松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

SL運行で感じた、奇妙な一体感。

2014-10-20 16:56:00 | 日記・エッセイ・コラム

 田んぼの中の小さな踏切をやってきた、ばばちゃが話しかけてきた。「写真こ、撮ってるなぎゃ」「んだ、今日は天気も最高だし、あしたから荒れるがらな」ここは大久保だが、秋田港に入るフェリーの汽笛も聞こえるそうだ。軽く10kmはある距離だ。SLというやつも、かなり前から汽笛が聞こえる。何もない静かな田園だし、八郎潟の周りは平坦だ。羽後飯塚どころか井川さくら駅あたりから聞こえる。もしかすると煙はもっと前、八郎潟駅のあたりから見えたようだ。まだ、汽笛も聞こえない距離だった。

 別の日、別の小さなやはり踏切の前だった。1時間以上前から立って待っている、じさまがいた。ここを通る時間は、きっちり分かっていて、来る人ごとに、その時間を教えていた。あの日は浜風のきつい、寒い日だった。「さむぐ、ねすか」と聞くと「ん、ちょとさびな」といいながらなおも頑張るのだった。

 追分駅のホームでは、大きなレンズを構えた撮り鉄か報道らしき人たちがいて、それぞれ自分のポジションを探す。誰も相手の構図が読めるから、視界に入らないような距離を保って、めいめい場所を取る。あうんの呼吸と、いうやつだ。近づいたらガンを飛ばすだろうし、それを相手も分かるだろうが、そんな場面は無かった。列車が行くと、解散するわけだが、なんだか自分は、撮り鉄というより、ひやかしに近いが(持っているカメラから見て)それでも皆それぞれ安心して帰る、奇妙な一体感を感じた。言葉を交わさないのに、同じものを共有している、という気分なのかも知れない。

 汽車の窓から手を振る人、それぞれの家から見送る人、沿線で待つ人。駅まで出向いてパフォーマンスする、園児、小学生、引率者、踊り手、竿燈。一大行事だったんだなあと、終わった今、深く回顧している。

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チェーンソーアートは、想像より凄かった。

2014-10-19 16:25:44 | アート・文化

 国民文化祭で、心残りなものがあったので、北秋田市の北欧の杜公園まで

行ってきた。うちから62km。黒川から五城目まで広域農道を使えば、

1時間ちょっとで着く。何しろみんな速いから。

そうそうたる彫り物が、並んでいた。丸太1本から切り出すんですからね。相当太いですよ。

芸術というのは、見る人によって好みが分かれる。しかしいずれも大作で、6人の作家の

力量が分かる。個人的には、これが強く惹かれる。顔がリアルだ。

他にも、魂を揺さぶるものがある。

あくまで個人的感想です。こんなアートも、あります。この広さ。212ヘクタール。

お馴染みの、言い回しで良ければ、東京ドーム45個分。あれ、大したことないな。

いやいや、ここを端まで行けったら、無理。北海道並みに広い。

老夫婦か、不倫カップルか知りませんが、ギターを弾いている。まったく景色に馴染んで

絵になる。ひゅーるりー、ひゅーるりーららー。森昌子の曲だった。

この驚くべき広さを、体験しに、行ってみでけれー。

 

