九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

琉球新報より    らくせき

2015年09月13日 14時21分19秒 | Weblog
沖縄角力の選手6人が19日から5日間、ミャンマーで開催されるシルム(朝鮮相撲)の世界大会「第5回ワールドシルムチャンピオンシップ及び第1回アジアシルムチャンピオンシップ」に日本代表として招待出場する。選手らは「全員で上位に行けるようにしたい」と意気込んでいる。
(略)
 沖縄角力とシルムは、組み合った姿勢から勝負を始める点が共通している。大会には、同じように似た特徴を持った世界各競技の選手が参加する。
 県の選手らは韓国のシルム選手と40年間、2年に1度の交流を続けてきたことがきっかけで出場につながった。県勢の世界大会出場は今回で2回目。
 新垣さんはシルムで各国代表を相手にすることについて「ルールは似ているが難しい。沖縄角力(の闘い方)を生かして闘えば相手も戸惑いやりにくいはずだ」と勝負に臨む。
 選手団長で役員の内間賢生・県角力協会副会長(67)=伊江村=は「階級ごとに力を付けている。目標は世界一だ」と選手を鼓舞した。

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新聞の片隅に載ったニュースから(211)   大西五郎

2015年09月13日 13時36分19秒 | Weblog
福島第一原発 外洋流出汚染水基準を超す濃度(15.9.12 中日新聞)

東京電力福島第一原発で十一日、建屋周辺の雨水などを集める排水溝の水が堰を越えて外洋に流出した。四月以降、確認されただけで七回目。漏れた水量は不明だが、放射性セシウム134が1㍑当たり110ベクレル(放出限度は同60ベクレル)含まれ、法的に認められる濃度を超えていた。
東電によると、福島第一では十一日未明から朝にかけ、一時間当たり最大十七㍉の雨が降った。溝の出口付近でせき止められた水は八台のポンプでくみ上げ、専用港につながる別の溝に流し込んでいる。しかし、ポンプの能力が追いつかず午前三時すぎから七時すぎまでの間、三回にわたり堰を越えて外洋にあふれ出た。
溝を流れる水のセシウム濃度は、通常時の一㍑当たり計100ベクレルを超えることは少ないが、大雨の際は土砂も混じるため、大幅に高くなる。
東電は溝を専用港に流れ込むように付け替え、影響を緩和する対策を進めているが、工事は来年三月ごろまでかかる見通し、一方、排水溝が狭いことから、ポンプ増強などの対策は難しいと説明。担当者は「溝の清掃や敷地の舗装で、放射性物質の濃度を下げていきたい」としている。

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除染廃棄物の袋大雨で川に流出
同じ日の中日新聞には、大雨の影響で福島県飯館村の河川が氾濫し、東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た汚染廃棄物が入った大型の除染袋が川に流れ出したと環境庁が発表したという記事もありました。八十ニ袋を発見し三十七袋を回収したが、周辺一帯が冠水、道路が寸断されていて調査できていない場所もあり、全体の流出数は把握できていないということです。
その後の報道で、流出した袋は二百四十袋で、百十三袋を回収したが、一部の袋は破れて中身が空になっていたということです。

安倍首相の国際的ウソ
2020年オリンピックとパラリンピックを東京で開催することを決めた2013年ブエノスアイレスでのIOCの総会では、プレゼンテーションでの滝川クリウテルさんの「オ・モ・テ・ナ・シ」
や義足のジャンパー佐藤真海さんの体験談がIOC委員の胸を打ちましたが、委員の間には福島第一原発の事故の影響を懸念する声も多くありました。
これに対して安倍首相は「放射能はアンダーコントロールされている(東電の専用港に閉じ込めている)」と説明しましたが、コントロールされていないことがはっきりしました。政府は原発の再稼働を進める方針ですが、国民の生命・安全を危うくする原発は廃棄すべきです。
                                                大西 五郎
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随筆紹介 「夏」    文科系

2015年09月12日 00時17分04秒 | 文芸作品
 夏  H・Tさんの作品

 私は夏が好きだ。
 暑くなって、八百屋の店先に夏野菜が並び出すと私はわくわくする。すいかの出番はもうすぐだ。私は、岐阜県の田舎町の窯屋で育った。
 暑い夏、坂の上から農家のおじさんが、菅笠姿で大八車に落ちないかしらと思うほどたくさんのすいかを積んで、売りにやってくる。昔のすいかは割れやすく、時々ひびの入ったすいかを割って、私達子どもに食べさせてくれるおまけもあって、我先にと群がって車を囲んだものだ。

