相撲は長らく見ていませんが、NHKのアナウンサーはナショナリズムを煽っていると評判です。10年ぶりの日本人ということにこだわり過ぎて、琴奨菊がかすんでしまっているそうです。この10年を支えてきたのは誰だと思っているのか、という具合です。
確かにモンゴル力士が居なければ日本の国技相撲は成り立ちません。しかしこの10年で相撲はファンを獲得できたでしょうか。こちらでは豪風の努力もあって、秋田の相撲ファンは増えたかも知れません。でも相撲が面白くないのは、戦い方ではなくて横綱の態度です。今いる横綱はどれも品格に問題があります。横綱は「心・技・体」にバランスが取れて立派でなければなりません。ところが白鵬は心に問題があり、日馬富士は大関時代の自分の相撲を忘れています。鶴竜は先輩白鵬の支えで上がってきました。今のところ金星配給王です。横綱ならもっと日本語をうまくなりなさい。もっと謙虚になりなさい。
神前に奉納する相撲の意味を考えなさい。一つ一つの所作に、形に意味があるのですよ。伝統を守る気があるなら、日本人になるべきです。モンゴル国籍のままで、横綱に居座るなんて許しませんよ。
旭天鵬は私の中では例外的に好ましい力士です。あの年まで自分を律する力もあります。相撲界に残るためだけに、帰化したとは思いたくないです。白鵬は帰化もしないで年寄りになるつもりらしいですが、そうはさせませんよ。
ただ国営放送のアナウンサーが差別発言するのは、私もどうかと思います。彼らの期待に応えられるか、きょうはじっくり見させてもらいます。