AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

1647:粛々

2010年09月16日 | ノンジャンル
 長い夏であった。でも、どうにか終焉を迎えたようである。今日は朝から雨で、半袖では肌寒く感じるほどであった。数日前まで30度を越えていたことが遠い昔のような気がした。変なものでほっとする反面寂しい気もする。そういった気になるのが、夏の終焉である。

 雨は朝から本降りであった。自宅から八王子インターまでは45分程度で着く。そこから須玉インターまでは1時間15分ほど。須玉インターから国道41号に出て、30分ほど走ったところが目的地。2ケ月に1回訪れる顧問先である。

 小海線の野辺山駅が近くにある。標高が高いので、気温は東京よりも10度近く低い。上着無しでは辛い気温である。2時間ほどで作業は終了。また同じ道を帰っていく。片道2時間半、往復で5時間である。

 この往復5時間の行程の相棒は、Mercedes-Benz E350 BLUETECH STATIONWAGON。ディーゼルエンジンを搭載したこの車の最大の売りは抜群の燃費性能である。

 この全行程の燃費は14.1km/Lであった。やはり、燃費性能は優れているようである。それともう一つ優れている点があるとすれば、往復5時間の行程を経ても体の疲れが比較的少ないことである。

 Mercedes-Benzのシートは硬い。沈み込みがほとんどないのでは思えるほどである。座り心地は快適とは言えない。BMWのシートの方が表面が柔らかく、包み込み感があるため快適に感じられる。しかし、体が疲れないのはMercedes-Benzの硬いシートである。

 もちろん、シートの差だけが体の疲労感に影響を与えるだけではないのであるが、大きな要因の一つであると思われる。

 また、車の性格も大きく違う。Mercedes-Benzのエンジン、特にこのディーゼルエンジンはアクセルを踏み込みたくなる官能性がまったくない。BMWはついついその官能性にほだされ、アクセルを踏みたくなるのに対して、正反対の性格とも言える。

 それゆえ、車は粛々と進むのである。まさに「粛々と・・・」といった感じの車である。運転の爽快感は少ないが、仕事はきっちりとこなし、燃費も抜群である。疲労感も少ない。

 Mercedes-Benzは長距離を走れば走るほど、その優位性を感じさせてくれる。仕事の相棒として捉えた場合最良の選択と言えるであろう。もちろん、そのために切り捨てられたもののなかにも、大切な要素はあるのであるが、今日のように雨のなか長距離を走った時には、その「道具」としての確かさにありがたみが感じられ。
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