男鹿の本屋さんで、たかのてるこ氏のワールドワイドな旅の話を聞くことができた。
BS11の「宮崎美子のすずらん本屋堂」という番組の一環だ。
その番組に、男鹿の清水文具が白羽の矢を立てられ、取材が入ることになった。
代表のコースケ君は、インタビューが苦手で逃げ回っているらしい。
今回はあまり都会でない、一軒しかない本屋ということで来た。
そこへ旅人の、たかのてるこ氏が男鹿を歩き、本屋の2階で
軽くおしゃべりを展開し、収録したものが12月12日に放送予定という。
集った人々の中には結構若い、秋田から来たという文学少女的女性もいた。
実は私は女性に囲まれ悪い気分では全くなかった。が、カメラがどうしても
気になる。そのうち自然と彼女のトークに、はまっていくのだった。
スライドや映像を流しながら、大阪のおばちゃんのノリで、インドやチベットに行った話を
体いっぱい使って、説明する。ほとんど英語も出来ないのに、
むしろそれだから、というかアクションでお互いコミュニケーションをとる。
まるで昔NHKで「ジェスチャー」というのがあったが、柳家金語楼が、そうそれそれ
と分かったような、誤解しているような、そのやり取りの一部始終が、
もはや芸人の域に到達している。乱暴なようだが、その場で「共通言語」を
創造していく、まさに「ボディ・ランゲージ」そのものだ。そのノリのまま、60か国を回った。
30分は、あっという間に過ぎた。90分ぐらいやっても、おそらく飽きないだろう。
単行本を、全員ハグ付きでサインしてくれた。拒否する権利もあるという。客の方に。
何人集まるか心配そうだったが、20人はいた。
その中には、男鹿市長が見えたし、杉本教育長も同席した。少人数ながら、
アットホームな、まとまりのある仲間内の会みたいだった。
ついでに市長さんも、見ますか。公人だからいいでしょう。
オレのあとに、並んだ坊さんが、くだけた方で、ダジャレで皆を笑わせた。
メインストリートでありながら、人影もまばらな、男鹿駅前の本屋ですが、
客として、友人として、盛り上げてやりたいけど、いい方法が浮かばない。
テレビだけでも、見て下さい。自分も映ってる可能性があるけど、
恥を忍んで、お願いします。なかなかハツラツとした、行動力のある、
エネルギー体で出来ているような、稀ないい女ですよ。
ハグしたから、分かるもん。