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東シナ海のタンカー事故  らくせき

2018年02月05日 10時17分48秒 | Weblog
タンカー沈没事故は、日本ではほとんど報道していない事の異常さが海外で言われている。
被害はとても大きい。すでに日本海側に有害物質は回っている。
今後の日本人の食の大きな問題となってくる。

という指摘もありますが・・・
コメント (5)
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書評「新・日本の階級社会」(1)   文科系

2018年02月05日 09時06分12秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
書評「新・日本の階級社会」 結婚できず、子も作れぬ日本

 団塊以降世代から初老期に入られた方々に言いたい。子どもらが結婚できず、子も作れないような日本、世界を遺して、安んじて死んで行けるのかと。そんな事をひしひしと感じていた僕はそういう資料を望んで久しかったのだが、とうとうこれを教えてくれる本に出会った。「新、日本の階級社会」、著者は早大教授・橋本健二氏。ここには、こんなことが書いてある。

 まず、日本という「新、階級社会」の年収・職種など別に階級を分けるとこうなると語る。僕の問題意識は、それぞれの未婚率である

①資本家階級 254万人で4・1%
②管理職、専門職、上級事務職などの新中間階級が、1,285万人で、20・6%
③自営業、農業など旧中間階級、806万で12・9%
④正規職、2,192万で35・1%
⑤パート主婦、785万で、12・6%
⑥非正規職、929万で、14・9%

 さて、僕がずっと問題にしたかったのは、②~⑥(当然⑤は除く)それぞれの平均収入と男性未婚率。こんな数字が出たという。②は499万円の、男性未婚率18・0%。③が、303万円で12・9%。④が370万円、31・0%とあって、最大の問題が⑥186万円の14・9%で、この人々の男性未婚率が実に66・4%とあった。今どんどん増えているパート、アルバイト、派遣社員という方々なのである

 さて、今の60代以上の方々で、こんな時代を予想できた方がどれだけいらっしゃるだろう。ちなみに、人間世界の生産力はこの間どんどん増えて来たのだから、こんな事態は「何で?」と疑問になって当然なのである。④でさえ男性未婚率31・0%とあるのは、おそらくこんな理由もあるはすだ。専業主婦か、正規に近い共働き相手か迷っている男性も多いと。この収入だけだと、家賃10万として残りの月平均収入は20万。年功序列賃金体系も崩れた事だし、子どもを大学まで行かせられるかどうか分からない状況という他はないのだから。また、いまの30~40代が、親の世代と同じ生活水準を望むというのも人として自然な要求でもあろう。

 酷い社会になったものだ。団塊世代諸君、こんな日本を子孫に遺したかったのか? 何度でも言うが、この間に世界の生産力は飛躍的に伸びているのだ。それが普通の人々に行き届かないようになっているのである。何でこうなってしまったのか、今の時代の世界経済の仕組みをこそ根本的に問うてみる必要がある。今の生産力が十分に発揮されるなら、普通の人が8時間働けば子どもを大学になど楽に行かせることができるはずだ。社会に必要なものもちゃんと行き渡らず、生み出せず、お金もどこか遠くへ行ってしまっているのである。そういう経済の仕組みという根本的問題があるということだろう。その次第は、このブログの至るところに解説してあると自負している。

 マクロ経済原論で言うと、現世界が供給サイド経済学でやってきて、需要サイド(例えば、ベイシックインカム論などというものも、一時アメリカ政府内で検討されたこともある)には振り向きもしなかったからこうなってきた。そういう意味で、安倍になど投票すべきではないのである。丁度米国国民がトランプになど投票すべきではないように。知られているように、安倍、トランプでは、世界に不安定労働者が増えるばかり。さもなければ、南欧、アジア、南米のように失業者の大群。不安定労働者とか失業者の大群とか、こんな社会でない道もありえたのだが、1980年辺りから、今のような道を採ってきてしまった。英米を先頭とした先進国の為政者が先頭に立った弱肉強食社会の成れの果てである。
コメント (2)
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