4)同上
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
また、上記の演説で志位氏は、宮城県の「一人当たりの民生費、つまり福祉費は六位、最下位です」とも言います。しかし、志位氏の言う「一人当たりの民生費」は「県・市町村財政合計」から算出したものです。「県財政」から算出した「民生費割合」では宮城県は2000年度で2位の位置をキープしています。共産党は宮城県政のあり方を問題にしているのですから、算出の基礎とすべきは「県財政」の方でしょう(「県・市町村財政合計」からの算出では、市町村の福祉のとりくみが低調であれば、県全体の数値も下がらざるをえません)。
※なお、「民生費割合」(県財政)と県としての「一人当たりの民生費」はほぼ同値です。「民生費割合」(県財政)を見れば、県としての「一人当たりの民費」もわかります。県民の1人当たり民生費(県財政)の算出式は以下のとおり。
1人当たり住民税×県人口)×民生費割合)÷県人口=1人当たり民生費
【民生費割合(単位:%)】(県財政)
(民生費=社会福祉費+老人福祉費+児童福祉費+生活保護費)
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 6.50 6.32 7.46(1位)
岩手 6.00 5.44 6.17(5位)
宮城 5.11 5.19 7.13(2位)
秋田 6.42 6.30 6.74(3位)
山形 4.50 4.82 5.65(6位)
福島 4.40 5.72 6.70(4位)
※カッコ部分は便宜のため筆者が挿入しました。
(5)同上
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
さらに、上記の演説で志位氏は、宮城県の「教育費も六位」と浅野県政を批判します。しかし、これも違います。「教育費割合」(県財政)によれば、宮城県は教育費については「六位」どころか1位です。
(「教育費割合」(県財政)と「一人当たりの民生費」(県・市町村財政合計)
の違いについては(4)参照)
【教育費割合(単位:%)】(県財政)
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 25.31 23.50 19.47(5位)
岩手 24.92 22.41 19.98(4位)
宮城 25.43 25.11 26.37(1位)
秋田 21.08 19.09 18.04(6位)
山形 22.24 19.32 20.34(3位)
福島 25.60 25.19 24.66(2位)
(6)同上
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
衛生費についてはどうか? これも事実とは異なります。「六位」ではなく、5位です。もちろん、5位だからよい、という話ではありません。批判は正確な事実に基づいて行うべきだという延長の話として「六位」と5位の違いを問題にしているのです。
(「衛生費割合」(県財政)と「一人当たりの衛生費」(県・市町村財政合計)
の違いについては(4)参照)
【衛生費割合(単位:%)】
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 3.10 3.05 2.92(4位)
岩手 4.37 5.17 4.52(1位)
宮城 2.73 2.54 2.27(5位)
秋田 1.90 4.37 2.15(6位)
山形 3.45 4.19 3.97(2位)
福島 2.61 3.13 3.21(3位)
以上、上記「赤旗」記事中、福祉費に絞って事実関係を見てみました。
上記に見たとおり、事実に基づかない(統計指標の意図的な混同と歪曲)共産党の「浅野批判」は目を覆うばかりのものです。共産党とは、正確な事実関係に立脚して理論を構築する政党ではなかったのか?
私たちは、共産党への支持、不支持に関わらず、そうした信頼感だけは共産党に対して抱いてきました。それがどうしたことか?
私は、改めて共産党に反省を促したいと思います。もう一度繰り返します。
共産党はそうした反省ができる「党」のはずです。その上で、共産党はいま、「石原3選阻止」のために何をなすべきなのか。そのことを真剣に問い直していただきたいと切に思います。まだ遅くありません。まだ時間があります。
いま、「石原3選阻止」のために何をなすべきなのか、を再度検討していた
だきたい。是非。
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
また、上記の演説で志位氏は、宮城県の「一人当たりの民生費、つまり福祉費は六位、最下位です」とも言います。しかし、志位氏の言う「一人当たりの民生費」は「県・市町村財政合計」から算出したものです。「県財政」から算出した「民生費割合」では宮城県は2000年度で2位の位置をキープしています。共産党は宮城県政のあり方を問題にしているのですから、算出の基礎とすべきは「県財政」の方でしょう(「県・市町村財政合計」からの算出では、市町村の福祉のとりくみが低調であれば、県全体の数値も下がらざるをえません)。
※なお、「民生費割合」(県財政)と県としての「一人当たりの民生費」はほぼ同値です。「民生費割合」(県財政)を見れば、県としての「一人当たりの民費」もわかります。県民の1人当たり民生費(県財政)の算出式は以下のとおり。
1人当たり住民税×県人口)×民生費割合)÷県人口=1人当たり民生費
【民生費割合(単位:%)】(県財政)
(民生費=社会福祉費+老人福祉費+児童福祉費+生活保護費)
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 6.50 6.32 7.46(1位)
岩手 6.00 5.44 6.17(5位)
宮城 5.11 5.19 7.13(2位)
秋田 6.42 6.30 6.74(3位)
山形 4.50 4.82 5.65(6位)
福島 4.40 5.72 6.70(4位)
※カッコ部分は便宜のため筆者が挿入しました。
(5)同上
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
さらに、上記の演説で志位氏は、宮城県の「教育費も六位」と浅野県政を批判します。しかし、これも違います。「教育費割合」(県財政)によれば、宮城県は教育費については「六位」どころか1位です。
(「教育費割合」(県財政)と「一人当たりの民生費」(県・市町村財政合計)
の違いについては(4)参照)
【教育費割合(単位:%)】(県財政)
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 25.31 23.50 19.47(5位)
岩手 24.92 22.41 19.98(4位)
宮城 25.43 25.11 26.37(1位)
秋田 21.08 19.09 18.04(6位)
山形 22.24 19.32 20.34(3位)
福島 25.60 25.19 24.66(2位)
(6)同上
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_02/2003_0223_01.html
衛生費についてはどうか? これも事実とは異なります。「六位」ではなく、5位です。もちろん、5位だからよい、という話ではありません。批判は正確な事実に基づいて行うべきだという延長の話として「六位」と5位の違いを問題にしているのです。
(「衛生費割合」(県財政)と「一人当たりの衛生費」(県・市町村財政合計)
の違いについては(4)参照)
【衛生費割合(単位:%)】
http://www.pref.akita.jp/tokei/xls/001404508200210000004.xls
1990 1995 2000
青森 3.10 3.05 2.92(4位)
岩手 4.37 5.17 4.52(1位)
宮城 2.73 2.54 2.27(5位)
秋田 1.90 4.37 2.15(6位)
山形 3.45 4.19 3.97(2位)
福島 2.61 3.13 3.21(3位)
以上、上記「赤旗」記事中、福祉費に絞って事実関係を見てみました。
上記に見たとおり、事実に基づかない(統計指標の意図的な混同と歪曲)共産党の「浅野批判」は目を覆うばかりのものです。共産党とは、正確な事実関係に立脚して理論を構築する政党ではなかったのか?
私たちは、共産党への支持、不支持に関わらず、そうした信頼感だけは共産党に対して抱いてきました。それがどうしたことか?
私は、改めて共産党に反省を促したいと思います。もう一度繰り返します。
共産党はそうした反省ができる「党」のはずです。その上で、共産党はいま、「石原3選阻止」のために何をなすべきなのか。そのことを真剣に問い直していただきたいと切に思います。まだ遅くありません。まだ時間があります。
いま、「石原3選阻止」のために何をなすべきなのか、を再度検討していた
だきたい。是非。