松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

人類を創生した宇宙人Ⅱ

2016-01-23 17:16:00 | 日記・エッセイ・コラム

 惑星の数で、きのうから引っ掛かっていたので、あらためてゼカリア・シッチンの「人類を創生した宇宙人」を読んでみました。20年前の本ですが、彼は自分の説と聖書は矛盾しないと言っています。資源採掘のため地球にやってきた神々(ネフィリムとアヌンナキ)は、下等な生物を自分たちのために働かせるために遺伝子治療を施しました。それが30万年前に突如として現れたホモ・サピエンスです。長い進化の歴史の中でも、類人猿から直立歩行の人類が現れる過程は、あまりにも唐突で謎の部分が多すぎます。中間化石も発掘されていません。

 聖書ではアダムとイブは、自分たち神々の姿に似せて造られた、とあるそうです。つまり聖書は自ら墓穴を掘っているのです。神々は人間と同じ姿をしていたわけですね。しかしそういう正直な記述は、あちこちにあるそうです。キリスト教でいう神とは「創造主」のことで、それは全知全能で唯一無二の存在でなくてはなりません。それが人間の形をしていて、一人じゃないなんていうことは、あり得ません。だから宇宙から来た人々が人類を創生したことと、聖書の記述は矛盾しないそうです。

 さて、この図をじっくり見ていて分かることは、まず火星と木星の間にある割と大きな天体ですね。この本ではシッチンはこれが「ニビル」である、と言っています。私は違うと思いますね。古代の神々は巨人で、寿命もかなり常識離れして長かったらしいです。これほど大きな星では、重力も大きく、巨大な生物は育ちにくいはずです。それとこの頃4500年前は、小惑星が元の姿をしていたはずなのです。だから左上にある丸は、惑星「ティアマト」だと思います。ここに金星が描かれているとしたら、誕生したばかりのはずで、だから水星との位置関係で、太陽に近く描かれているのかも知れません。

 それと冥王星ですが、ちゃんとシュメール人はその存在を知っていました。しかし場所は土星と天王星の間です。つまり冥王星はこの頃、土星の衛星で、このあと金星が暴れて遠くに押しやられ、ティアマトが崩壊するのです。

 別のある書物には、太陽には伴星があってそれは褐色矮星ではないかと言っています。ニビルはその衛星で、だとしたらこの図は伴星を描いたものかも知れません。褐色矮星には充分な熱と光があるので、生命を維持するために必要な赤みがかった光を浴びることは可能であり、どんな種であっても成長できるだろうとあります。

 余談ですが、12という数字は人類にとって昔から大事な数字で、12の月、時計も12時、1ダース、12使徒という具合になっています。シュメール人も60進法を使い、天体も太陽と月を含めて12個描いています。12宮の星座もシュメール人が初めて導入したものです。もしかして彼らの神々は、指も片方6本で12本、あったのでしょうか。

コメント
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