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九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

新聞の片隅に載ったニュースから(57)      大西五郎

2012年10月20日 09時15分03秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(57)

再発防止策検討 野田首相が指示 沖縄米兵強姦 (2012.10.19朝日新聞)

 野田佳彦首相は18日、首相官邸で森本敏防衛相と会談し、沖縄県で起きた米兵による集団強姦致傷事件について「あってはならない事件だ。この種の問題を根絶するよう米側と十分協議し、調整してほしい」と再発防止策の検討を指示した。森本氏は19日、東京都内でルース駐日米大使と会談する予定。会談には海外出張中の玄葉光一郎外相に代わり吉良州司副外相が同席した。
 森本氏らは米側に抗議して再発防止を求めたことを首相に報告した。森本氏は記者団に「首相から強い指示をいただいた。外務省と一緒に米側といろいろな調整をしていきたい」と語った。
 政府は近く日米合同委員会を開き、米側と実務者レベルの協議を急ぐ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 同じ日の朝日新聞の天声人語は「言い間違いと思いたいが、森本防衛相は何度も「事故」と口にした。正念場の日米同盟に無用の波風を立てる偶発事、そんな思いが胸の片隅になかろうか。女性にすれば無論事故ではなく、己を消されるほどの悪夢だろう▼それこそ事故続きのオスプレイを配備され、全県が怒りに燃えている折だ、日米の政府は時局知らずの愚行と頭を抱えるが、ことの本質は出張兵の鈍感さではない。米国が沖縄を、米兵が日本女性を、占領中と同じ目で見ているような現実こそ、いびつな同盟の矛盾が凝縮する。」と問題の本質を指摘しています。

 さらに19日の朝日新聞夕刊は、「米兵に治外法権の感覚」 強姦事件めぐり沖縄知事
と、つぎのように報道しています。
 「沖縄県の仲井真弘多知事は『日米地位協定によって、米兵が日本の法律を重く考えない感覚や治外法権的空気が生まれている。そのため、理解しにくい問題を起こすのではないか』と述べ、地位協定の改定の必要性を強く訴えた。
 地位協定は、米軍人らの犯罪に関する取り扱いなどを定める。『公務中』の犯罪の第一次裁判権は米側が持ち、米側に身柄のある米兵を日本の警察が原則的に逮捕できない、などの取り決めがある。
 今回の女性暴行事件では県警が逮捕したため、地位協定にからむ身柄引き渡しの問題は発生していないが、協定の改定を求める声が県内で相次いでいる。」

 19日の中日新聞によりますと、森本防衛相は首相との会談後、記者団に「(沖縄県が求めている日米地位協定の改定について)『直接扱うことは視野に入っていない』と、米側との協議対象にはしない考えを示した」ということです。なぜアメリカに遠慮した物言いしかできなおいのでしょうか。

 この問題では日米関係者から「再発防止策を確立する」などの“決意”が語られていますが、アメリカの軍隊が日本に駐留している限り、「再発防止策」なんてあるんでしょうか。
                                       大西 五郎
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    「民・自・公・維新」連合軍を 打ち破った  「支持政党ナシ」の雑多連合軍    只今

2012年10月19日 10時42分04秒 | Weblog
 
  ● 負け続けていました。 
     原発所在地の四道県知事選挙、市・町長選挙では、現職の原発推進派が連勝。
     世論調査(支持する政党)では、「自」「公」が上げ潮。「維新」も「民」と拮抗。

  ● しかし希望の星が。
    こうした暗い状況の中で、ただ一点、希望の星は第一位は「支持政党ナシ」。
    黙しているこの層が動いたとみられる選挙がありました。
    
      【新潟県議補選】新潟市西蒲区。9/23
        米山 昇  (社民→推薦)9781票
       五十嵐光一(自→公認)   6424票
            ↓
       《米山氏は〈脱原発〉を全面に掲げ、
        かっての東北電力巻原発反対運動で築いた人脈を軸に広く支持を広げた》『新潟日報』
   
      【大阪府 豊能町長選】9/30
        田中龍一(無所属)     6315票→ 大阪市職員
        池田勇夫(自・維新→推薦)3251票→ 現職

      【宮城県 大河原町長選】10/14
        伊勢 敏(無所属)   5963票
        齋 清志(自・公→推薦)5410票
  
      【大阪府 能勢町長選】10/14
        山口 禎(無所属)        3363票→元府立高校長     
        中 和博(民・自・維新→推薦) 2667票→現職 
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              橋下氏をめぐる近状と断想     只今

