棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

NHK特集ミラクルボディー  

2012-07-17 07:08:55 | 山郷の暮し
アフリカ脅威のマラソン軍団
「エッ!!そんなに早くなっていたんだ!」とびっくりしたのは、マラソンが二時間三分台になっていたことだ。
マラソンといえば。ハーハーセェーゼェーと、持久と根性のスポーツ・ドラマを展開してくれる競技。
と思っていたが、今やスピード・レースだといわれて久しいが、二時間をきるのが目標になっていたとは!。
いまやマラソン界はアフリカ勢に席巻されているのだった。
彼らのハングリー精神からくる記録への執念は、先進国の選手には望みようもない。
賞金は自分の家族のためばかりでなく、一族の貧困から救う手立てなのだ。
 裸足で走り回る子どもや選手たちを見て思い出したのは、1970年後半に訪れたネパールのことだった。
マラソンとは直接関係内が、首都カトマンズでも裸足はめずらしくはなかったが、年々その姿は無くなっていった。
貧しい・極貧の彼らだったが、打ちしし枯れてはいなかった。むしろ圧倒されるごとき意欲があった。
そんな彼らを想いおこした、アフリカ現地の生活や練習風景のシーンがあった。
話を戻すと、番組の1-2回ミラクルボディーの内容と異なり、精神性のありようがポイントになっていると感じた。

ミラクル・ボディー 内村航平

2012-07-16 09:18:07 | 山郷の暮し
昨夜のNHK特集ミラクルボディーは体操選手の内村航平「脅威の空中感覚」  
微動だにしない安定した着地のすばらしさには、目を見張ってしまう。
前回のウサイン・ボルト選手と同じく、鍛え上げられた肉体のすごさに驚嘆したが、それらを解明してゆくハイテクノロジーにも驚きだ。
 本筋とそれてしまうが特にビックリした技術は、内村選手がプレイ中は、もう一人の小さな自分がいて自分の位置というか動きがわかっている。見えている。ということだが、その脳の働きを映像化していることだ。
 解説の中で興味を引いたのが「もう一人の自分」の存在について、三人称的なもう一人と、一人称的もう一人 の違いがある、ということだ。内村選手の場合、特殊ともいえる脳の働きである、一人称的もう一人 が体操プレイを観察し、他者にはない運動能力をはっきしているということだ。

 私事で比べようもないのだが、製作時に精神がしだいに高揚してゆくと、もう一人の私が背後や上部などから
私を観ている、という感覚に入ってゆくことがある(残念ながらタマタマですが)。
どうもこれは三人称的なもう一人の自分 程度の領域で特別でもないらしいことがわかった。
話を戻すと、内村選手の超人的なバランス感覚は子供のころからの鍛錬に培われてきたもので、何よりも視力
が人並み優れている。
今夜は「マラソン最強軍団・持久力の限界に挑む」の解明で楽しみな番組だ。

NHK特集・ミラクルボディーより

2012-07-15 07:58:07 | 山郷の暮し
昨夜の放映だった「NHK特集・ミラクルボディー」には見入ってしまった。
ジャマイカの選手ウサイン・ボルト> 人類最速の秘密を科学的に解明番組だった。
NHKのブログをコピーすると「人類史上最速9秒58で100mを走る男、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)。その圧倒的な記録は、
“人類が9秒6を破るのは2039年”という現代科学のシミュレーションをはるかに前倒しするものだった。
ボルトの異次元とも言える速さの秘密はどこにあるのか?今回、世界で初めて、ボルトの走りを科学の目で徹底分析することが許された。」
 内容はともかくボルト選手の鍛え上げられた体は、ギリシャ彫刻の美学バランスを超えた、むしろ「奇妙な体形」ですらあった。
世界最速の男はなんとスポーツ選手として致命的な脊椎湾曲症であったのだ。
血の汗を噴出しながらの鍛錬は、我々の想像をはるかにこえていた。
オリンピックに向けて、選手たちの想像を絶する訓練に、手にした杯を傾けるひまもなく見入ってしまった。

