松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

星になった人たち

2016-01-12 15:36:44 | 日記・エッセイ・コラム

 また巨星が一つ、逝ってしまいましたね。デビット・ボウイの業績の中で「スペース・オディティ」は最高傑作だと思っています。でもネット上では「スター・マン」の方が多く聴かれているようですね。「薄笑いソウルの淑女」も大好きな曲です。いい曲は古さを感じさせません。この歌の支持者は少ないようですが、コメント欄には彼を悼む声が一番多く寄せられています。

 竹田圭吾氏の生き様は凄かったです。びっくりするほど、頬がこけていました。役者が良く、舞台の上で死にたいようなことを言いますが、実際は無理です。舞台の上まで行けるならば、まだ死なないと思います。竹田氏は座っているだけで、つらかったはずです。あれが「舞台で死ぬ」ということなんだなあと思いました。

 きのうはたまたまピンクフロイドの「原子心母」を1曲、久しぶりにレコードで聴いてみました。オーケストラを使って、しかもコーラスの入る大作です。主題の旋律を奏でるチェロの音が、天使のようだと当時の大学の先輩が言ってました。今でもそう思います。長いコーラスも、電子音楽のような箇所も、今は楽しむことが出来ます。あれはロックの古典とでも言うべき曲だと思います。

 いい時代に生まれたと思います。思春期はビートルズ。学生時代はプログレッシブ・ロックやデビット・ボウイのグラム・ロック。日本はフォーク全盛でした。もちろん歌謡曲も聞いていたし、カーリー・サイモンやキャット・スティーブンスなんかも好きでした。

 就職してしばらくして年下の女の子から、「髪切ったなあ? デビットボウイみでぇんたあ」と言われたのを思い出しています。

コメント
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