おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

電話

2012-11-22 10:44:34 | 福島

 今日、「ふくラボ」という情報誌が取材に来る。ネットで紹介してもらうためだが、申し込んだのが1ヶ月前とあって、むこうから取材の申し込みの電話があったときには何のことやら見当がつかなかった。そういうわけで、電話の応対もキャッチセールスかオレオレ詐欺に対するみたいにぶっきらぼうになってしまった。電話で応対しながら「事務的な話し方だなあ」などと考えながら応対していたが、むこうはむこうで申し込んでおきながらぶっきらぼうな受け答えなので、なんだこいつ、と思ったに違いない。

 この前「リビング郡山」という広報紙に取り上げてもらい、「リビング郡山を見て来ました」というお客さんには、絵はがきを1枚プレゼントすることになっているのだが、いまだそんなことを言いながらカフェにやって来るお客さんはいない。広報紙や情報誌を見る人は多いが、だからといって行動に移す人が多いのかというと、そんなことはない。

 かつて、パソコンを購入したとき、無料でHPが開設できるならやらないのはもったいない、とばかりに「田舎で暮らす」を立ち上げた。あの頃はブログやツイッターなどはなかったから、あちこちから興味を持ってもらえた。西日本新聞や大分合同新聞などの地方紙、車やペットの雑誌など、HPの紹介欄で取り上げられたが、だからといって特別アクセス数が増えるということはなかった。

 そういうこともあり、宣伝というものに関しては僕は懐疑的だ。行列ができるとなると並びたくなる人、新製品が出るというと、三日も前から店の前で野宿して一番乗りを目指す人を動かすのが関の山だろう。そんなのが来ても来なくても、僕としてはどうでもいい。受け答えが、ぶっきらぼうになるのは仕方ないのだ。

 電話と言えば、最近車検を出した車屋から、「自賠責保険」の書類を書き間違ってましたので、正しいのと交換したいと言ってきた。大分にいないので、郵送でやり取りするしかなく、こちらの住所を伝えた。自分の持ち家にいるわけではないので、当然のことながら福島県の住所の最後で「××宅でお願いします」と付け加えた。と、受話器から聞こえてきたのは「たく様方ですね」という、トンチンカンな返事だった。

「いえいえ、たく様方ではなく、××宅というのは××方という意味です。様方じゃありません」
「はい、たく、様方ですね」
「いいえ、××方です」
「はい、わかりました」

 こいつ、絶対わかってないなと思いながらも、これ以上説明するのは面倒臭いので放っておいたら、届いた郵便は「××卓様方」になっていた。どうにも電話というのは、正確には伝わらない。

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