AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6647:スタート

2024年05月13日 | ノンジャンル

 ハルヒル本番当日の朝は、4時半に起きて、朝食を済ませた。5時には高崎駅近くにあるビジネスホテルを出て、すぐ脇のコインパーキングに停めてある車に乗り込んで、指定された駐車場へ向かった。

 大会参加者に割り当てられる駐車場は幾つかあり、私はメイン会場から3kmほど離れた場所にある「高崎食肉センター」であった。

 道が空いていれば30分ほどで着くが、駐車場が近くなってくると道は、参加者の車で渋滞していた。

 6時過ぎに駐車場に着いた。私のスタート時間は7時半を過ぎる予定であったので、時間的には随分と余裕があった。

 ロードバイクを車の荷室から降ろして準備を進めた。空は曇り空であった。天気予報では雨の心配はないとのことであったので一安心である。

 ロードバイクに跨ってメイン会場へ向かった。メイン会場にはスタート前の参加者のための広い待機エリアがあり、数多くのローディーがスタートを待っていた。

 1時間ほどの時間、スタートを待っていると、私たちのグループのスタート地点への移動が始まった。

 1グループで約300名づつスタートしていく。スタートゲートを潜ってもすぐに計測開始ラインがあるわけでなく、しばらくは助走区間があるようであった。

 

 スタート地点は普通の商店街の中であった。グループの後方に位置していたのでスタートゲートは視界には入ってこなかった。

 スタートの合図があって集団の前方の方から順番に左足のクリートをペダルに嵌め込んで動き始めた。

 私も、そのウェーブに乗って、スタートした。少し進むとスタートゲートがあり、その下を潜った。ボランティアの方々の「頑張って・・・」という声援を受けながら、しばし助走区間をゆったりと走った。

 61歳という年齢や現在の脚力を考えると「無理はできない・・・パワーメーターの数値は気にせずに、余裕をもって前半は走ろう・・・」と、思いながら計測開始ラインを待った。

 計測監開始ラインを越える際にサイコンのスタートボタンを押した。サイコンのタイマーの数字が動き始めた。

 サイコンに表示されるパワーの数値はなるべく見ないようにして、「これくらいの負荷であれば、まだ余裕があるはず・・・1時間以上はこのペースを保てる・・・」と、主観的に思える負荷でペダルを漕ぎ続けた。

 前半には斜度が厳しいエリアはほとんどなく、時折斜度が緩むエリアもあるので、比較的快調に走っていけた。

 ハルヒルには三つのコースの設定がある。「初心者コース」「榛名神社コース」「榛名湖コース」である。距離が「初心者コース」は3分の1、「榛名神社コース」は3分の2となっている。

 「初心者コース」のゴール地点を越えた。3分の1ほどの距離を走った。「完走はできそうだな・・・このペースであれば、最後まで脚はもちそうだ・・・」と感じていた。

 「初心者コース」のゴール地点を越えると、平均斜度が上がってくる感じがあった。脚が徐々に重くなってくる。

 コースには、お揃いの黄色いジャケットを着たボランティアの方々がカーブ地点や給水所に立っていて、声援を送ってくれる。

 無理のないペースで走っているので、後半に入ってもペースを落とすことなく、淡々と走っていけた。

 すると視界には榛名神社の大きな赤い鳥居が見えてきた。関東屈指のパワースポットと紹介されることもある榛名神社である。

 しかし、その赤い鳥居は、「この先の坂は、相当にきついよ・・・覚悟をして・・・」と、ここまで走ってきて疲れている参加者にそう告げる「警告灯」の役割も果たしていた。

 この先には最大勾配14%の坂が待ち構えているのであった。

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