九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

中央日報より    らくせき

2015年09月06日 09時09分34秒 | Weblog
米国のシンクタンク、米戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長(65)は2日(現地時間)、中央日報の単独インタビューで、「韓国と中国の間に新しい関係が胎動している」とし「これは(米国にも)よいことだ」と述べた。

ハムレ所長は朴槿恵(パク・クネ)大統領の中国閲兵式出席について「悪くない」とし「むしろ朴大統領が韓中首脳会談で韓日中首脳会議を引き出したことで、北朝鮮に『変わらなければ孤立する。変化できる機会は多くない』という重要なメッセージを投げかける役割をした」と評価した。

ハムレ所長は「北朝鮮が『悪い道』を選んで核兵器を使うしかない決定をする可能性を(韓米両国が)念頭に置かなければいけない」と警告した。インタビューはワシントンのCSIS事務室で1時間ほど行われた。

CSISは外交安保分野世界最高のシンクタンクで、米政府の政策にも強大な影響力を及ぼす。ハムレ所長はクリントン政権当時に国防次官と副長官を務め、オバマ政権でも国防長官候補に挙がった。「ワシントン内部事情」に最も精通している人物と見なされている。

--米国は朴大統領の中国閲兵式出席に対外的には「尊重する」というが、実際は不快に思っているのでは。

「その間、中国が何度か『反日』アジェンダに対し、韓国が支持して参加することを促したが、そのたびに韓国は断った。『我々(韓国)には我々の歴史があり、我々の手続きがあり、処理する方法がある』として中国と同じ列に立たないと把握している。今回の出席も同じだ。私は朴大統領が第2次世界大戦で戦闘を行って亡くなった人たちに敬意を表する目的で出席したと理解している。中国と同盟を結んだり『反日』に立つためのものではない。それなら悪いことではない」

--北朝鮮と中国の関係が以前とは違う。

「朝中関係はあらゆる分野で硬直している。中国は北朝鮮が問題を起こすことを望まない。そのために神経質な反応を見せる。私は中国が北朝鮮の変化を誘導していると見ている。(過去とは)違う方法で北朝鮮を管理している」

--南北関係はどう展開すると思うか。南北首脳会談の可能性は。

「北朝鮮が先に変わらなければいけない。その点で私は(首脳会談を)緊急な問題とは見ていない。歴代の韓国大統領とは違い、朴大統領は単に象徴的な理由のために首脳会談をしようとしたり、見返りを与えたりはしないだろう」

--来月16日の韓米首脳会談ではどんな議論があるだろうか。

「米国の多くの人々は10月10日の北朝鮮労働党創建70年行事の前後に(北朝鮮の)核実験あるいはミサイル発射のような挑発を予想している。両首脳はそれに関連した共同対応策を出すと見る。何よりも軍事協力案が主な議題になるだろう」

--北朝鮮が4回目の核実験をする可能性が高いということか。

「私が見るに、北朝鮮の軍事力はますます弱まっている。経済的な問題のため十分に訓練ができない。軍事力が弱まれば衝撃を与えることができる『特別なこと』をしようとする。サイバー攻撃や核兵器などだ。隠密な攻撃をするリスクが高い」

--韓日中首脳会議で韓日首脳会談も行われる見込みだ。慰安婦問題はどうなるのか。

「日本は韓国が受け入れることができる解決策を見つけなければいけない。私の日本の友達(安倍政権)は慰安婦被害者が亡くなれば歴史問題を解決できないという事実を理解できないようだ。トルコとアルメニアの関係を見てほしい。100年間続いている。日本がこのまま(慰安婦問題を)置いておけば同じことになるだろう(1915-18年トルコによるアルメニア人集団虐殺に対する謝罪と補償をめぐり両国はまだ対立している)。安倍談話を英語版で3度読んだ。米国の立場では受け入れ可能だが、韓国の立場では残念なものだった」
コメント (3)
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新聞の片隅に載ったニュースから(210)     大西五郎

2015年09月06日 08時47分04秒 | Weblog
「引退した一私人の発言」 政府、元最高裁長官の批判受け(15.9.5 中日新聞)

中谷元・防衛相は4日の安全保障関連法案に関する参院特別委員会で、元最高裁長官の山口繁氏が集団的自衛権の行使を認める安保法案を違憲だと批判したことについて「引退した一私人の発言に政府の立場でのコメントは控える」と論評せず、法案は合憲との考えを重ねて示した。菅義偉官房長官は「中谷氏が答えたとおりだ」と述べた。横畠裕介内閣法制局長官も「意見はしない」と歩調を合わせた。いずれも民主党の小西洋之氏の質問に答えた。

元最高裁長官の違憲指摘 谷垣氏「個人的な認識」(15.9.5 朝日新聞)