 やがて、仕事の手を休めて裸姿の父が現れる。子どもにはわけのわからない言葉の遣り取りで、工場横の水槽へいくつものすいかが運ばれてくるのを見て、私達は歓声。そこは粘土を練り上げるために、いつも水が流れている場所。入れられたすいかは水の流れに沿って、くるくると回り、冷やされる。
 やがて昼過ぎになると、三時とかおやつの時間という言葉も知らない私達子どもが集められる。工場で働いているおじさん、おばさんの子どもたち。みんなわくわくとすいかを囲んで丸くなる。
 父の一声。「みんな裸になれ!」
 着ているものが汚れたらという、父の思いだ。男の子も、女の私達も上半身裸。わらむしろの上へ、大きなまな板が置かれて、すいかがどかんと座る。
 また、父の声。
「このすいかは赤か、黄か?」、私達は喜びいっぱいの大声……。
 昔は赤いすいか、黄色いすいかの作り分けができず、全くの偶然の産物。すいかを作っている人も分からなかった。
 すいかに包丁を入れると、パシッとひとりでに割れる。こんなすいかはうまい。大きい方を狙うために、切り分けている父の手元を見つめる。
「いんちゃんに勝った者が先だ」と父の声。いんちゃんとは、じゃんけんの田舎言葉だ。 目をぐるぐるさせて、勝った者から大きいのを取る。
「種はうしろを向いて飛ばせ!」。父の声で口の中の種をプーッと飛ばす。

 熱中症という言葉もない頃。こんな想い出はいっぱい。今ひとりぐらしの私は、店先で切り分けて売られているすいか。四角に切ってプラスチック容器に入れられるすいかを見ると、どうにも買う気がしない。 
でも食べたい。
 すいかは大きい方が美味い。小玉といわれているすいかはいやだ。夏になると、何日もかけて冷蔵庫に丸ごと入る場所を用意して、買ってくる。産地も私なりのこだわり、新潟県のMAすいか。近くは豊橋のOHすいかと決めている。
 三階の住まいまで階段をえっちら運んでいると、知り合いの奥様が「お客様ですか?」とか「お友達が来られますの?」、声をかけて下さる。笑顔でうなづき、冷蔵庫の中へ。
 私の夏。大きな楽しみ。
 食べ方も、皿にのせスプーンで一口一口ではない。大きく切って、かぶりついて食べるのをよしとしている。子どものころ母は、冷たい井戸水にゆっくり吊してから食べる方が美味しいと言っていた。でも、それはもうできない。冷蔵庫で四時間ぐらいがちょうどよいと計算済みだ。

 独断と偏見と言われるかも知れないが、私の夏はすいかだ。すいかの夏だ。
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「戦争で繁盛」世界戦略に対して   文科系

2015年09月11日 22時48分37秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 このブログを10年やってきて、いろんなネトウヨ氏とやりあってきた。ブログの名称ゆえなのだろうが、こういう方々の訪問が絶えなかったからだ。知識も思考力も様々な彼らを相手にして、実に様々いろんな勉強をさせられたし、専門の哲学的な「(彼らとの)分かれ道」なども含めて、実に様々なことを考えさせられて、今日まで来た。「これだけ稚拙な知識しかない相手が、どうしてこれだけ頑張れるのだろうか」などとは、何度訝ったか知れない。その度に考え込んだのはこの事だった。これだけ確信ありげに語るのは、自分を納得させ、確信させるなんらかの前提的命題があるからだろうが、それって何なのだろうかと。またこれらすべてにおいて、同じ人間という生き物に、どうしてこれだけ見解の相違が生じるのだろうかというそんな問題意識をいつも温めてきたとも言える。
 そこで最近になってようやく気付いたことが以下のことであった。

 米国は実体経済がIT産業ぐらいしかない。だから、マネーゲームで儲けて、BRICS諸国相手の現物経済の貿易収支大赤字を相当にカバーしている。がこの国、戦争が流行ればその苦手な現物経済もなかなかの物だと言えるのである。兵器産業でいえば世界ダントツの実力があるからだ。貧乏な国、勢力には本来は廃棄すべき多量の中古品などを、日本や石油成金国などには第一級の兵器をなどなどと、世界のどこかで戦乱が起こるほどに、この商売は常に繁盛である。

 さて、戦争違法化が20世紀になって世界史上初めてその国際法が生まれたりして着手されたが、地上から戦争はなくせるのだろうか。この問題で極めて簡単な正しい理屈が一つ存在する。戦争はずっとなくならないと語る人は「その方向」で動いていると言えるのだし、なくせると思う人はそういう方向に「参加していく」のである。つまり、戦争が未来になくなるか否かという問題とは、人間にとって何か宿命的に決まっているようなものではなく、今及び将来の人間たちがこれをどうしようと考え、振る舞うだろうかという実践的な問題なのである。世界の政治課題というものは、人間が決めるものだということだ。

 戦争は無くならないと語る人は当然、こう語るはずだ。「だから、国土防衛に励まなければ、国が滅びかねない」と。こういう人々が世界に増えるほど、貿易赤字国の米国は助かるのである。いや、助かるという地点を越えて、今の米国はこういう人々を増やすこと自身を世界戦略としているからこそ、あちこちで戦争を起こしているのである。まるで、人間永遠に闘う存在だという世界観を広める如くに。「人間必ず死ぬ。貴方も間もなく死ぬ」と大いに叫べば、葬式屋さんが儲かるようなものではないか。

