AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

チームアメリカ ワールドポリス

2006年04月22日 | しねしねシネマ
アニメ『サウスパーク』の監督が、サンダーバード風のパペットを駆使して撮影したブラックユーモア映画『チームアメリカ ワールドポリス』のDVDを返却日にようやく鑑賞した。

まぁ期待していたほど面白くは無かった。
出だしは大量破壊兵器をもったアラブ人を退治するためパリのエッフェル塔や凱旋門を容赦なく破壊したり、エジプトのピラミッドやスフィンクスなども徹底的に破壊しつくすシーンなど、アメリカ国家に対する皮肉が利いていてよかったのだが、思ったより笑えるシーンが少なかった。
アメリカのお笑い映画って、結局は露骨な下ネタに走りがちでマジで品位を疑ってしまう。
金正日の“独りぼっちの歌”もゲンナリさせられたが、最後の「チ○コはマ○コよりいい~♪」みたいな歌は「コイツら頭おかしいんちゃうか!?」というぐらい失笑ものの歌だった。
これがアメリカ文化というものだろうか?そういえばアメリカに行った時もお土産屋には局部な商品が平然と棚に並べてあったな。

褒められるべき点は、そのミニチュアセットの緻密なまでの懲りようだ。金正日の宮殿なんかは本物の金の写真や銅像などが飾られてあったり、NYのタイムズスクエアのセットなんかも見ていてかなり楽しい。
黒ヒョウを黒猫に演じさせてるところなど、CGを使わないパペット世界ならではのチープなこだわり、工夫がとても感じられました。
あとパペットの表情がかなり豊かだったな。

この映画って実は『アルマゲドン』、『パールハーバー』などのアメリカ万歳的ゴミ映画を製作し続けているブラッカイマーの作品を痛烈に皮肉った映画みたいだが、確かにミュージカルシーンで「『パールハーバー』は失敗~♪ベン・アフレックは演技学校に行くべき~♪”」みたいな歌詞が出てくる。そこは評価に値する。
でもなんか中途半端なストーリー展開で皮肉りきれてなかったように思う。
映像がよかっただけに非常に期待ハズレで残念な作品だ。

オススメ度:★★

コメント
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