AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5236:60分切り

2020年07月09日 | ノンジャンル
 Zwift内において、もっとも長く厳しいヒルクライムコースがAlpe du Zwiftである。ツール・ド・フランスのコースで有名な「Alpe d’Huez(アルプデュエズ)」を再現したものだそうで、距離が12.2kmで、平均勾配8.5%、獲得標高は1,036mであり、かなりハードであることが窺える。

 KOMが設定されているので、走り切るとタイムが表示される。そしてまことしやかに語られるのが、Alpe du Zwiftのタイムを1.5倍するとMt.富士ヒルクライムのタイムと近似する、というものである。

 今年はMt.富士ヒルクラムが中止になったので、現在の調子でAlpe du Zwiftを走ってみて、そのタイムに1.5をかけたタイムが、今年の仮のMt.富士ヒルクライムのタイムとしてみようかと思った。

 実はAlpe du Zwiftはいままでイベントなどで走っている。しかし、Alpe du Zwiftのみに力を集約して走ったわけではない。

 「60分は切らないと・・・」と思いながら、LOOK 785 HUEZ RSに跨った。Alpe du Zwiftを走るには、WATOPIA内の次の3つのルートから一つを選択すればいい。

 ①Road to Sky(19.9km/1144m)
 ②Tour of Fire and Ice(25.1km/1166m)
 ③Four Horsemen(89.3km/2112m)

 一番短い①を選択した。このコースの場合、Alpe du Zwiftまでのアプローチは5.4kmほど。アップのためにちょうどいいくらいである。

 アプローチはゆったりと走った。脚に疲れが溜まらない程度の負荷で走ると、11分ほどでアプローチは終了した。いよいよAlpe du Zwiftに入った。

 ぐっと負荷を上げて230ワット以上のパワーへ・・・序盤は脚が元気であるが無理をすると後半辛い目に会う。

 つづら折りが続くAlpe du Zwiftには、カーブごとに番号が振られている。全部で21あるカーブの最初のカーブには「21」の数字が振られている。それがカーブをパスするごとにひとつづつ減っていく。

 Alpe du Zwiftにはいるとスマホの画面の右上にはヒルクライムコースの状況が俯瞰図で表示される。それを見ると自分が今どのあたりを走っているのか分かる。

 次のカーブまでどれくらいかと時折その俯瞰図を眺めながら走っていった。カーブをこなしていくと、カーブに振られたナンバーは減っていく。それに反比例して脚に蓄積される疲労感は増えていく。

 カーブに振られている数字が一桁台になってくると、切れかかっていた心の糸のテンションが少しだけ上がった。

 そしてやがてカウントダウンエリアに入った。「3」を過ぎた。「2」を過ぎ・・・ようやく最後の「1」が振られたカーブを通り過ぎた。

 ラストスパート・・・といってもそれほどのスピードが出ているわけではないが、「60分は切るぞ・・・」との気持ちでクランクを回し続けた。

 そしてゴール・・・タイムは57分58秒であった。どうにか60分は切ることができた。このタイムを1.5倍すると1時間27分ほど・・・「まあ、今の状況ではこんなものかな・・・」と思いながら、脚を休ませた。
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