しばらくご無沙汰していた10則の6回目です
今回は「先入観を持たない」ことがテーマになります
どうぞ お付き合いください
亡くなった作家 宇野千代さんのエピソードです
講演会場まで行くのに 駅からタクシーに乗りました
いまと違ってタクシー業界の華やかな頃でした
そのタクシーの運転手さんが 当時では珍しかった女性だったのです
その日の講演会のテーマが「女性の社会参画」でした
早速 運転手さんに話しかける宇野さんでした
「あなた えらいわねぇ きつい仕事でしょうに・・
でも これからの女性は生きがいのある仕事につかねばいけないわね
あなたも この仕事が生きがいなんでしょ」
宇野さんは いい答えを期待していました
女性の社会参画のテーマに添った女性ドライバーの返事を待ちました
ところが 返ってきた返事は違いました
「いいえ お客さん 違います 私はお金がほしいだけです」
なんとも期待を裏切る 素っ気無い返事でした
運転中のため 前を向いたままの答えです
宇野さんは 呆気にとられました
なんて人だろう 買いかぶってしまった・・・
それきり黙りこむ宇野さんでした
タクシーが赤信号で停車しました
運転手さんが振り返りました
「先ほどは失礼なお答えになってしまいました 運転中だったものですから・・・
私が少しでもお金がほしいのにはわけがあります
主人が難病で入院しています 手術の費用がかかるのです
子どもの学費もかかります いままでの会社をやめて給料のいいタクシーに入りました」
ニッコリ笑って応える運転手さんでした
宇野さんは 顔から火がでる思いだったといいます
”始めの印象で 運転手さんの人柄を非難してしまった”
それからの宇野千代さんは 第一印象は大切にするけれど 先入観には捉われない
まず 話してみる 会話をしなければ 人柄はわからない
そんな人生を送られたそうです
人に対する先入観
当たることもあるのでしょうが 決め付けてしまうのも もったいないことですね
まず 話して 聞いてみることでしょうね 判断は それからでも遅くありません
自分の人生が 確実に広がります
今回は「先入観を持たない」ことがテーマになります
どうぞ お付き合いください
亡くなった作家 宇野千代さんのエピソードです
講演会場まで行くのに 駅からタクシーに乗りました
いまと違ってタクシー業界の華やかな頃でした
そのタクシーの運転手さんが 当時では珍しかった女性だったのです
その日の講演会のテーマが「女性の社会参画」でした
早速 運転手さんに話しかける宇野さんでした
「あなた えらいわねぇ きつい仕事でしょうに・・
でも これからの女性は生きがいのある仕事につかねばいけないわね
あなたも この仕事が生きがいなんでしょ」
宇野さんは いい答えを期待していました
女性の社会参画のテーマに添った女性ドライバーの返事を待ちました
ところが 返ってきた返事は違いました
「いいえ お客さん 違います 私はお金がほしいだけです」
なんとも期待を裏切る 素っ気無い返事でした
運転中のため 前を向いたままの答えです
宇野さんは 呆気にとられました
なんて人だろう 買いかぶってしまった・・・
それきり黙りこむ宇野さんでした
タクシーが赤信号で停車しました
運転手さんが振り返りました
「先ほどは失礼なお答えになってしまいました 運転中だったものですから・・・
私が少しでもお金がほしいのにはわけがあります
主人が難病で入院しています 手術の費用がかかるのです
子どもの学費もかかります いままでの会社をやめて給料のいいタクシーに入りました」
ニッコリ笑って応える運転手さんでした
宇野さんは 顔から火がでる思いだったといいます
”始めの印象で 運転手さんの人柄を非難してしまった”
それからの宇野千代さんは 第一印象は大切にするけれど 先入観には捉われない
まず 話してみる 会話をしなければ 人柄はわからない
そんな人生を送られたそうです
人に対する先入観
当たることもあるのでしょうが 決め付けてしまうのも もったいないことですね
まず 話して 聞いてみることでしょうね 判断は それからでも遅くありません
自分の人生が 確実に広がります