酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

出世の石段

2014年04月12日 | 地下鉄に乗って・・・
地下鉄を利用して 都心・港区の愛宕神社にやってきました

家康が 江戸開府と同時に建立しました

現在の23区内で 一番の標高26メートルの高さを誇ります



急な石段の前に掲げられた「出世の石段」の秘密は?



石段の角度は45度はありそうですね



実は37度だそうです



石段の数は86段!

いまさら出世しなくもよい

実際に 登り降りの途中で気分が悪くなったり コケそうになった人もいるようです

エレベーターを利用しました  正解でした



神社で参拝を済ませて散策です



「将軍梅 平九郎手折りの梅樹」の説明があります

そうです これぞ「出世の石段」の”秘密”でした


時は 三代将軍家光の世です

石段を見上げた家光の目に映ったのは 愛宕神社に咲く梅の花でした

「誰ぞ あの梅をもて 馬で石段を駆け上がれ」

この石段です 家来一同が躊躇したとき・・・

「いざ 拙者めが!」

みなが あれよあれよと見上げるなか 見事な手綱さばきで86段を駆け上った侍が

曲垣平九郎その人でした

これには 家光のおぼえも目出度く 異例の出世を遂げました


以来 この石段は「出世の石段」と称され こんにちに至っています

それにしても馬術の名人 曲垣平九郎 

彼にあやかりたいものですが 御身大切なオヤジの私でございました



このあと すぐ傍にあるめずらしい施設を訪問しましたが それは次回に譲りましょう

都心のオアシス 愛宕神社の逸話のご紹介でした