おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

帯に短し

2017-10-28 11:37:30 | 福島

 この前の月曜日は台風で一日家に閉じ込められ、今度の月曜日も台風の影響で一日雨になりそうだ。その前も、ドリの調子が悪く、月曜日に動物病院に出かけるということが続いたので、10月になって全然走れていない。今日こそはと、朝飯を食ったらすぐにランニングをしてくることにした。ずっと怠けているので、おそらく体が動かないだろうと、15キロのコースにする。

 冒険家の植村さんの本を読んでいると、毎日がギリギリの自分との戦いで、夜になり生きている自分を確認することで、今日も精一杯生きることができたと感じるという。そんな生活が毎日のように続き、北極圏12000キロの犬ゾリの旅では、2年間も続けた。そんな本を読んでいると、僕の生活なんてのは生ぬるいどころの話ではなく、人生を湯水のように浪費しているのと同じだろう。

 で、そんな自分の尻を叩きながら、先日氾濫した阿武隈川の土手を久しぶりにせっせと走る。泥だらけになっている田んぼを眺めながら、自然の猛威と同様に、自然のたくましさに驚く。

 体は思っていたほどはなまっていなかったようで、折り返し地点まで休憩なしで走り切る。空はこれから天気が崩れていくのだろう、灰色の厚い雲が山からどんどんと湧き出し、頭の上を覆っている。

 家に帰ると、ネットで度付きのスポーツサングラスを探した。いつもコンタクトを入れて走るのだが、汗だくになると海の中をコンタクトをはめて泳いでいるようなもので、目をこすりたいけどこすれずに困る。メガネをかけてもいいのだが、スポーツ用ではないから、激しい動きには全然役に立たないからだ。

 どうせなら車の運転をするときにも、サングラスを利用したいが、トンネルに入った時などを考えると跳ね上げ式にしたほうが良さそうだ。ところが、跳ね上げ式だと構造上、どうしてもやわな作りになってしまうのだ。

 いろいろ調べてみるが、どれもこれも帯に短しタスキに長しだ。いっそ裸眼で走るというのもあるが、それだと地面の凹凸がわからない。

コメント
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