「既成事実」という、不自然さの極み
地質年代というものは、ぴったりあの日、あの時刻にタイミングを合わせるようなことはしない。なのに、なぜ、一年の中の、紅葉が盛りの、休日、しかも最も人の多いお昼時。この時間をねらったように噴火したのはなぜなのだろう。起こってしまったことは人間、既成事実として簡単に受け入れてしまう。でもあとで考えると、このタイミングの悪さは異常としか思えない。
念力でスプーンを曲げることができる人間がいて、同じことをマジシャンがやって見せる。しろうとに、この違いは分からない。同じように、マグマの場所と地下水脈を衛星かなんかで把握しつつ、そこに火の球を打ち込めば、噴火させることが可能だろう。これができる国は限られている。あの国しかないだろう。その国は、今、非常に苛立っている。なかなか貿易に関する協議で日本が妥協してくれないからだ。このタイミングも、全くあの時と同じようだ。あの時は、辺野古に決まりかけていた基地移転計画が、ハトポッポによって台無しになり、にっちもさっちもいかない状況になっていた。この頃、私はまだ現役で掲示板の書き込みに、いそしんでおり、「こめぐに」は、そろそろ頭にきて、阪神淡路のような大地震を起こすかも知れない、と予言した。私自身もイライラしていたからだ。その直後、あの規模の震災が起こった。いくらなんでも、規模がでか過ぎて、とても冗談言ってる場合でないので、すぐに書き込みを削除した。そんなことがあった。だから今書いたことは、あり得ないことでは、ない、と思っている。だからと言って、誰かの陰謀であると言うつもりはない。しかしそれにしても、あまりにも間が悪過ぎる。こんなことがほんとに、「自然に」起こり得るのだろうか。その道の研究者さえ、関心を示さなかった場所に、突然、自然災害は起こるものなのだろうか。私の中では、どうしても不自然さが、頭をよぎって、離れない。