おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

三春町の草刈り

2024-06-08 12:01:21 | 福島
 三春町は昔三春藩があったところだ。従って昔はお城があったのだが、今はこんもりした山があって、そこが城跡だ。天守閣があったであろうお山のてっぺんまで遊歩道があり公園になっている。

 もっとも公園と言っても、何があるわけではない。雑木林の間を自然散策と銘打って歩き回るくらいしかやることはない。お山のてっぺんまで歩いても展望台もないので、普段はほとんど人影もなくひっそりとしている。

 町としては三春藩の象徴でもある城跡をなんとか活用したい。観光には適さなくても、町民の癒やしの場所くらいにはしたいというので、お山のあちこちにせっせと紫陽花を植えている。いつかは紫陽花で全国的に有名になるくらい咲くかもしれないと期待して、植え続けるのだ。

 ただ、紫陽花は植えてはいるが、実際に世話をするとなると大変だ。そこで町のあちこちの地域にお願いして初夏と初秋に「お城山紫陽花手入れ」の協力者を募り、草刈りやら紫陽花の肥料やりやら剪定をやってもらうのだ。で、今回僕は協力者の名簿に名前を連ねたので、早朝から草刈機を車に積み込み出かけてきた。協力と言っても、実際は地区ごとに協力者の人数が決められていてほぼ強制なのである。

 どのくらいの人が参加させられているのかと思ったら、想像以上の人が集まっていた。ゆうに100人は超えているだろう。さっさと済ませて帰ろうと思っていたら、まずは全員で集まり、そこから町長の挨拶やら記念撮影やらといった開会式があった。予定では1時間半とあったが、ちっとも草刈りを始められないのだ。

 草刈りはお山なので平坦なところはまったくと言っていいほどなく、急な斜面を足を踏ん張り花々を切らないように注意して行う。年配の人が多いので、そのうち誰かが転げ落ちるかと思ったが、そこは慣れたもので期待通りに転げ落ちる人はひとりもいなかった。

 終わると町からと町づくり協議会からとそれぞれペットボトルのお茶をもらい、仕事終了。町ではことあるごとにペットボトルのお茶を配るので、我が家にはまだ飲んでいないお茶が10本ほど溜まっている。
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