 これが米国のネオコン、産軍政複合体の世界戦略なのだと思う。
 対案はこれだ。「いや、戦争はなくせる」という世界観を広めていくこと。その実を例え少しずつでも作っていくこと。

 以上ありふれたようなことを書いたが、案外語られていない、大切な知識だと思う。特にこの部分が。
 『まるで、人間永遠に闘う存在だという世界観を広める如くに』
 これが、ネトウヨ諸氏の世界と政治を観る出発点なのである。最近、そう気付いた。
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集中豪雨が・・・

2015年09月11日 09時17分56秒 | Weblog
茨城県など関東、東北で大きな被害が出ています。
行方不明の方もまだ見つかっていません。

東海地方も15年前に集中豪雨で被害がでました。
(あの時の被害などから学んで、警戒情報が出されるように)
ここよりお見舞い申し上げます。
東北では、まだまだ警戒が必要とのこと。
身の安全を第一に・・・


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「よたよたランナーの手記」(132) 目標、ナゴヤシティ57分   文科系

2015年09月09日 20時19分26秒 | スポーツ
涼しくなって、そろそろスピードを上げている。30分2回で、先日9・1キロから、9日9・2キロまで来た。こんなスピードでも各30分の前半はLSDと決めていて7~8キロ時で走っているので、後半は10・5キロ時ほどでかなり長く走ることになる。おいおい11キロ時以上も多くして、また1時間10キロを超えていこうと企てている。今ジムでやっているLSDも含んだこの走り方で10キロ時を越えられれば、10キロマラソンで57分ほどの力(1時間を平均10・5キロ時で走れる力)にはなっているということ。僕の病気前最後の10キロが07年北名古屋マラソンの54分18秒だから、8年後の今57分まで行ければ、かなり嬉しいことになる。それでもって、友人のS君と約束し合ったように11月の名古屋シティマラソンに出ようかなと目論んでいる今だ。当面の計画はこんな風に決めた。(後で調べてみて追加  名古屋シティマラソンは11月から3月にかわっていた)
 
 病気ブランクなどを取り戻しつつあるここのところ、3日に9・1キロ走ってから、7~9日の3日続きで頑張って、8・5キロ、8・8キロ、9・2キロと上げてきた。涼しくなったこれからは、この9・2キロを1日ごとに百メートルずつ延ばしていく走りを、できるところまでやっていくつもりだ。その後どこかで、10.5キロ時30分通しもやってみたい。それが最初の一区切りということだろう。

 ただ、心配はある。10キロ時近くになると汗が激しすぎるのだ。心臓が無理をしているということだろう。あくまでも余裕を持って無理せずにこの計画を進めていく積もりでいる。
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中央日報より    らくせき

2015年09月09日 09時29分02秒 | Weblog
大韓民国の国民として感じる自負心は若者と高齢者の間で大きな差があることが調査で分かった。20・30代では大韓民国の国民として暮らすことを望まない人が3人に1人の割合に達した。一方、50・60代以上では10人に1、2人にすぎなかった。特に20・30代のおよそ半分は大韓民国が恥ずかしい時があると答えた。

高麗大アジア問題研究所(ARI、所長・李鍾和)、東アジア研究院(EAI、院長・李淑鍾)、そして中央日報が光復(解放)70周年と中央日報創刊50周年を迎えて実施した「2015年国家アイデンティティー」アンケート調査の結果だ。

「私は大韓民国の国民になりたい」と答えた20代と30代はそれぞれ64%と65.8%だった。これは50代(81.9%)と60代以上(89%)に比べて低い。「大韓民国に対して恥ずかしい時があるか」という質問には20代が49.4%、30代は51.3%が同意した。一方、50代は34.7%、60代以上は32%だった。

高麗大の尹麟鎭(ユン・インジン)教授(社会学科)は「若年層で恋愛・結婚・出産を放棄した『3放世代』に続き、5放・7放・n放世代まで登場したのは、3放だけでなく就職、人間関係、希望などをあきらめたという意味」と述べた。

そのためか20・30代は政治・社会的な不信感も強かった。「政府は少数ではなく国民の利益を代弁する」という質問に50代、60代以上は半分近くが同意したが、20代は39.3%、30代は36.4%にとどまった。また、国家に対する自負心が弱い集団であるほど領土に対する認識も委縮していることが分かった。世代別の領土認識で20代台の場合、61.5%が南側(韓国)だけが自国の領土だと答えた。

しかし20・30代は市民の自由を重視する「市民世代」として定着している。例えば「国家が誤った方向に進んでも従うべきか」という質問に20代は29.8%、30代は34.2%だけが同意した。

20・30代の理念性向も変わった。2005年の調査では20代の44.6%、30代の38.5%が自分を「進歩」と答えた。しかし今回の調査では20代は33.7%、30代は24.1%に減少した。

就職難に苦しむ20代は「成長か福祉か」という質問に半分以上(53.4%)が「福祉」を選択した。生計に困難がある若年層で福祉の需要が増えた。
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ハリルジャパン(25) 今夜、アフガン戦に   文科系

