フジテレビが、この時とばかりにスタジオ入りの様子から全編通して繰り返し放送しています。しかしあれは謝罪会見だったの? 誰に対して? 私は心配もご迷惑も、掛けられておりません。ただ興味本位で成り行きを見ていただけです。とくダネで誰かコメンテーターが発した言葉に納得がいきました。「公開処刑のような」確かに形でしたね。
まず黒服。ネクタイもそのままお悔やみに行ける恰好でした。笑顔一つないそれぞれの言葉。香取慎吾は「また今日からいっぱい笑顔を作っていきたい」というその顔が暗く沈みこんでいました。自分の言葉で語っている風に見えて、誰かに(ジャニー)言わされている感が強かったです。
並び方も、仕切り方も、キムタクが先頭でしたね。中居ははじっこで、小さくなっていました。リーダーも完全に代わりましたね。
歴史を振り返ると、革命というのは民(たみ)が味方に付いた側が、圧倒的に有利です。だから私には、木村拓哉が裏切者に見えます。彼が一緒に行動を起こしていたら、革命は成功したでしょう。どんなに力のある事務所でも、市民の声は無視できなかったと思います。まあ、テレビに出るだけが芸能人かと言うと、それだけではないようにも思います。これからのマスメディアの革命さえも、成し得たかも知れません。
そういう意味で、私には大変残念な結果だったという感想です。SMAPは今でも歌のプロではなくて、アイドルだったんだなあと思います。
最後に、一般紙も報道するくらいのビッグニュースだった証拠に、地元紙の社会面の記事を載せましょう。会見の内容、全文掲載ですからね。もちろん1面も、都心の大雪に勝るとも劣らない大きさです。上層部に、隠れSMAPファンでもいるのかな。
何があっても、ただ前を向いて進む? 何を目印に? 人間は後ろには進めません。それは後退と言います。