自民党の谷垣禎一幹事長は4日の記者会見で、山口繁・元最高裁長官が朝日新聞のインタビューで安全保障関連法案を「違憲」と指摘したことについて、「(最高裁)長官を経験した方が少数意見を書くこともある」と述べ、山口氏の個人的な認識だとの見解を示した。
山口氏は政府が集団的自衛権の使用容認の根拠としている最高裁の「砂川判決」について「集団的自衛権を意識して書かれたとは考えられない」と述べている。谷垣氏は「個々の裁判官でなく最高裁がどういう判断を示してきたかを前提に議論を立てている」と反論。「砂川判決は憲法9条が何もできないとは云っていないという論理」と述べ、政府見解は正当との認識を示した。

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二人の発言は、その道を極めた人の発言を「引退した一私人の発言」「個人的な認識」とわざと「権威はない」とする思い上がった発言です。しかし単に政府の要職にいるという思い上がりではなく、自分たちが通そうとする法案が世論から反対を受けているという“あせり”の裏返しだと思います。
憲法審査会で与党が推薦した人を含め、3人の憲法学者が「集団的自衛権を行使しようとする安保法案は憲法違反」という見解を示したことが流れを変えました。このため政府は「砂川判決が集団的自衛権を否定していない」という苦し紛れの論拠に縋っています。
しかしこの論拠も元最高裁長官によって否定されました。政府、与党は砂川判決が「必要な自衛の措置」を認めていることを根拠に、限定的な集団的自衛権の行使容認を導き出しましたが、山口元長官は共同通信のインタビューに答えて「(当時の時代背景を踏まえれば)集団的自衛権を意識して判決が書かれたとは到底考えられない。憲法で集団的自衛権、個別的自衛権の行使が認められるかを班案する必要もなかった」「集団的自衛権の行使は憲法違反という従来からの政府解釈が国民から支持され、九条の意味内容に含まれると意識されてきた。それを変えるなら、憲法の改正が必要になる」と述べておられます。(5日中日新聞)
政府はほぼすべての憲法学者が「安保法案は憲法違反」という見解を示したことに対して、「憲法の番人は最高裁であって憲法学者ではない」と言ってきましたが、最高裁元長官の解釈は否定しがたく、これまでの論拠すらも「個人的見解」と変更して恥じない態度は許されません。
                             大西 五郎
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名無し君などのこと   文科系

2015年09月06日 01時20分01秒 | その他
 この間、反米保守という人が何回かのエントリーのなかなか激烈な遣り取りの末に撃沈されたらしく、応答が途絶えています。
 そしたら今度は、ツギハギ君という人が随分久しぶりに登場してコメントを連発してきました。けども、その文章が余りにも酷いので、昨日僕が「無視」を言い渡したこと、これを皆さんに改めてエントリーでご報告したい。8月の中頃に名無し君に「無視」を告げたことに引き続いてのことでした。

 さて、これらの人々の、無意識も含めた思想は名無し君と全く同じ。なによりも嫌韓、嫌中丸出しで(人種差別用語連発に近いです)、安倍政権とアベノミクス大賛成。その上に、コメントの書き方さえ全く一緒。こちらの本筋には答えず、自分の知識が辛うじてある僕の片言隻句だけを取り上げた「反論」、というよりもケチやイチャモン。それでいて上から目線で「粉砕してやった!」という調子。言ってみるならば、退却しながら『ボコボコにてやった』と懸命に語っている文章なんです。

 さて、名無し君はなんでここに6~7年も居続けて、こんなに情熱を傾けているんでしょう。ここを潰してやろうというネトウヨ半職業人と観るならばあまりにも無能すぎるしなど、僕にはさっぱり訳が分かりません。でもまー上に観た思想の特徴からしたら、そういうネトウヨと同じ積もりなのでしょうね。その能力も全くないから不思議なんですが。同じような思想で、ここの過去10年で最も弁が立ったあの人やこの人とは全く違いますから。

 さて、彼らとの遣り取りでご不快な思いをされた方も多いことでしょう。一度お詫びがしたかった。そしてもう一言、以下のこんな心中も知って頂きたいのです。週累計アクセス1000を優に越え、同閲覧画面数1万数千という、しかも9条を掲げて10年続いたブログとしましては、安倍政権を支えているかのこんな思想がここに登場してきたらやはり叩かねばならない。それでずっと彼らとも付き合って来たわけです。でも皆さん、誰が観てもイーカゲンで、程度の低いコメントと分かりきっているもの、そういう人には、やはりもう答える必要はありませんよね。それで、無視することにしたということです。

 以上ご了解下さい。ひょっとして反論を書かねばならない時が生じるとしたら、無視の相手に書くのではなく、そういう論理一般の批判として書くという手もありますともお伝えしておきますので、以上をご了解願います。
 
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