2015年09月08日 11時14分21秒 | スポーツ
 今夜アフガン戦で、21時から放映だ。カンボジア戦先発メンバーから2人替わると監督が述べていたが、今朝の新聞予想を観ると武藤が退いて原口が入るだけとあった。23,24回に書いたが、武藤はこんな点が頂けなかったと思う。
『ただ、香川が中へ入りすぎたり、武藤が前に出すぎたりしていたのは頂けない。皆が目一杯シュートを狙うのではなく、それぞれの仕事をまずすべきなのだ』
『ハリルも狙っているという中距離シュートならば、全員の仕事だろうが、第一のシューターはハリルが「ペナルティーエリアにいて下がって来るな」と命じた岡崎の仕事。現在までの実績や、ハリルが岡崎に与えた任務から言っても、周囲は彼をリスペクトしなければならない。それがチームというものだ』
 
 2日前ほどの監督談話の通りだとすれば、もう1人替わるのは誰だろうかと考えた。ボランチの1人か、さもなくばクロスの精度不足からサイドバックの1人なのか。案外、香川が外されて柴崎が入るか等とも、考えていた。香川も自分のシュートに拘るあまり、本来の役割をおろそかにしている上に、そのシュート自身もかえって過緊張から信じられないようなポカをやっていた。武藤と香川を外せば、もっと前の方のチームワークがよくなってかえって得点が増えると思う。またこのやり方の方が、今のチーム全体の今後の統制やチームワーク作りのためにも良いと考えていた。

 話は変わるが、前回24回目に国内組との違いを書いた。そのテーマと全く同じ事が今日の中日新聞定例特集「月刊サッカーストリート」に載っていたので紹介したい。大見出し自身が『日本人の「定説」覆す岡崎』となっていて、彼のプレミアリーグ全4戦までの活躍に焦点を当てて記事を書いているというのも、僕と全く一緒だ。こんな内容である。
①降格常連チームが首位を争っていることについて、間違いなく岡崎の活躍がある。
②岡崎を初めて先発から外した第4節で、(繋ぎは上手いけど弱い)相手に押し込まれたのは、岡崎の前からの追い込みがなくなってボールを奪えず、相手に押し込まれたからだ。現に後半に岡崎が入ったら勢いが出て、1対1で終われた。
③イングランドで岡崎がどう見られているか。
『「岡崎はそれほど大きくない男なのに、正統派の剣闘士の戦いをするじゃないか」。そんな見方をされている』
④『岡崎がイングランドでウケる事実は、日本サッカーのスタイルを見直す時期が来た、ということを意味している』
『最新の国際サッカー連盟ランキングで日本が、この15年間で最低の58位となった悲惨な現実の元凶はそこ(つまり③のこと)にある』

 なお、この記事の執筆者は「英国在住サッカージャーナリスト・原田公樹」とあった。日本サッカー界の最大弱点を突いた良い提言であり、この全体が好記事だと読んだ。
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<ものみやぐら>      大西 五郎

2015年09月07日 19時11分48秒 | Weblog
「安保法案理解不十分でも成立を」自民党高村副総裁が暴言

「国民の反対を押し切ってでも」

自民党の高村副総裁が6日、青森市内での講演で、安全保障関連法案に関し、国民の理解が得られなくても今国会中に成立させる方針を強調しました。「国民のために必要だ。十分に理解が得られていなくても決めないといけない」と述べました。(7日中日新聞)

安全保障関連法案はどうしても今成立させなければいけないというものではありません。国会審議における首相の答弁が二転三転したり、中谷防衛相の答弁が憲法の範囲をはみ出していたりするのが国民が理解を得られない理由です。国民の理解が得られていないなら、一旦提案を取り下げて、政府答弁を整理し、国民が心配している要素を取除いたものを出し直すのが筋です。(もっとも国民の心配を取除くと集団的自衛権の行使はできないことになるでしょうが・・)
高村氏は「国民の理解を得られなければ次の選挙で政権を失う。それが民主的統制だ」とも述べていますが、国民は選挙で勝った政党に白紙委任を与えているのではありません。ましてや安倍内閣が安全保障関連法案を閣議決定したのは今年5月です。衆議院選挙は昨年12月でした。この選挙では安倍政権はアベノミクスへの支持を訴え、安全保障関連法案は争点になりませんでした。国民が理解していなくても、一旦法律が出来てしまうと自衛隊のアメリカ軍との共同作戦などがこれまでの枠を超えて広がることになります。「次の選挙まで待てない」状況が生まれます。
また自衛隊の海外派遣に例外なく国会の事前承認を求めるという次世代の党など三党の修正案について「民主的統制は極めて大切だ」としながらも、「(参議院で修正した後)衆議院に戻して成立させる時間的余裕があるか」と法案の修正は困難との認識を示しました。国民の理解をえられないまま何が何でも今国会で法案を成立させることが必要なんでしょうか。
高村副総裁の発言は暴論というほかありません。

