松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

甘利さんを、弁護する。

2016-01-29 16:28:19 | 日記・エッセイ・コラム

 まずドラマから始めましょうか。「ナオミとカナコ」見ています。高畑淳子のちゅこくこ、とても上手アルのことネ。あれが香辛料を利かせて、スパラシ演技のコトあるネ。広末涼子は「バブルへGO!」の時から好感を持っていました。彼女を嫌いだった妻は、今見直したようです。しかしあんなDV、ほんとにあるんでしょうね。信じられません。隣の親子が楽しそうに遊んでいるのを、ほめると激高します。オレはな、あんな時間が持ちたくても必死に働いて稼いでいるんだ。金持ちのボンボンだから早く帰って来て遊べるんだよ。分かっているのか、このやろう、と言って蹴飛ばします。

 吉田羊はいつの間に、あんなに偉くなったんだ。ちょっと人気が出たからって、威張る役は10年早いだろ。佐藤隆太の一人二役は別人かと思うほど対照的で、うまくこなしています。

 え、さてー本題に移ります。私は甘利さんを評価しています。TPP交渉で、フロマン代表が仕掛けてきた体力勝負に堂々と渡り合って、アメリカの思い通りにさせませんでした。TPPが善か悪かはこれから時代が評価することだから、何にも言いません。アメリカの属国でありながら、あそこまで粘った知力と体力には感服します。ロッキード事件で億単位の手数料を隠していた田中角栄に比べれば、何とも細かい金額で挙げられたものです。今の角栄さんの評価はどうですか。現役時代と違うでしょう。

 さきがけ新聞が20年前の食糧費問題を引き合いに出して、官官接待がどうだとか言っていますが、あの頃は上は国から下は市町村に至るまで接待漬けだったでしょう。いち早く地方において悪習を正せたのは「守る会」のおかげと言ってもいいでしょうが、おかげで私は心臓を悪くしました。新人の頃、話を聞いて愕然としましたよ。陳情に行く時、必要なのは書類じゃなくて「みやげ」でしょ。しかも料亭を予約して。そうしないと入口で帰されます。今の中国を笑っていられません。

 閣僚は相当身を清めて慎重に行動しているつもりでも、自分ひとりの力ではどうにもなりません。信頼できる部下を持つことが、どんなに難しいか。この件を見ていて感じました。

 私はむしろ現役時代は、身を清めるどころかポケットマネーで精算して、やっと次の職場へ転勤していました。これも悪い事なんですよ。公費を使うのと同じくらい。

コメント
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