2012年10月18日 16時47分41秒 | Weblog
● 朝日新聞とのバトル
 『週刊朝日』は、佐野真一と週刊朝日取材班名による「ハシシタ 奴の本性」という記事を掲載。
  それに対して橋下氏は、朝日新聞の取材拒否を言明。
  
 ★記事の意図は
  「橋下氏への評価は賛否に分かれ、絶賛と嫌悪の感情は決して混じり合わない」が故という。  
  しかしその乖離を埋める作業として採り上げられたのは
  先に本欄で津由子さんが提示した「知性・ルサンチマン」「イデオロギー・身体性」といったことではなかった。
  「橋下にあるのは、古くさい弱肉強食思想。
   恵まれない環境で育ったゆえにそれを逆バネとした自負からくるエリート実力主義、
   テレビの視聴率至上主義そのままの大衆迎合思想」
   と、テーマを指摘しながらも、それには触れることなく、
  実父は被差別で生まれ育ち、全身入れ墨の博徒であった、ということを主眼とした。
  ここにみられるのは、橋下氏がいう 「身分制を認める恐ろしい考え方」 そのもの。
  『朝日』は応えなければならない。

● 『維新の会』の資金源?
  7億円の裏献金を「生長の家」から受けた、と『週刊文春』が報じる。
  このことについて、橋下氏は答えたほうがいい。

● 「維新の会」の膝元大阪・能勢町長選挙の結果
   3選を目指した現町長の、中 和博氏(維新・民・自・公推薦)が
   元府立高校長の新人、山口禎氏に敗れる。
          3363票対2667
  


  
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ザックジャパン(48) 今日も勝つ  文科系

2012年10月16日 18時58分46秒 | スポーツ
 今日も日本が勝つと思う。理由はこう。
①今のブラジルは、先日かろうじて日本が勝ったフランスよりも弱いと思う。世界順位も落ちるし、ベンゼマやリベリに比べたらフッキ、ネイマールはやや落ちるし、守備はもっと落ちる。日本のマスコミや世論はいつもブラジルをリスペクトしすぎという特徴があると、いつも僕は観てきた。世界的という意味で良い監督がいないから、組織教育が弱いのだと思う。ここから選手の視野・組織眼もやや弱く、個人技中心のチームになっている。それでフッキ、ネイマールを世界5大チームは取ろうとしていないのだと思っている。こうして、ブラジルの順位が世界14位というのも僕にはうなずけるのだ。
②日本の対フランス戦は、今の実力に比べて弱すぎた。それでも勝ったのは、守備が劇的に成長して、粘り強く変わったからだ。世界強豪に守り勝つ日本なんて、南アWC前には見たことがない。レアルのベンゼマ、バイエルンのリベリでも敗れなかったあの守備を、個人技では破りにくいに違いないと、それが僕の見解だ。吉田の成長が大きく、対人守備に強い今野の価値が更に高まっていると観た。
③フランス戦と違って本田が出られる。今の本田は強豪国相手には日本で最も不可欠な人材だろう。またこの本田が、更にリニューアルされて、また凄くなったはずなのだ。速くなったのである。清武・内田、香川・長友が彼によって躍動させられるだろう。強い本田の参加によって、守備も向上する。それがブラジルのエースあたりにはない本田の特徴でもある。本田ほど視野の広い選手は、ブラジルにはいないはずだ。

 打ち合いのゲームとなり、3対2で日本の勝ち。特に後半には、日本の珠回し技術が威力を発揮すると思う。
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この恐ろしさ・・・                   あんころもち

2012年10月16日 00時02分54秒 | Weblog
 東京都議会に「現憲法を無効とし、明治憲法へリターンする」という提案を行った「東京維新の会」三名とそれに賛同した一名の計四名の以前の所属政党は、自民党が一名、民主党が三名だそうです。
 政党間や政治的立ち位置のボーダーが次第に曖昧になり、修正史観が一般化されつつあるのが怖いですね。戦後民主主義やその教育は一体何だったのか改めて検証が必要なようです。

 一つの仮説として、ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれた80年代に自己形成をした世代の問題が考えられます。80年代に「戦後」という観念から完全に吹っ切れたのかもしれません。そうすると、かつて柄谷行人がいっていた「今や戦前」という言葉が意外と当たっていたりして・・・。
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              官邸前に登場した〈ちゃぶ台〉    只今