国民の6割以上が今国会での法案成立に反対

NNNがきのう、JNNがきょう、世論調査の結果を発表しました。
Q 政府がこの法案の内容を国民に十分に説明していると思いますか
NNNの調査  そう思う14.2%  思わない78.1%  わからない 7.8%
JNNお調査  そう思う13%   思わない83%
Q 安保法案を今の国会で成立させることに
NNNの調査  賛成24.5%  反対65.6%  わからない 6.9%
JNNの調査  賛成30%   反対61%
内閣支持率<不支持率
Q 安倍内閣を支持しますか
NNNの調査  支持する39.0%  支持しない43.0%  わからない18.0%
JNNの調査  支持する47.1%  支持しない52.8%
国民は安倍政権の強引な政治の進め方にもNO!を唱えているのです。
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新聞の片隅に載ったニュースから(番外編ⅩⅨ)     大西五郎

2015年09月07日 10時49分19秒 | Weblog
中部選出参院議員自民13人中9人安保法に賛否示さず(中日新聞 2015.9.7)

安全保障関連法案の参院審議は与党が目指す九月中旬の採決をめぐり、野党との攻防が激しさを増している。中日新聞が中部六県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀)の参院議員全二十七人に法案への賛否をアンケートしたところ、与党では自民党の十三人のうち九人が無回答および「回答を控える」などとして態度を明らかにしなかった。公明党の三人はいずれも「賛成」を表明した。安倍政権に十分な説明を求める国民の声は根強いが、自民党議員の消極姿勢が目立つ結果となった。
自民十三人のうち法案に「賛成」と答えたのは、吉田博美(長野)、若林健太(同)、滝波博文(福井)、柘植芳文(比例)の四氏。山崎正昭氏(福井)は「参院議長として中立を保つ」、藤川政人氏(愛知)が「審議中のため」とするなど、四人が理由を示したうえで「回答を控える」とした。酒井康行(愛知)、大野泰正(岐阜)、吉川有美(三重)、小阪憲次(比例)、山谷えり子(同)の五氏からは回答がなかった。
与党では自民と連立を組む公明党の全員が「賛成」を表明。荒木清寛氏(比例)は「安全保障環境が厳しさを増す中で、紛争を未然に防止する必要がある」、魚住祐一郎氏(同)は「丁寧に審議が進められている」とした。
これに対して野党の民主党は、十人全員が法案に「反対」と回答。林久美子氏(滋賀)は、集団的自衛権の行使を容認した昨夏の閣議決定などを踏まえ、「憲法解釈を変更するのではなく、憲法改正を提起すべきだ」と答えた。芝博一氏(三重)も「憲法解釈を変えての法案」と国会手続きへの疑問を提示した。大塚耕平氏(愛知)は「国民と国の潜在的リスクを高めることになる」と説明した。
無所属の薬師寺道代氏(愛知)は「『安保関連法案』と十把ひとからげに賛成を問うアンケートでは真意は伝わらないので、無回答」とした。
(アンケートは今月二日から五日にかけて行った。)

□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

自民党本部は所属議員に対してテレビ番組への出演を控えるように通達したり、マスコミの取材には注意して対応するように指示しており、TV朝日の「朝まで生テレビ」に出演を応諾していた自民党議員が直前になって出演を断わったりしています。その影響がこのアンケート調査への回答にも現れているように思えます。
あるいは日々法案反対の運動が広がっていることに、次の選挙における選挙民の風当たりが強まることを恐れているのでしょうか。
それにしても創価学会員の間に法案反対の集会に参加したり、署名活動に取り組んだりする人も出ている中で、公明党の議員が一致して「賛成」を表明していますが、党の締め付けが厳しいのでしょうか。

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随筆紹介  おやじポスト    文科系

2015年09月07日 08時15分21秒 | 文芸作品
  おやじポスト  H・Sさんの作品
  
 赤ちやんポストがあるのに、どうしておやじポストはないの? この、おやじポスト発言は、T新聞の「つれあいに物申す」という読者欄の投稿発言だ。

 定年退職後の連れ合いと、四六時中一緒に暮らすおばさんの心は、連れ合いに対する不満が渦巻いている。名古屋のおばさん発言は「いらん物は、コメ兵に売ろう」のコマーシャル発想で面白いと、おばさんと同世代のわたしは受け止めている。この投稿は.おやじの関心を呼び寄せたようで、おやじも、おばさんに負けてはいなかった。
「俺は、もてる男だから、俺を捨てたら後悔するぞ」と、逆襲。投稿者の90%は女性だと言われている投稿欄に、この様な男性の投稿は珍しい。おやじが一矢報いたといえよう。
おばさんたちの言い分は、おやじが昼寝をする姿がトドそっくりで醜い。一日中家に居て行くところがない、炊事が出来ない。会話は、あいうえお、この五つですませてしまう。おばさんたちはこの様な男を「あいうえお」おやじと名をづけてからかう。その中身を解説してみよう。何か欲しい時は「あれ。あれ。あれをくれ」。自分の意に添わないときは、「いや」と首をふる。新聞を読みながらおばさんの言い分をきちんと聞かないで「うん」と生返事。不都合なことが起こると「え、えー聞いとらんぞ」とおっかなびっくりで不満をぶちまける。おばさんに用事がある時は「おい」と呼びつける。これで、すべての日常用語が賄えてしまう。