夏の花

2012-07-13 08:07:54 | 山郷の暮し
熊本では爆発的な大雨が降り続いています。その余波のような雨が降り続き、被害ともいえない程度ですが、夏の花などが倒れてしまった。
水分がたっぷりと含んだ畑地は、これからものすごい勢いで雑草が伸びることでしょう。
そうそう・・今朝の散歩では鹿の一家の大群と遭遇。子どもを交え最低六匹は確認。
それだけいるとギョッ!! としてしまう。
ワンチャンたちもグッと見据えたまま不動。鹿が逃げ出すと一気に吠え立てたが、今回は放すことはしなかった。
なぜかって?あんなにいたのではかなうわけがないし、ワンチャンも気負けした感じだった。

コノヤローねずみども 

2012-07-12 07:24:30 | 山郷の暮し
パンダが亡くなってしまいましたね。
誕生ニュースでは日本中が笑顔になっただけに残念ですね。関係者の方々の気落ちは察するもの以上のことと思います。

 賢犬さくらの孫にあたるチビのハナはすばしっこく、元気いっぱいだけに、それまでいた猫のチビクマを追い出してしまった。
しばらく見ることがなかったチビクマだが、お隣から近所の家々をエリヤに場を張って入るが、なんとしても我が家に寄り付かない。
気が向いてソット忍び寄ったとしても、感の強いハナがたちまち大声で吠え立ててしまう。
 猫が居なくなって困ったことが、ネズミが住み着いてしまうことだ。
最近はワン公の餌を食いに来て、頭にきたハナが見事に捕らえた。
その体験が面白かったのか、ネズミの出没に大いに関心を持ち、大きいやつを三匹ほど捕まえてくれた。
室内では食べ物を隠さずソレとなく置いておく。やつらが安心しだしたころ、ペッタンコをおいて置くと結構成果があがっている
ほとんどは子どもであるが、もがみ苦しんでいる顔を見ると可愛くはあるが・・・。
今後もイタチゴッコ、いやいやネズミ捕りごっこが続くのです。

高校野球フアン 

2012-07-11 07:59:42 | 山郷の暮し

いつも行く近間の温泉は、夏になると一層熱く感じ、足の指先がビリビリしてくる。
さしもの私も湯船に入れずに帰ってくることもある。
熱い湯は体にはよくないと言われるが、確かに私の腰痛には必ずしもいいとはいえず、ときには痛みが増すことがあるが、
実にさっぱりとした単純泉で、夏にはまことに心地いい。
 2週間ぶりに入浴に行ってみると、ご常連のおっちゃん方が陣取っている。
茹でたこ顔は熱い湯ばかりでなく、鼻の頭がやけに赤い。一日中、高校野球の応援をしていたとか。
そう・・この温泉の近くに球場があり、時として歓声が聞こえてくるほど。
達者な一人が次々と学校名や選手の評価をする。
急に私にふられても愛想笑いを返すだけで、何も判らぬ。
おっちゃんも気抜けした目になってしまったが、話はますます盛り上がっていった。
日本中こおいうフアンが支えているのだなーと思うと、アリガタイモノダナーと聞いていた。

驚異的な成長・・・桐の木

2012-07-10 08:16:35 | 山郷の暮し
以前に昨年切り倒した桐の株から新芽がでて、毎日毎日ぐんぐん成長をし、今は3メートルちかい。
摘み取っても摘み取っても限がなく、だから桐の木だと・・。
若い枝の間は葉もでっかく、先日は雨露の重みで折れてしまった。
同じく畑に生えた桐の木を数年前に切り、出てくる芽を摘み取り続けているが、いつしかその葉は普通のサイズで小さいものになっている。
写真ではわかりにくいかもしれないが、ほぼ同じたかさで成長速度はあまり変わらない。
 他の植物にも同じことが言えるのか判らないが、桐の若木の葉の大きさには驚かされる。