2012年10月14日 11時46分03秒 | Weblog
                粗大ゴミの置場に、
             標準語(関東)では「ちゃぶ台」、
             関西と名古屋では、「飯台(はんだい)」あるいは「お膳」
             と呼ばれていた懐かしの卓袱台が置いてあり、
     このことから、昭和の中頃までは、腹立たしいことがあると、このお膳をひっくり返す風景がみられた
     ことと、最近、この「ちゃぶ台返し」という言葉が二度程聞かれたことを思い出しました。
                   ↓
    ●「ちゃぶ台返し」
     橋下・維新代表 →「この大阪改革を徹底するために必要なのは〈ちゃぶ台返し〉です」 
     安財財務相 →「ここにきて、3党合意を無にする〈ちゃぶ台返し〉はあり得ない」。
     橋下氏は、「果敢」ととらえ、安財氏は「乱暴」ととらえ、両者は正反対のようですが、
     無責任・無定見という点で両者は同じ。
           「巨人の星」の星飛雄馬、「寺内貫太郎一家」の貫太郎も、
               時にちゃぶ台をひっくり返しましたが、
          それは自分の至らなさ(衰え)を認めまいとする余りの言動でした。
          それゆえ直後には、後悔しきり、忸怩たる思いに囚われました。
          しかし、橋下・安財両氏には、それらは微塵もみられない。
    
    ●ちゃぶ台でギター奏でる
     オスプレイ反対を叫ぶ人が通り過ぎる官邸前に、ちゃぶ台を囲んでギターでオスプレイ反対を訴える
    人々がいることを『東京新聞』で知った。
     写真でみるナッカ子(23歳)さんを始めとする若者たちの、なんと優しく雄々しいことか。

    ● 諦めない!
     マスコミは、反原発のデモ参加者は減ってきているという。
     なりふり構わなくなった「原発ムラ」の攻勢に対してたしかに、減ってきているだろう。
     しかし「さようなら原発集会」は、昨日だけでも東京の日比谷集会始め全国各地で開催。
     大間問題を抱えている北海道の集会には札幌市長始め1万2千人が参集し、
     パレードの最前列にみられるのは、倉本聰、雨宮処凜、西尾(ガンセンター院長)小野(北大名誉教授)。
              もう騙されまい。自分に出来ることをする。
              疲れたら休む。しかし諦めない。
     
     
     
      
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 ザックジャパン(47) 日仏戦評  文科系

2012年10月13日 14時50分13秒 | スポーツ

 前半はもう、酷い酷い! シュートが1対14対、コーナーキックが0対8! 特にこれらのほとんどが30分までのことで、押されたこと押されたこと! その後やや落ちついてきたのだが、この劣勢が基本的に後半20分ほどまで続くのだ。一体全体この醜態は何故だったのか。人によって分析が違うところが曲者だが、まー、ザックが一番正しいのだろう。「パス.アンド.ムーブ」、「受けてあげる動き」が少なく、「シャイだった」と語った。これは、アジア勢とやっても時に出る悪い時の日本の最大現象だが、今日のこの背景はこんな所と観た。
①DFラインが下がり気味で、前は攻める気。中盤が空き気味だった。
②前掛かりの相手が、人数かけて序盤で決めるつもりで来た。間延びした中盤を走り回られた感じだ。
③前掛かりの相手を下がりながら止めるのでは、1対1の勢いが違ってくる。ただ、こういう状況なのに、日本としては珍しくちゃんと当たっていたと思う。
④以上から、たまにボールを持っても余裕がなく、パスミス、ボール被強奪が多かった。

 こうして、チームはずたずたにされたが、最後列で頑張り抜いた感じだった。特にキーパーの川島は、後半4本ほどいわゆる「神懸かりセーブ」を演じている。素晴らしいメンタル、「頼れる技術、責任感」を示したと思う。

 さて、この劣勢は基本的に後半20分ほどまで続いたが、それに耐えたことが大きかった。相手が疲れてしまったのだから、守り勝ったということだろう。最終盤の日本得点はこんな風だ。
 今野が、味方ゴール前25メートルほど中央に出た敵コーナーキックこぼれ球からドリブル・長距離独走。正にこの相手の疲れを果敢に突いたものだった。今野のダッシュに何人かの相手追走者が追いつけなかったのである。あとは、長友の右からの高速クロスも、あれを合わせた香川も見事。いずれも、世界最高水準の技だと思う。相手数人に囲まれた疾走集団の中の香川に、自らも最高速で走りつつピンポイントでしっかり合わせた長友。香川のは、スライディングボレーシュートをこれまた最高速で敢行したもの。こんな時でも脱力が得意な、これが香川の本領そのものなのだろう。こんな3人の、こんなに高度な走力と技が合わさることなど滅多にないはずの、最終版得点だったと言いたい。 

 今日のこの守備陣は、どれだけ褒めても褒め足りないと思うが、最後に言いたいのは吉田の成長だ。頭で跳ね返すのはいつも彼だし、最後の最後によく彼がいて、彼の足が出て来た。相手攻撃の左がベンゼマと、終盤はリベリ。これが強さも技もあったから、右の吉田が特に目だったのかも知れないが、叱咤激励で声もかれていたことだろう。この叱咤激励に応えたはずの一人、右サイドバックの酒井も世界の顔相手に良くやっていたと思う。相手監督、ディディエ・デシャンはMVPに長友をあげていたが、僕なら吉田か川島だ。
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ザックジャパン(46) 今夜日仏戦  文科系

2012年10月12日 15時53分39秒 | スポーツ

 今夜、日仏戦、28時からです。
 日本は、前田、岡崎、本田が、フランスはリベリーが、欠場模様です。

 さて何よりも楽しみなのは、攻勢に出ると宣言している日本が勝つかどうか。「守ってるだけでは何も学べない、思い切った攻勢でこそ学べるものも多い」と、監督も選手も予告しているのですから。それで勝ったら大したものです。でも、勝つチャンスは十分、以下がその理由です。

 日本は、ヨーロッパ強豪相手にも得意のパスサッカーで65分ぐらいまではいつも互角以上にやれる。南ア大会前のオランダ、スイス戦などがその証拠です。よって、それまでの攻撃(先制点)と、それ以降の守備とが問題になるわけです。ところが、

 予想される前4人、ハーフナー、香川、中村、清武はそれまでにきっと点を取ると思います。相手フランスのエースと同格の選手がいる日本なんて過去に例がないことですから。サッカーサイト記事の香川の言葉は、こうなっていました。
『フランスは身体能力は高いけど、アフリカのように、そこに頼っている。DFは、イージーなラインの上げ下げだったりマークの意識があるので、マークを外せばチャンスになるなと』
 この香川と中村が実に呼吸が合うのだ。香川が敵密集の中へ走り込んだとたんに、中村から敵の間を縫うような高速スルーパス! この場面を何回か思い出す事が出来る。南ア大会の直後、パラグァイ戦でそんな得点を挙げた後、中村が解説した言葉までも良く覚えている。
「あーいうやり方だと、敵DFが何人いてもたった二人で崩せちゃうんですよね」

 後半の守備はどうでしょうか。センターバックがフランスよりはやや落ちますが、サイドバックが凄い。長友は言うまでもなく、右の内田はドイツ強豪チームのレギュラー。フランスのエース、リベリーがいるバイエルンとはいつも当たっている間柄であり、さらに、左のリベリーに対して内田は右ディフェンダー、年に何回かマッチアップしてきた相手なのです。その対決を内田はこう語っていますね。
「リベリーはドイツでも有数の力強さもさりながら、凄く速い。(速さが売りの)僕でも一歩遅れるともう追いつけないから、予測が大切になりますね」
 内田は、誰が出てきてもこのリベリーに対しているつもりで闘うはずです。こうしてフランスは日本陣のサイドからは簡単には攻められないと思います。敵が正面突破を図ろうとすれば、世界2位のドイツで最も長くもまれている長谷部がいる上に、今度はこんな強みも生まれました。
 もう一つの守備の朗報は、前回にも言ったように、これ。センターバック吉田が積んだこの半年の経験です。先手先手と、味方を組織することを覚えました。それも、五輪のスペイン戦、メキシコ戦や、今や世界有数のイングランド・リーグ戦でのこと。相棒の今野がおとなしい方なので、チームにとってとても大きいことになります。今の吉田なら、ゲーム中に遠藤や長谷部にも遠慮なく命令を出しますから。

 楽しみだなー。1~2対0で日本と言っておきましょう。ただ、攻めにも徹すると言うことは、リスクも冒すということ。先制点を取られたら、撃ち合いになるかも知れません。だって、負けていてもただ守るという時間は作らないはずですから。そうなったらなったで、またまた面白い。
 今から寝て、深夜の時間を稼ぎます。
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新聞の片隅に載ったニュースから(56)   大西五郎

2012年10月11日 18時54分42秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(56)

日本維新の会が連携保留伝える「東京」の帝国憲法賛成 (2012.10.11朝日新聞)
 日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は10日、東京都議会で「日本国憲法は無効で、大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した会派「東京維新の会」に対し、「連携を保留する」との方針を伝えた。
 日本維新の会は政策集「維新八策」では日本国憲法を前提としたうえで、改憲が必要だと主張している。同会幹部は「(日本維新の会の傘下に今後入るなら)完全な政策一致が必要)と話した。
東京維新の野田数代表からは10日に謝罪文が届いたという。橋下氏は同日、報道陣に「大日本帝国憲法復活はどう考えてもありえない。連携をやめるか維持するかは担当幹部に見極めてもらった上で判断する」と述べた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

橋下氏の前言翻すクセ早くも
 「新聞の片隅に載ったニュース」の№55(10日付)を読み返してみてください。
 「日本維新の会を率いる橋下徹大阪市長は9日、記者団に『地方議会は維新八策のうち地方に関係することは100%賛同してもらわないといけないが、そうでない部分は政治家の自由行動だ』と述べ、連携に支障はないとの考えを示した。」のです。
 その舌の根も乾かぬうちに、「連携を保留する」と前言を翻したのです。

きのうの№55では「橋下氏は、前に言ったことも状況が変わると平気で別のことを言う(たとえば「脱原発」をいいながら、大飯原発3・4号機の再稼動を容認したりする)人ですから、あるいは「東京維新の会」の行動が「日本維新の会」にとってマイナスの効果が出るというようになると、是認から否定に変わるかも知れませんね。」と指摘しましたが、こんなに早く実証されるとは思いませんでした。

 橋下氏はテレビ番組の常連のコメンテイターでしたから、司会者に振られると咄嗟に何かコメントを言わなければなりませんでした。そのクセで新しい問題が起きて記者団に質問されると、よく考えずに咄嗟の考えを言ってしまうのではないでしょうか。そしてそれがまずいと気づくと平気で前言ったことと違うこと、時には正反対の意見を述べるのではないでしょうか。

 橋下氏は「歯切れの良さ」で若い人を中心に「なにかやってくれそうだ」と思わせて人気があるそうで、一時期は週刊誌などで「次の首相」などと持て囃されました。しかし最近は橋下氏や維新の会を見るマスコミの目も厳しくなってきました。自民党や民主党議員の離党→維新合流も次の選挙での維新人気目当てで、政治的節操のなさが見え見えです。橋下氏と維新の会の動向はこれからも注意して見ていく必要がありますね。
                                       大西 五郎
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新聞の片隅に載ったニュースから(55)    大西五郎

2012年10月11日 09時00分14秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(55)

   「憲法無効」東京維新、請願に賛成 (2012.10.10朝日新聞)

 日本維新の会と連携する東京都議会の会派「東京維新の会」が9月定例会で「日本国憲法は無効で大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した。日本維新の会を率いる橋下徹大阪市長は9日、記者団に「地方議会は維新八策のうち地方に関係することは100%賛同してもらわないといけないが、そうでない部分は政治家の自由行動だ」と述べ、連携に支障はないとの考えを示した。(註:請願を採択するかどうかの採決が行なわれたのは9月定例会中の10月9日です。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 このニュースは朝日新聞だけに載っていました。そもそも「東京維新の会」というのがどのような組織やメンバーなのか、「請願」というのはどんな人または勢力から出されたのか。よくわかりませんでしたので、インターネットでいろいろ検索してみました。(東京の新聞は「東京維新の会」についていろいろ報道していたようです。)

そこで分かったことは、「東京維新の会」は2009年の東京都議会議員選挙で当選した3人の一年生議員(民主党2人、自民党1人)が橋下徹大阪市長が国政政党「日本維新の会」を立ち上げるのに呼応して元いた政党を離党して今年9月に都議会内に立ち上げた会派です。そのうちの1人のブログでは「石原都知事の与党として活動する」そうです。

 「請願」というのは、「我々臣民としては、国民主権といふ傲慢な思想を直ちに放棄し、速やかに占領典範と占領憲法の無効の確認を行なって正統典範と正統憲法の現存確認をして原状回復を成し遂げる必要があります。」となっています。京都在住の男性ら5034人から提出されたものだそうです(インターネットでJCOMの情報)。なぜ京都の人が東京都議会に「請願」を出したのか、よく分かりませんが・・。

 「請願」はつまり天皇が絶対的権力を持って国民を支配する大日本帝国憲法に戻そうというのです。いまどきなんともアナクロニズムです。「東京維新の会」以外の議員は当然全員が反対し、「請願」は採択されませんでした。

そういう請願に賛成した「東京維新の会」の行動を是認した橋下徹氏が代表を務める「日本維新の会」というのもよくわかりません。つまり基本的には右翼志向の政党ということでしょうか。
 もっとも橋下氏は、前に言ったことも状況が変わると平気で別のことを言う(たとえば「脱原発」をいいながら、大飯原発3・4号機の再稼動を容認したりする)人ですから、あるいは「東京維新の会」の行動が「日本維新の会」にとってマイナスの効果が出るというようになると、是認から否定に変わるかも知れませんね。