 おばさんは、自分の連れ合いを細かく観察。的確に描写が出来ているので笑いを誘う。
 お互いに、命に係わることではなく、文句を言いながら一諸に暮らしているのだから、こういう悩みは、明るい悩みと言えよう。
 つらつら考えると、新聞という公器を使い、一組の夫婦が辛辣な意見を戦わせ、不満を堂々と述べ合うなんて、ごく最近の傾向ではないかと、わたしは見ている。必死に育てた子供は一人前になり、独立して家を去る。一昔前なら、老いが特急で押し寄せ、命の方が尽きていたので、こういう悩みはなかった。現在、六十歳の人が九十歳まで生きる確率は60%と言われている、六十歳で退職。リタイヤしたおやじには、三十年も生きそうな命が残されている。おばさんの方はもっと元気だ。目の前に展開するであろう、人生百年時代の最初の世代となる私たち。長い老後を無事に乗り切るため、連れ合いには少しは気づき、自分改造を心がけてほしいという、おばさんの切なるお願いが見えてくる。

 年月とは恐ろしいもので、長年つみあげたやり方を、易しく変えることはできない。トドおやじも「あいうえお」おやじも、今後も変わり映えはしないと思うよ。ましてや、保護する対象ではないおやじのための、おやじポストは造られることはない。が絶望することもない。毎日おばさんに付きまとうトドおやじ。「あいうえお」おやじは、おばさんが、命の危険にさらされた時は、大慌てで救急車を呼び、病院の手配はしてくれるよ。おばさんに死なれたら、自分が困るという下心があったとしてもいいじゃないの。どんなに可愛がっても、ペットの子犬は役には立たない。時間をかけて、投稿で啓蒙しながら、気長におやじを改造しようではありませんか。
 おばさん読者からのメッセージでございます。
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中央日報より    らくせき

2015年09月06日 09時09分34秒 | Weblog
米国のシンクタンク、米戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長(65)は2日(現地時間)、中央日報の単独インタビューで、「韓国と中国の間に新しい関係が胎動している」とし「これは(米国にも)よいことだ」と述べた。

ハムレ所長は朴槿恵(パク・クネ)大統領の中国閲兵式出席について「悪くない」とし「むしろ朴大統領が韓中首脳会談で韓日中首脳会議を引き出したことで、北朝鮮に『変わらなければ孤立する。変化できる機会は多くない』という重要なメッセージを投げかける役割をした」と評価した。

ハムレ所長は「北朝鮮が『悪い道』を選んで核兵器を使うしかない決定をする可能性を(韓米両国が)念頭に置かなければいけない」と警告した。インタビューはワシントンのCSIS事務室で1時間ほど行われた。

CSISは外交安保分野世界最高のシンクタンクで、米政府の政策にも強大な影響力を及ぼす。ハムレ所長はクリントン政権当時に国防次官と副長官を務め、オバマ政権でも国防長官候補に挙がった。「ワシントン内部事情」に最も精通している人物と見なされている。

--米国は朴大統領の中国閲兵式出席に対外的には「尊重する」というが、実際は不快に思っているのでは。

「その間、中国が何度か『反日』アジェンダに対し、韓国が支持して参加することを促したが、そのたびに韓国は断った。『我々(韓国)には我々の歴史があり、我々の手続きがあり、処理する方法がある』として中国と同じ列に立たないと把握している。今回の出席も同じだ。私は朴大統領が第2次世界大戦で戦闘を行って亡くなった人たちに敬意を表する目的で出席したと理解している。中国と同盟を結んだり『反日』に立つためのものではない。それなら悪いことではない」

--北朝鮮と中国の関係が以前とは違う。

「朝中関係はあらゆる分野で硬直している。中国は北朝鮮が問題を起こすことを望まない。そのために神経質な反応を見せる。私は中国が北朝鮮の変化を誘導していると見ている。(過去とは)違う方法で北朝鮮を管理している」

--南北関係はどう展開すると思うか。南北首脳会談の可能性は。

「北朝鮮が先に変わらなければいけない。その点で私は(首脳会談を)緊急な問題とは見ていない。歴代の韓国大統領とは違い、朴大統領は単に象徴的な理由のために首脳会談をしようとしたり、見返りを与えたりはしないだろう」

--来月16日の韓米首脳会談ではどんな議論があるだろうか。

「米国の多くの人々は10月10日の北朝鮮労働党創建70年行事の前後に(北朝鮮の)核実験あるいはミサイル発射のような挑発を予想している。両首脳はそれに関連した共同対応策を出すと見る。何よりも軍事協力案が主な議題になるだろう」

--北朝鮮が4回目の核実験をする可能性が高いということか。

「私が見るに、北朝鮮の軍事力はますます弱まっている。経済的な問題のため十分に訓練ができない。軍事力が弱まれば衝撃を与えることができる『特別なこと』をしようとする。サイバー攻撃や核兵器などだ。隠密な攻撃をするリスクが高い」

