ピンプス、メタリカ&DJスプーキー、ヘンリー・ロリンズ&ゴールディー、スレイヤー&アタリ・ティーンエイジ・ライオットなど、錚々たるコラボアーティストが名を連ねているが、正直出来が良いのはプロディジー&トムのと、マリリン・マンソンのくらい。
実際劇中で使用されてるのもこの2曲くらいだったと思う。




『スポーン』は、アメコミ作家トッド・マクファーレンが生み出した人気アメコミキャラのひとつであるが、まぁアメリカ版デビルマンといったところだろうか。
1997年に実写映画化されており、若気の至りか当時このスポーンにいたく入れ込んでて、もちろん映画も劇場に見に行った。
当時としてはCGがかなりクオリティが高く、オープニングからなかなか凝った作りで、特にスポーンが深紅の巨大なマントをヌラヌラとはためかせるシーンは実に見応えがあった。

Spawn 1997 Movie Trailer


ただ、制作費をかけた割には興行成績が芳しくなかったのだろう。その後、続編が作られることはなかった。
確かにダークヒーローすぎて内容が暗すぎたのかもしれない。
今だったら、クリストファー・ノーラン監督あたりがメガホンとったら、いい感じのものが撮れるのではないかと思うのだが。


敵キャラのクラウンが大のお気に入りでフィギアも持ってる。


クラウンがバイオレーターというクリーチャーに変化するシーンもよかったなぁ。

もうすぐクリスマスということで。


今日の1曲:『One Man Army』/ PRODIGY & TOM MORELLO
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする