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 ザックジャパン(47) 日仏戦評  文科系

2012年10月13日 14時50分13秒 | スポーツ

 前半はもう、酷い酷い! シュートが1対14対、コーナーキックが0対8! 特にこれらのほとんどが30分までのことで、押されたこと押されたこと! その後やや落ちついてきたのだが、この劣勢が基本的に後半20分ほどまで続くのだ。一体全体この醜態は何故だったのか。人によって分析が違うところが曲者だが、まー、ザックが一番正しいのだろう。「パス.アンド.ムーブ」、「受けてあげる動き」が少なく、「シャイだった」と語った。これは、アジア勢とやっても時に出る悪い時の日本の最大現象だが、今日のこの背景はこんな所と観た。
①DFラインが下がり気味で、前は攻める気。中盤が空き気味だった。
②前掛かりの相手が、人数かけて序盤で決めるつもりで来た。間延びした中盤を走り回られた感じだ。
③前掛かりの相手を下がりながら止めるのでは、1対1の勢いが違ってくる。ただ、こういう状況なのに、日本としては珍しくちゃんと当たっていたと思う。
④以上から、たまにボールを持っても余裕がなく、パスミス、ボール被強奪が多かった。

 こうして、チームはずたずたにされたが、最後列で頑張り抜いた感じだった。特にキーパーの川島は、後半4本ほどいわゆる「神懸かりセーブ」を演じている。素晴らしいメンタル、「頼れる技術、責任感」を示したと思う。

 さて、この劣勢は基本的に後半20分ほどまで続いたが、それに耐えたことが大きかった。相手が疲れてしまったのだから、守り勝ったということだろう。最終盤の日本得点はこんな風だ。
 今野が、味方ゴール前25メートルほど中央に出た敵コーナーキックこぼれ球からドリブル・長距離独走。正にこの相手の疲れを果敢に突いたものだった。今野のダッシュに何人かの相手追走者が追いつけなかったのである。あとは、長友の右からの高速クロスも、あれを合わせた香川も見事。いずれも、世界最高水準の技だと思う。相手数人に囲まれた疾走集団の中の香川に、自らも最高速で走りつつピンポイントでしっかり合わせた長友。香川のは、スライディングボレーシュートをこれまた最高速で敢行したもの。こんな時でも脱力が得意な、これが香川の本領そのものなのだろう。こんな3人の、こんなに高度な走力と技が合わさることなど滅多にないはずの、最終版得点だったと言いたい。 

 今日のこの守備陣は、どれだけ褒めても褒め足りないと思うが、最後に言いたいのは吉田の成長だ。頭で跳ね返すのはいつも彼だし、最後の最後によく彼がいて、彼の足が出て来た。相手攻撃の左がベンゼマと、終盤はリベリ。これが強さも技もあったから、右の吉田が特に目だったのかも知れないが、叱咤激励で声もかれていたことだろう。この叱咤激励に応えたはずの一人、右サイドバックの酒井も世界の顔相手に良くやっていたと思う。相手監督、ディディエ・デシャンはMVPに長友をあげていたが、僕なら吉田か川島だ。
コメント (5)
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