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「観劇会」はいいね、高尚で、小渕さん。

2014-10-19 07:15:22 | 日記・エッセイ・コラム

 今までの不祥事と今回はどこか違う。いろいろあるが、問題の焦点になっている

会が、割と高尚な会なこと。それと、眉の吊り上がった、きつい顔の彼女の対応が

慌ててない。きりっとしてて、これは確かに近い将来、大物になる人物に違いない。

こういう人を責めると、あとで痛い目を見る可能性がある。

 画面から受けるオーラだけで判断しているのだが、内に秘めたやる気が

満ち溢れている。悪いがこんなちっぽけなことで、鬼の首を取ったような

国会のやり取りは、あまり有益とは言えない。与党は、せっかく張ってくれた

煙幕に隠れて、密かにやりたいことを実行できるだろう。或は、やらないと

いけないことを先延ばしできるだろう。

小渕優子は、これで沈んでも必ず復活してくる人間だと感じる。

そうならなければ、日本の政治は良くならないだろう。

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SL秋田路号物語、ナマハゲ・竿燈・変なおじさん。

2014-10-18 10:20:05 | 日記・エッセイ・コラム

完全武装で駅まで行きました。本番初日です。この頃はまだ、パラパラの雨。なにやら

外が騒がしくなってきました。

竿燈まつりでも敢闘した、県立大の妙技です。出入りが混雑して、久方ぶりの活気でした。

ホームでは、秋田美人のそろい踏み。さらに、ナマハゲさんも登場。

もうこの頃には、泣き叫ぶ子、「いやだー!」。雨は本降り。わやですわ。

木の床を見に中へ。1両目の禁煙車だけ、これだったみたい。

いつもより多めの煙と水蒸気で発車する秋田路号。わっ、なんも見えねー。

霧の中を、すごすごと帰ってきました。駅舎を振り返ると、変なおじさんがいました。

 

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エボラは、想像しているより怖い。

2014-10-17 13:38:13 | 日記・エッセイ・コラム

 SLの通らない日は、なにか手持無沙汰。しかも天気が悪い。

だから読書に、いそしんでいる。

                  エボラは想像より怖い

 エボラウイルスは、かなり前から知られていた、たちの悪いウイルスです。それは1976年に発見されました。これはエイズウイルスより2年ほど早いことになります。それ以来、2013年まで、死者の数は徐々に増えていましたが、それでも累計で1,600人ほど。それが今年だけで、それを上回るどころか、毎日増え続けています。40年、静かにしていた病気が、なぜ今になってパンデミック化したのでしょう。このことにまず、疑問が湧きます。

 空気感染はしないが血液や体液で感染する、この体液とは何だと思いますか。唾液や精液もありますが、実は侵された内臓を含みます。エボラに侵された内臓は、細い血管から詰まり始め、全体がエボラウイルスの培養地と化します。そうして、骨と骨格筋以外のすべての臓器が、血液とともにどろどろの体液となって、あらゆる孔から噴き出すのです。最後は皮膚が支えを失い、人間が内側から破裂するのだそうです。この飛沫は半径3m以内を汚染します。まっ黒に変色した内臓は、とてつもなく生臭い臭気を伴い、生気のない患者が黒い吐しゃ物を垂れ流す光景は、まるでゾンビそのものだそうです。

 日本でも安倍首相が、国産の新薬を提供する用意があると報じられています。それはおそらく富士フィルムと大正製薬が共同出資している富山化学工業の抗ウイルス剤「ファビピラビル」のことでしょう。これは現在FDAの認可を待っている段階だそうです。なぜ日本の厚生労働省でなくて米国なのか。それはこの会社が提携している米国の会社が、ペンタゴンの経済的支援を受けているからです。同じように米国防総省から何百億という資金援助を受けて開発された新薬が複数存在します。その中には、あの悪名高きモンサント社もかかわっています。ベトナムで奇形児を生んだ、枯葉剤を作った会社ですね。でもなぜ今まで全く採算の合わない薬に、大金をつぎ込んだのでしょう。そしてなぜ今、急激に患者は増え続けているのでしょう。このタイミングの良さ、というか悪さは、なにを意味するのでしょう。

 こういうことから、生物兵器説はささやかれるのです。一説にエボラのウイルス株は、変異して毒性が強くなっているのでは、という憶測も生まれます。皆さんが思っている以上に、危険なウイルスなのかも分かりません。それが本家本元の米国で、二次感染が起きたのですから、オバマさんの慌てようが知れようというものです。こういう、歴史の表には現れないことを、ほじくるのが私は好きでしてね。この情報はほとんど「ムー」からの受け売りです。ムーという雑誌をあなどってはいけませんよ。

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