AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ジョー・ギリアンだ

2009年04月17日 | 二酸化マンガ
やや時期を逸した話題やけど、噂の実写版『ドラゴンボール』ってやっぱり大コケしたみたい?
ドラゴンボール実写化の話を聞いた時は、「ハリウッドの迷走もここまできたか・・・」と情けない気分になったけど、ホンマ外タレが日本のアニメキャラクターを演じること自体ナンセンス以外のなにものでもないですわなぁ。
ガンダムの外タレ実写版『Gセイバー』もヒドかったもんな~、ケツアゴのシャア・アズナブルとかありえへんし。

でも、私の好きなマンガでこれはハリウッドが実写化してもええんやないかと思うやつが1つあって、それというのは寺沢武一先生の代表作、スペースアドベンチャーマンガ『コブラ』。
最近これのCGアニメ版のDVDをレンタルしてみたんですが、まぁこれはどうってことありませんでした。
画はきれいやけど、スピード感はないし展開もトロいし30分しか収録されてません。

コブラにハマったのは、私がちょうどドラゴンボールに見切りをつけた中坊の時だったと思います。
初期の画風はもの凄くアメリカンコミックを意識したラフなタッチで、なんとなく手塚治虫マンガからの影響を感じさすコミカルな部分もございました。
主人公コブラ自身がアメリカのマッチョイズムそのもののようなキャラで、キザったいセリフなんかもなんだか映画に出てくるメリケンナイスガイ風。
出てくる女キャラはサイボーグから古生物学者までがほとんどグラマラスでケツ丸出しの際どいコスチュームを着衣(たぶんみんなノーブラ)。トップレスガールも結構でてきて、こんなアダルトテイストなマンガを少年誌に載せてもええのかとも思いましたが、不思議とエロさはないんですよね。
巻を重ねるにつれ、寺沢先生の絵もいよいよ日本人作家特有の緻密な画風になっていき、キャラクターもイマジネーションに富んできて、特に敵キャラはワクワクするほどカッコよかった。
サラマンダー、パピヨン、ブラックソード・ゼロなどなど。
中でも私の大好きだったキャラがコブラの宿敵でもある海賊ギルドの殺し屋サイボーグ“クリスタル・ボーイ”!!
今回のDVDでも再び登場して、コブラと4度目(サイボーグ化前も含む)の一騎打ちを繰り広げております。
とにかく、あのスケルトン仕様のボディにゴールドメッキの骨格がたまりませんよね!
おそらく寺沢武一先生描くキャラの中でも最高傑作なんじゃないでしょうか。

彼のボディは特殊な偏光ガラスでできているため、レーザーガンはききません。
彼の体は鉛の弾を跳ね返すほど強く、女の肌のように柔らかいのだ(本人談)。
でもコブラとの2回目の対戦のときはマグナム弾を打ち込まれて簡単にダメージ受けてましたけど。
しかし彼がなんでちまたでオナニーキャラとされてるのかわからないんですが・・・


あとコブラってなんとなくクトゥルー神話をも髣髴とさせてるんですよね~(はじまったー)
遥か超太古からの宇宙創造の主みたいな存在がいるのですが、彼らはイースター島のモアイ像の似姿をしているのです。
マンガの中では彼らは古代火星人と呼ばれているんですが、彼らこそエルダー・ゴッズにほかならないのではないでしょうか。
それにコブラの地球人とは思えないパワーと生命力と無敵ともいえるサイコガンの威力を考え合わせると、彼はかつてエルダー・ゴッズと地球人との間に生まれた申し子ではないかと。
こう考えるとなんだかまた想像が膨らんでワクワクしてきませんか?
コ~ブラ~♪美しい~♪

ところで素人外人によるこんなクリスタル・ボーイのPVを発見。

Space Adventure Cobra - Crystalboy


コブラってやっぱ海外でもそこそこ人気あるんかな?
どっかで聞いた声やなと思ったら、やっぱりクリス・コーネルさんだったのね。

今日の1曲:『You Know My Name』/ Chris Cornell
コメント
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