我が家のリスニングルームには、YAMAHA GTラックが4台並んでいる。従来は3台のGTラックですべてのオーディオ機器が納まっていたのであるが、相当に大きな電源部を別躯体で有するDAコンバーターを昨年末に新たに導入したので、納まり切らなくなったために、GTラックが1台増えてしまった。
当初は4台のGTラックには、この写真のような配置でオーディオ機器が納められていた。ORACLE製のレコードプレーヤーやCDトランスポートなどは当然上段に設置された。
さらにシステムの指揮者的な位置づけであるプリアンプのMarantz Model7も上段に、もう一つの上段はDACの本体部分が設置された。
下段にはモノラルパワーアンプである2台のMarantz Model2、ORACLEの二つの電源部、そしてDACの電源部が設置され、唯一活用されている中段にはMA COTTERのMC昇圧トランスが設置されていた。
見た目的にも収まりが良く、「ラックが4台になってバランスが崩れるかな・・・」と危惧していたが、「これはこれでしっかりと収まっている・・・」と一安心していた。
しかし、オーディオマニアというものはついつい試行錯誤してしまうものである。どうしても位置変更したくない機器は別として、幾つかのオーディオ機器の位置を変更してその音の変化を確認してみた。
その結果、まずMA COTTERのMC昇圧トランスがラックの中段から上段に移動した。上段と言ってもModel7の脇に添えられるような形での設置である。この位置の方が音が伸びやかな感じになったのである。ラックの中段を独り占めするよりも隅っこであっても上段に置かれたほうが機嫌が良いのである。
MA COTTERのMC昇圧トランスは、1970年代の製品である。製品名は「MARK2 TYPE L」。オルトフォンなどの低インピーダンス用MC昇圧トランスである。独特な青の色合いが美しい強靭なケースを持ち、コンパクトで使いやすい。
そして次にその位置を移動したのがDACである。DACの電源部(パワーアンプにしか見えないほどに大きい)が上段に移動し、その結果押し出されるような感じでDACの本体がラックの中段に押し込められた。
3本の真空管と3個のトランスを活用したDAC電源部はラックの上段に移動すると性格が変わる。実に育ちが良いという雰囲気になるのである。籠った感じがなくなり、「本体よりも電源部の方が重要なのか・・・」と認識を新たにした。
別躯体の電源部というと、主役である本体よりも疎かにされがちであるが、場合によっては電源部の方を優先すべきこともあるようである。
当初は4台のGTラックには、この写真のような配置でオーディオ機器が納められていた。ORACLE製のレコードプレーヤーやCDトランスポートなどは当然上段に設置された。
さらにシステムの指揮者的な位置づけであるプリアンプのMarantz Model7も上段に、もう一つの上段はDACの本体部分が設置された。
下段にはモノラルパワーアンプである2台のMarantz Model2、ORACLEの二つの電源部、そしてDACの電源部が設置され、唯一活用されている中段にはMA COTTERのMC昇圧トランスが設置されていた。
見た目的にも収まりが良く、「ラックが4台になってバランスが崩れるかな・・・」と危惧していたが、「これはこれでしっかりと収まっている・・・」と一安心していた。
しかし、オーディオマニアというものはついつい試行錯誤してしまうものである。どうしても位置変更したくない機器は別として、幾つかのオーディオ機器の位置を変更してその音の変化を確認してみた。
その結果、まずMA COTTERのMC昇圧トランスがラックの中段から上段に移動した。上段と言ってもModel7の脇に添えられるような形での設置である。この位置の方が音が伸びやかな感じになったのである。ラックの中段を独り占めするよりも隅っこであっても上段に置かれたほうが機嫌が良いのである。
MA COTTERのMC昇圧トランスは、1970年代の製品である。製品名は「MARK2 TYPE L」。オルトフォンなどの低インピーダンス用MC昇圧トランスである。独特な青の色合いが美しい強靭なケースを持ち、コンパクトで使いやすい。
そして次にその位置を移動したのがDACである。DACの電源部(パワーアンプにしか見えないほどに大きい)が上段に移動し、その結果押し出されるような感じでDACの本体がラックの中段に押し込められた。
3本の真空管と3個のトランスを活用したDAC電源部はラックの上段に移動すると性格が変わる。実に育ちが良いという雰囲気になるのである。籠った感じがなくなり、「本体よりも電源部の方が重要なのか・・・」と認識を新たにした。
別躯体の電源部というと、主役である本体よりも疎かにされがちであるが、場合によっては電源部の方を優先すべきこともあるようである。