松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

それでも、月には誰かがいる。

2014-10-06 08:08:27 | 日記・エッセイ・コラム

 取り立てて、突っこむ話題もないようなので、予定通りの作戦です。

シカシ、首都圏はまた台風だからって、大騒ぎ。台風の実況中継見たって

なんも、面白くありません。あれは予測できる自然災害でしょ。

どうせ過ぎたら、こっちに来たって、報道しないんだから。ひがみ根性丸出しです。

これをエネルギーにして、物書きをやってます。

 

                 あなたは、お月様に見られている

 空にかかる満月を見て、逆に観察されているような気分になったことはありませんか。月はいつでも表側を向けて回っています。つまり自転速度が24時間きっかりなわけです。そしてみかけの大きさが太陽とピタリ一致します。そのおかげで日食が起こるし、その際コロナを観測できるほど完璧にはまるわけです。どうしてそんな軌道に入ることができたのでしょう。どんな説を持ってきてもすべて不自然な説明ばかりです。ただひとつ自分から移動してきたという説以外は。
地球と双子説にしては成分が違うし、あばたの数も違うし。外から飛んできて地球捕獲説にしては、なぜ円軌道に収まるような飛び方ができるのか不自然だし。アポロが行ってからはますます謎が深まりました。アポロ宇宙飛行士がオフレコでUFOがいたとかついてきたとか月面に降りたのは俺たちが最初でなかったとか先に住民がいて忙しそうに働いていたとか、そんな内輪話を除いても。
持ち帰った岩石を調べれば調べるほど混乱は増すばかりのようです。古い石は地球誕生46億年よりだいぶ古かったり、あのあばたの数、半端じゃないです。歴戦のつわものという数です。相当宇宙の果てから旅してきたという顔してます。あのクレーターのでき方、これがまた不自然です。大きさの割りに深さが浅すぎるんです。衝突の衝撃を考えたらボッコリ穴があいてなくてはいけません。それどころか盛り上がってさえいるんですよ。つまり、クレーター内部が地平線に沿ってカーブを描いてさえいるんです。月の暗い部分の海と呼ばれている場所、クレーター内部もそうです、相当固いそして重い金属でできているんです。チタニウムにジルコニウムにイットリウム、ベリリウムこれら地球ではレアメタルと呼ばれるものが大量に岩石中に含まれ合金を作っているんです。そうなるためには4,000度の高熱が必要で、逆に言えばそれ程の高熱にも耐えるし衝突の衝撃も跳ね返すほどのものだということです。宇宙船の外殻としては理想的じゃあないすか。これが厚さ36km程もあったらどんなやぶこいで歩いても平気ですよね。表面が重い岩石の割りに月の比重は3.3しかありません。地球は5.5で地球上の岩石は3.3内外でしょう。そして内部に行くほど硬く重くなります。核がありますから。ところが月は表面が硬くて内部はがらんどうです。日本語で言えばがんごになっています。その証拠にアポロが置いてきた月震計があります。アポロ12号の月着陸船が司令船に戻るときに64~5キロメートル上空から落とした上昇装置は月面に衝突したあと55分間も月面を揺らしたのです。まるで正月に鳴らす神社の鐘です。月の内部は神社の鐘のようにがんごなのです。もちろん中空といっても骨組みくらいはしっかりしたものがあるでしょうが。とにかく巨大な空間が月内部には存在するんです。
もし大量の人間や動物を太陽系外へ運びたいなら、あなたは長さ数キロもある宇宙船を作りますか、それとも手じかにある衛星の内部をくりぬいてそこに推進装置を取り付けますか。大土木工事になるでしょうが機械があればなんとかなるでしょう。問題はエネルギーでしょう。エネルギーさえ確保できればどうにでもなりますよね。
エネルギーさえ手に入ったら人口太陽だってなんだって作れると思いませんか。月の内部に地球となんら変わりない青空を作れると思いませんか。高々、秋の透き通った青空だって1万メートルもないでしょう。なんたって人に気づかれずにそろっと移動できるんですから最高ですよね。そうやって我らが月もよたよたとやってきたような気がするんだけどなあ。かぐや姫もきっとそんな住み心地いい月へ帰って行ったんだと思いますよ。「飛ぶ車、一つ具したり。羅蓋(らがい)さしたり。その中に、王とおぼしき人あり」のお父さんといっしょにね。月はわれわれにとってもふるさとなんじゃないかな。或いは我々を造った神様の。

月の住人は、いい人たちとは限りません。複数の種族が縄張りを持っているという話もあります。いぜれにせよ、未だに運動理論式に表せないほど微妙な修正を自ら加えながら、絶妙な距離を保ち、表しか見せない地球の相棒は、身近過ぎる驚異の天体なのです。

コメント
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