天災は忘れたころにやってくる 

2012-07-08 08:24:49 | 山郷の暮し
ここ二日ほどよく雨が降りました。とはいっても被害がでるほどではありませんでしたが・・。
「天災は忘れたころにやってくる」とはいっても、災害列島日本に暮らす日本人は、自然の猛威に打ちたたかれあえぎながらも必ず再起します。
どこへにも逃げることができない、小さな島国だからしかたがあるまい。
と言ってしまえばソレまでですが、日本人の心情「こころ」と大いに関係しているものと思います。
先に描いた「東日本大震災を描く」の製作意図として、海外の知識人から驚嘆された「日本人の精神文化」を描きあらわすことにありました。
「和の精神」として結晶した、たぐいまれな日本人の精神性は、日本の自然風土から生まれ育ったものだと思います。
逃げることができない自然災害と、いかに付き合ってきたか・・・。それが生活の知恵であり、地域地域の文化でもあった。
それが、欧米先進国の機能・効率・便利優先の社会構造に変わりつつある現代、基本的に日本の風土と合っていないのではないのかと思える。
天災が「人災」に変わってきてはいないか、じっくりと考察してゆく必要があろう。

ところで誰でもがご存知の「天災は忘れたころにやってくる」の名言は、地球物理学者の「寺田虎彦 1878--1935」が常々主張していたことだと最近知りました。

銭湯のハナシ 

2012-07-06 08:10:32 | 山郷の暮し
上野動物園でパンダが誕生しました。昨夜のニュースから嬉しい・楽しい話題で、うっとおしく、陰険なかけひきのニュースのなかでホッ!としますよね。
 さて、甲府市の太宰治が通ったという温泉 喜久乃湯 の話に続き、わが松本市内の銭湯の事を・・。
私が松本市に移り住んだころは、駅前通りは少々薄汚れた衣類に登山靴スタイルが誇らしげに闊歩していたものでした。
駅から伸びる中央通りに銭湯が点々とあり、山帰りのお兄さんお姉さんが「娑婆はいいなー」とつぶやいたところ。
今は通りには一軒たりとも見当たりませが、昔からの色町だった路地に昔のままの銭湯があります。
「塩の湯」 名前の通り幾分塩分が含んだ珍しい鉱泉です。
「喜久乃湯」ほど広くはありませんが、風情はまったく同じで、首までつかる湯船があり、暑めのお湯でしょうか。
「あーー銭湯はええなーーー」としみじみ思うところで、年にニ三度浸りにいくのです。

昭和の香り漂う社交場

2012-07-05 07:55:56 | 山郷の暮し
使い込まれた籐の脱衣かご、木製のロッカー、手書きの広告版・・・。
のれんをくぐると、昭和の香り漂うレトロな空間が広がる。作家太宰治通ったことでも知られる
甲府市朝日五丁目の喜久乃湯温泉は1916(昭和元)年創業。甲府空襲の戦火をくぐり抜け、83年の歴史を刻んできた。

時の流れとともに利用者は減り、近年は大規模な温泉施設の相次ぐオープンで追い討ちをかける。
「経営は決して楽ではない。でもリラックスできる場所を守りたい」」と経営者の平賀さん。
その願いは「今日もいい湯だったよ」と、顔をほころばせる人々に支えられている。
山梨日日新聞 平成20年8月16日 掲示されていた新聞の一部より


甲府の銭湯は「○○温泉」と名ずけられており、源泉も20度ちかくある鉱泉を加熱している。
元は富士山の伏流水(そう思いたい)は、水質もやわらかく心身がトロリとなってしまう。
熱い湯の好きな私でも、いたるところにある甲府市内の銭湯温泉は気に入っている。
甲府に行ったならば、看板が薄汚れた「△▼温泉」を見つけたら是非、トロリ・デレーー気分に浸ってみよう。
注・・菊の湯は正しくは 喜久乃湯 でした。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本