--韓日中首脳会議で韓日首脳会談も行われる見込みだ。慰安婦問題はどうなるのか。

「日本は韓国が受け入れることができる解決策を見つけなければいけない。私の日本の友達(安倍政権)は慰安婦被害者が亡くなれば歴史問題を解決できないという事実を理解できないようだ。トルコとアルメニアの関係を見てほしい。100年間続いている。日本がこのまま(慰安婦問題を)置いておけば同じことになるだろう(1915-18年トルコによるアルメニア人集団虐殺に対する謝罪と補償をめぐり両国はまだ対立している)。安倍談話を英語版で3度読んだ。米国の立場では受け入れ可能だが、韓国の立場では残念なものだった」
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新聞の片隅に載ったニュースから(210)     大西五郎

2015年09月06日 08時47分04秒 | Weblog
「引退した一私人の発言」 政府、元最高裁長官の批判受け(15.9.5 中日新聞)

中谷元・防衛相は4日の安全保障関連法案に関する参院特別委員会で、元最高裁長官の山口繁氏が集団的自衛権の行使を認める安保法案を違憲だと批判したことについて「引退した一私人の発言に政府の立場でのコメントは控える」と論評せず、法案は合憲との考えを重ねて示した。菅義偉官房長官は「中谷氏が答えたとおりだ」と述べた。横畠裕介内閣法制局長官も「意見はしない」と歩調を合わせた。いずれも民主党の小西洋之氏の質問に答えた。

元最高裁長官の違憲指摘 谷垣氏「個人的な認識」(15.9.5 朝日新聞)

自民党の谷垣禎一幹事長は4日の記者会見で、山口繁・元最高裁長官が朝日新聞のインタビューで安全保障関連法案を「違憲」と指摘したことについて、「(最高裁)長官を経験した方が少数意見を書くこともある」と述べ、山口氏の個人的な認識だとの見解を示した。
山口氏は政府が集団的自衛権の使用容認の根拠としている最高裁の「砂川判決」について「集団的自衛権を意識して書かれたとは考えられない」と述べている。谷垣氏は「個々の裁判官でなく最高裁がどういう判断を示してきたかを前提に議論を立てている」と反論。「砂川判決は憲法9条が何もできないとは云っていないという論理」と述べ、政府見解は正当との認識を示した。

□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

二人の発言は、その道を極めた人の発言を「引退した一私人の発言」「個人的な認識」とわざと「権威はない」とする思い上がった発言です。しかし単に政府の要職にいるという思い上がりではなく、自分たちが通そうとする法案が世論から反対を受けているという“あせり”の裏返しだと思います。
憲法審査会で与党が推薦した人を含め、3人の憲法学者が「集団的自衛権を行使しようとする安保法案は憲法違反」という見解を示したことが流れを変えました。このため政府は「砂川判決が集団的自衛権を否定していない」という苦し紛れの論拠に縋っています。
しかしこの論拠も元最高裁長官によって否定されました。政府、与党は砂川判決が「必要な自衛の措置」を認めていることを根拠に、限定的な集団的自衛権の行使容認を導き出しましたが、山口元長官は共同通信のインタビューに答えて「(当時の時代背景を踏まえれば)集団的自衛権を意識して判決が書かれたとは到底考えられない。憲法で集団的自衛権、個別的自衛権の行使が認められるかを班案する必要もなかった」「集団的自衛権の行使は憲法違反という従来からの政府解釈が国民から支持され、九条の意味内容に含まれると意識されてきた。それを変えるなら、憲法の改正が必要になる」と述べておられます。(5日中日新聞)
政府はほぼすべての憲法学者が「安保法案は憲法違反」という見解を示したことに対して、「憲法の番人は最高裁であって憲法学者ではない」と言ってきましたが、最高裁元長官の解釈は否定しがたく、これまでの論拠すらも「個人的見解」と変更して恥じない態度は許されません。
                             大西 五郎
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名無し君などのこと   文科系

2015年09月06日 01時20分01秒 | その他
 この間、反米保守という人が何回かのエントリーのなかなか激烈な遣り取りの末に撃沈されたらしく、応答が途絶えています。
 そしたら今度は、ツギハギ君という人が随分久しぶりに登場してコメントを連発してきました。けども、その文章が余りにも酷いので、昨日僕が「無視」を言い渡したこと、これを皆さんに改めてエントリーでご報告したい。8月の中頃に名無し君に「無視」を告げたことに引き続いてのことでした。

 さて、これらの人々の、無意識も含めた思想は名無し君と全く同じ。なによりも嫌韓、嫌中丸出しで(人種差別用語連発に近いです)、安倍政権とアベノミクス大賛成。その上に、コメントの書き方さえ全く一緒。こちらの本筋には答えず、自分の知識が辛うじてある僕の片言隻句だけを取り上げた「反論」、というよりもケチやイチャモン。それでいて上から目線で「粉砕してやった!」という調子。言ってみるならば、退却しながら『ボコボコにてやった』と懸命に語っている文章なんです。