                                       大西 五郎
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保安院の大罪(85) MOX用3号機は水蒸気爆発!  文科系

2012年10月10日 00時40分05秒 | 国内政治・経済・社会問題
何度も済みません。先程以下冒頭の文章のように訂正しましたが、前の原稿は半分は事実です。少なくとも東電提供テレビ会議画面11年3月14日分によって、僕の目と耳でこのように確認しました。
吉田所長が本店相手にこう叫んで始まる場面です。「大変です、大変です。多分水蒸気(爆発)だと思うのですが、爆発がいま起こりました。11時01分、地震とは明らかに違う揺れで、後揺れがありません・・・・」。これに対する本店の対応は「退避、退避」と指示した上で、前のエントリーのように「1号機と同じ水素爆発ということにしておきましょう。政府もそう発表しているのだから」と言いつつ、後に正式に「水素爆発があった」と公式発表していったということです。こうなったら、1号機も含めて水素爆発なのか水蒸気爆発なのかは、いずれ明らかになることでしょう。そんな公式訂正発表できないとしたら、この国は・・・・??

【 阿修羅掲示板のこの記事には信憑性がないかもしれないと思い直したので、削除します。「水素爆発」の部分を「水蒸気爆発」と書き直しただけのガセの可能性もある。吉田所長の発言が後者だったという確証が、いろいろ当たってみましたが取れなかったからです。】

 このエントリーの元原稿はこういうものでした。

【 東電のTV会議映像から、とんでも無い事態がさりげなく飛び出してきた。標記のことだ。阿修羅掲示板のあるニュースを紹介する。3号機って確か、問題のMOX燃料を使ったもの。放射性物質の有毒度も、その害毒を流す範囲も桁違いに大きいはずだ。こんな重大な事故隠しを東電が働いていた。これだけでも国民に対するもの凄い背信行為ではないだろうか。こんな奴等の今後の行為を、どうしたら信じられるというのだろう。国民がこれを信じられないと言っているのだから、もはや、脱原発エネルギー開発にあらゆる日本の技術力と金を投入するしかないと考えるのだが。

『 福島3号機は水蒸気爆発だった!アーニー・ガンダーセン氏の指摘が的中。
    投稿者 八景島 日時 2012 年 10 月 08 日 21:28:47:
各方面からの要求に抗しきれず東電はついに3.11から現場と本社でやり取りされたTV会議の動画を不十分ながら追加発表した。
この中に注目すべき内容が含まれている。3号機の爆発についての現場から本社への報告と本社の指示のやり取りだ。

現場:「3号機が大変だ、水蒸気爆発だ」
本社:「政府は水素爆発と言っている。だからこの際水素爆発と云うことにしておこう」

驚くべき隠蔽だ! 政府と東電は重大な誤報を意識的にやったことが証明された。
既にみなさんは勉強されていると思うが、水素爆発と水蒸気爆発は語句は似ているが全く異なる現象だ。水素爆発は核燃料被覆体が高温で解け出して水素を発生して起こる現象だ。一方水蒸気爆発は核爆発と言っても良いくらい劇的な爆発なのだ。
アーニー・ガンダーセン氏は当時1号機の爆発と3号機の爆発は根本的に異なる性質の爆発だと指摘していた。「1号機は白煙が水平方向に流れているのに対し、3号機の爆発は垂直に天たかく突き上げている」と説明している。
この違いは正に深刻な結果の違いをもたらす。飛散する放射性核物質の規模がケタ違いに全く違うのだ。

スピーディーの隠蔽等とあわせて、事故を小さく見せようとする政府と東電の犯罪的姿勢は、今後国民からも世界からも痛烈に非難を浴びるであろう。』 】
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新聞の片隅に載ったニュースから(54)    大西五郎

2012年10月09日 18時59分38秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(54)

 日中対立「理性を取り戻せ」中国の知識人ネットで連帯(2012.10.9朝日新聞)

