松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

私のCM大賞

2014-12-12 09:07:32 | 日記・エッセイ・コラム

 「スミの(炭の)ちからだ(力だ)、ほら、冷蔵こーには脱臭炭。においを(臭いを)とるとる(取る取る)、ほら、れいぞうこーには脱臭炭」このメロディが聞くと頭から離れない症候群の人間が増えている。

 私の評価するCMとは、①何回見ても飽きない。②音楽が優れている。③映像的に惹きつける。多分この三つだろう。①をクリアするのは難しい。ダジャレで構成されたCMは、2回目にしてもう飽きてしまう。初回だけ面白い。だが嫁は何度見ても笑っている。どういう頭の構造しているんだ。②も大事だ。ステレオで聞いているせいか、クリアな音質とそうでない音質がある。CMになったとたん左右に音が広がって、目を休める時間のはずが、見入ってしまうものもある。③をクリアするのもクリエイターの腕の見せ所だろう。CMは最も短い作品なのだから。

 この観点からエステーの脱臭炭のCMを観ると、飽きないどころか、見るほどに気になるCMだ。繰り返しのメロディが、リズム感が良く、それに同調したダンスがキレッキレで小気味いい。最初、少女かと思った。黒いサングラスの、あまり足の長くないユニットだったからだ。頭はおかっぱ風だし。でも今では太ももの筋肉を見るようになった。あの動きは、たくましい足の太さから来ているに違いない。何でもタイの一般公募で選ばれた7人で、現地制作だそうだ。映像的には派手な色使いはない。多分、炭の黒さを表現したモノトーンの衣装なのだろう。その単調さを、動きの激しいダンスがカバーして余りある。これが今のところ、私のナンバーワンだろう。

 パズドラのCMも、私は好きですよ。キモい、ウザイ、不快、さむい、と散々だが、意外と飽きない。あの人間の動きをシンクロさせるには、かなりの練習を積んだに違いない。作家は誰か知らないが、かなりの人物だと思いますよ。ちなみに、私はゲームは一切しないし、内容も分からない。やったことがあるのは、WIN98の時代に、要らないのに付いてきたテトリスくらいかも知れない。

 CMも世相を反映する。バブルの時代は大金を掛けた面白CMがあふれていたように思う。あか抜けしないのは、NTTドコモのような旧官製企業に多く見られる。もっとがんばってー、ちょうだい。(タケモトピアノの財津一郎風に)

コメント
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