 さて、名無し君はなんでここに6~7年も居続けて、こんなに情熱を傾けているんでしょう。ここを潰してやろうというネトウヨ半職業人と観るならばあまりにも無能すぎるしなど、僕にはさっぱり訳が分かりません。でもまー上に観た思想の特徴からしたら、そういうネトウヨと同じ積もりなのでしょうね。その能力も全くないから不思議なんですが。同じような思想で、ここの過去10年で最も弁が立ったあの人やこの人とは全く違いますから。

 さて、彼らとの遣り取りでご不快な思いをされた方も多いことでしょう。一度お詫びがしたかった。そしてもう一言、以下のこんな心中も知って頂きたいのです。週累計アクセス1000を優に越え、同閲覧画面数1万数千という、しかも9条を掲げて10年続いたブログとしましては、安倍政権を支えているかのこんな思想がここに登場してきたらやはり叩かねばならない。それでずっと彼らとも付き合って来たわけです。でも皆さん、誰が観てもイーカゲンで、程度の低いコメントと分かりきっているもの、そういう人には、やはりもう答える必要はありませんよね。それで、無視することにしたということです。

 以上ご了解下さい。ひょっとして反論を書かねばならない時が生じるとしたら、無視の相手に書くのではなく、そういう論理一般の批判として書くという手もありますともお伝えしておきますので、以上をご了解願います。
 
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アベノミクスと共に沈む年金 文科系

2015年09月05日 08時06分48秒 | 国内政治・経済・社会問題
 以下、週刊朝日記事の転載です。世界的官製バブルの末に、日本の年金が消えていくかという内容です。度重なる世界的バブル作りは、世界に残っている金持ちの金を日米金融に吐き出させる手口。石油成金王族相手にはリーマンから石油値下げへと、先ずここの金をむしり取った。次いで、BRICSなどの実体経済好調国が貯めた金がリーマンと今後との日米の狙いになったから、アラブシフトから中国シフトへと世界戦略を変えたのだし、加えて今は、日本の年金、預金がトヨタなどの輸出の代償としてアメリカ市場に開放されることになった。

 ところで、アベクロ路線は、他人の金で博打を打って、偽の景気(というよりも単なる株高)をねつ造してきた。これによって支持率を維持しようというアベ(利己主義)政権。その結果は、後は野となれ山となれとか、我が亡き後に洪水の来たれってか?


『 GPIFの“素人賭博運用”でアベノミクスと共に沈む年金〈週刊朝日〉
週刊朝日 2015年9月11日号

 8月下旬、中国が発端と言われる世界的な株安が騒ぎとなった。
 株価暴落がシャレにならないのは、アベノミクスの切り札として市場につぎ込まれた国民の年金が、パーになるおそれがあるからだ。

 安倍首相は昨年1月の「ダボス会議」で成長戦略の一環として、厚生年金、国民年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の資産構成を見直すと宣言。同年10月末にはGPIFが、資産構成のうち日本株と外国株の比率を倍増させ、計50%にすると発表した。
 GPIFは約140兆円もの資産を持つ「世界最大級の機関投資家」。今年6月末時点の資産構成では、株式の比率は昨年9月末時点の約36%から約46%に上昇しており、実に10兆円を超える巨額の年金マネーが一気に株式市場に流れ込んだことになる。
 これが昨今の2万円を超える株高に一役買ったことは疑いないが、怖いのは今後あり得る本格的な株価暴落だ。国会でGPIFについて追及してきた元財務官僚の岸本周平衆院議員(民主党)が語る。

「約10兆円の損失が出た08年のリーマン・ショックのときから株式の比率を倍にしたので、今度は20兆円規模の損失が出てもおかしくない。株式市場とは本来、不安定なもので、年金のような虎の子の資金はリスクをとらずに運用するのが常識なのに、資産の半分が株式というのはむちゃくちゃ。株価と連動する支持率を維持するため、年金資金を利用した安倍政権の罪は重い」

 今回、一時1万7千円台まで急落した日経平均株価はその後反発し、8月28日には1万9千円台まで回復。GPIFが買い支えに動いたとの観測が出た。前出の岸本氏はこうした行動も危険だと指摘する。
「無理な市場への介入は必ずしっぺ返しを食らう。海外のヘッジファンドが、GPIFが身動きとれなくなったところを待って売り浴びせてくるかもしれない。こちらの思惑は市場に見透かされていると考えたほうがいい」

 国民がコツコツためた年金資金の運用が、こんな危なっかしいことでいいのか。

「今のGPIFはガバナンスに問題がある。運用についての決定は理事長一人の責任ですが、プロセスが明らかにならない。日銀のように権限を持たせた理事会をつくり、議事録を公表する仕組みが必要です。国民のために専門家が決定するべき運用方針が政治家の都合で決められてしまっており、政府からの独立性も確保すべきです」(岸本議員)

 老後の資金が、あまりに危険なギャンブルにつぎ込まれている。

(本誌取材班=村田くみ、西岡千史、小泉耕平、永野原梨香)』
コメント (25)
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