 尖閣列島を巡る日中対立を受け、中国の知識人が「中日関係を理性的なものに戻せ」と訴える署名活動をネットで始めた。署名の呼びかけに対して批判的な声が寄せられる一方、民間レベルでの事態打開の動きとして、共感も広がっている。
 呼びかけたのは中国の言論や人権状況について発言を続ける女性作家の崔衛平氏(56)。仲間数人と10項目の文言を練り4日から公開した。7日夕の段階で、著名な人権活動家の胡佳氏や法学者の賀衛方氏のほか、医師や報道関係者、学生ら467人が署名した。
 呼びかけは、9月の反日デモが暴徒化したことについて「我々は非常に心を痛めている」と批判。文化や経済に影響が及んだことについて「極めて賢明さを欠く」と強調し、中国政府に「民衆が理性的に考え、行動するよう導く責任がある」と注文した。
 尖閣諸島の帰属については日本側の説明が「説得力に欠ける」とし、小平氏らが提唱した「争いは棚上げする」という状態に戻すべきだとした。「私たちは日本人が平和再建のために尽くした努力を見てきた。今日の現実に基づいて日本を判断すべきだ」と民族主義をあおる中国側の言論も戒めた。
 崔さんのブログには「売国奴」といった批判も相次ぐ。崔さんは「署名してくれたのは、勇気のある人たち。その背後には、今の空気に違和感を感じながら、声を出せないでいるもっと多くの市民がいる」と話す。

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 このニュースは毎日新聞も中日新聞も載せていませんので知らない方も多いと思い、紹介しました。なお、朝日新聞朝刊の7面(國際面)に呼びかけ文の要旨が詳しく紹介されています。

 それによりますと、呼びかけ文は「自己の目的や利益のために、領土紛争を挑発し、民意をもてあそび、民族主義的感情をあおり立てる集団や党派に警戒し、反対する。」とも述べています。
 日本でも、中国領事館の前で車を燃やそうとしたり、ネトウヨ(ネット右翼)がインターネット上で過激な主張を繰り返していますが、行き過ぎた民族主義は危険です。

 また、呼びかけ文は「中国と日本の教科書に、両国の真実の近現代史を掲載すべきだ。」とも提案しています。
 韓国との間で歴史専門家同士が教科書に共通の歴史認識を盛り込もうと努力した(一部見解の異なる部分が生まれ、完全には一致しませんでしたが)ように、一方的に自国の見方で相手国を非難するだけでなく、事実について研究し、理解しあうことが大切で、適切な提言だと思います。

 ただ「釣魚島問題は『争いは棚上げにする』という状態に戻すべきだ」ではいつまで経っても
紛争の種が残りますので、両国が根本的解決に向かって話し合うことが大切ではないでしょうか。
                                       大西 五郎
コメント (2)
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嵐山さんに深謝しつつ  文科系

2012年10月09日 14時54分16秒 | 国内政治・経済・社会問題
 嵐山さんと、ここで長い討論をしてきました。勉強になったことも多く、とても刺激的な話し合いだったと振り返っています。この討論の僕としての総括論を、さっきコメントしました。それが思ったよりも長くなって自分でも大事にしている内容だったと思ったので、投稿に格上げします。補足修正を若干加えました。


【 総論として  (文科系) 2012-10-09 14:51:08

 嵐山さん。らくせきさんも評してくれたようによい討論を有り難うございました。
 さて、今日は討論全体の僕としての締めくくりのような総論、全ての要のところを述べてみたい。

 嵐山さんと僕との間では、細かい論争以前に大きな二つの前提的命題で対立があるように思います。一つは、脱原発がエネルギー不足を招くか否かとその程度。今ひとつは原子力村はどれだけ信用できるのか。なお、この二つは相関関係にありますよね。不足が長期にわたり決定的なものならばムラを信用するも何もないのだし、ムラが決定的に信用できないならば、石にしがみついてでも日本の高度技術力でもって日本版グリーン・ニューディール政策決死隊を成功させねばならない。こういう観点に関わって、あらためて日本人論を少々聞いて下さい。

 日本人は今でも、一般ピープルが世界一時間を守る民族だと、これは例えばJRダイヤに象徴されていること。江戸時代から強固に築かれた社会的信用を大事にするという習慣から来ていると観てきました。サッカー用語でいえば、相手をリスペクトする、世界一の民族ね。日本のサービス業の質の高さもここに淵源があるといわれています。
 さて、原子力村はすっかり社会的信用を無くしたのです。独占価格で創り出した他人の金で社会に安全神話を形成し、ばらまいてきた。それなのに自らの安全管理については「規制の虜」に示されたように実にルーズだった。例えば未だに、津波ではなく地震自身の事故原因程度すら、真面目に調査・公表する態度も見えない。国民へのリスペクトが決定的に欠けていると告発したい気持ちです。
 そもそも一体、嵐山さんは、こういう彼らを信用するのですか。僕には日本人として、そこのところが全く理解不能です。何度も言ってきましたが、特に官僚を中心とした原子力村の信用は地に落ちたのです。こんな彼らに、僕は日本の原子力の明日をもう託せないのです。
 たった一度起こしても信用ゼロになる過ちというものはあるでしょう? 福島事故とその事後処理における手前勝手さは、それ以上のものと僕は判断しています。が、嵐山さん、貴方はこういう僕と違ってもう一回だけでも彼らにチャンスを与えようとおっしゃっているわけだ。それは違うでしょ。こういう彼らには、こんな疑念さえ湧いて来ますから。日本版グリーン・ニューディール政策決死隊を成功させ、電力不足を完全に解消できると見通していてさえ、「脱原発は50年不可能」などと言いかねない連中であると。自分らの傷ついたプライドを守るためだけにでも、そんなことをやりかねない連中だと、僕は観ているのです。
 ともあれ、いろいろ有り難うございました。】
コメント (7)
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            時代錯誤の「東京維新の会」       只今

2012年10月08日 11時58分59秒 | Weblog
   「我々臣民としては、国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄し」
    「大日本帝国憲法は現存するとの決議を求めます」

     さすがに、各党の反対で不採択になりましたが、
     この仰天する陳情を東京都議会に提出したのは「東京維新の会」。
     ★野田数(東村山市議)37歳。早稲田卒、小池百合子・元秘書。
     ★柳ヶ瀬祐文(大田区義)37歳。早稲田卒、連舫・元秘書。
     ★栗下善行 39歳。テネシー州大卒。
    
     ●37歳、早大卒の人の苛立ちが目に浮かびますが、これが偏差値の実態。
 
     

コメント (6)
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新聞の片隅に載ったニュースから(53)    大西五郎

2012年10月06日 19時04分02秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(53)

  日テレ告知(占い師出演)は「裏切り」BPO (2012.10.5中日新聞)

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は四日、日本テレビのバラエティー番組「芸能★BANG ザ・ゴールデン!」が「不適切な言葉を多用し、過剰な演出で視聴者をあざむくなど、放送倫理に反した」とするウ意見書を公表した。
 番組は五月四日に放送され、女性お笑いタレントと占い師の同居騒動を特集。新聞のテレビ欄や番組内で占い師本人が登場するかのように告知したが、実際に登場したのは別の占い師だった。
 意見書は、この演出が「表現の行き過ぎ」などではなく、視聴者への「裏切り」だったと指摘。川端和治委員長は記者会見で「(演出を信じた視聴者をダシに使い視聴率を稼ごうとした。視聴者に対する愛が根本的に欠けていた)と述べた。
 日本テレビは「指摘を重く受け止め、視聴者の皆さまの信頼回復に全力で取り組む」とのコメントを出した。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 この問題は「新聞の片隅に載ったニュースから」の№29で、日本テレビの大久保社長が記者会見で「演出が過剰だったと思う」と述べたことを紹介し、これは「過剰な演出」で済まされる問題ではなく、「虚偽の告知」で放送倫理上許されないことであるとコメントしました。

 BPOのホームページに「10月4日放送倫理検証委員会日本テレビ『芸能★BANG ザ・ゴールデン』に関する意見を通知公表」というコーナーがあり、委員会決定が読めます。
 委員会には日本テレビからチーフプロデューサー、制作局長、コンプライアンス推進室長の三通の報告書が提出されましたが、制作担当者は問題の占い師が出演が難しい状況だったのに、あたかも本人が出演するように告知したことについて、「タレントと同居している占い師が登場すると誤解した人がいるとしても、番組を見ていただければ、必ず満足していただけると確信していた。」「1人でも多くの視聴者に楽しんでもらおうという思いが強すぎて、行過ぎてしまった。」などと書かれていました。

 委員会はこれに対して、「行き過ぎとは、目的地を越えて通り過ぎること、度を越して対象に関与することだが、本件制作者が『行き過ぎ』だったと云う時、視聴者の姿をちゃんととらえていたか。視聴者に対する愛情や敬意はあっただろうか。視聴者に対してタカをくくり、ダシに使って数字(視聴率)を稼ごうとした、ということではないのか、とテレビ局側の慢心を諌めています。そしてNHKと民放が定めた「放送倫理基本綱領は、「放送は適正な言葉と映像を用いると同時に、品位ある表現を心掛ける」ことを求めている。民放連の放送基準も「ドキュメンタリーや情報番組においても虚偽や捏造が許されないことはもちろん、過剰な演出などにならないように注意する」としていると指摘しています。
他局の番組制作者もこれを「他山の石」として真摯な制作態度を求められています。
                                       大西 五郎
コメント (1)
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