棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

チビ犬のハナ

2011-06-16 08:25:48 | 山郷の暮し
九州方面では大雨になるとか・・。被害が出ないことを祈ります。
一時強い日差しが花の谷を過ぎましたが、今は明るい雲がすっかり覆ってしまいました。賢犬サクラの孫娘・ハナ 日に日にやんちゃになっていき、スリッパを次々とかじり、ゴミ袋からトレイを引っ張り出しては裁断作業。
ペットボトルはパリパリという音を楽しんでいるかのようだ。
じゃれ、噛み付くハナに、さしものサクラバーちゃんも耐え切れなくなり、グット抑えるしぐさをする。そして「とーちゃん、これでいいかなーー」というような目つきで私を見る。
ときおり母親のモモがやってくるが、これはじゃれつく子供に、本当に怒ってしまう。
正に若いお母さんが育児にとまどってしまう、という感じだ。


終了日です

2011-06-14 06:34:38 | 山郷の暮し
初日だったら大効果だったのですが、スケジュールびっしりで、最終日の今日の放映とか。30分番組にする予定大言っていました・・。
展示ホールはオープンでいい感じですが、どちらかといえば地域のカルチャー発表会場と言うムードで、過去の展示会場にくらべ、あまり緊張感のない展示会でした
もういちどこの場所での開催はかんがえものだ。
それはともかく、今日で終了。
展示会は人が入るにしろ、そうでなくてもシンドイ。

部屋はチビ犬のハナが、ありったけあばれまわっています。

展示会

2011-06-13 08:44:24 | 山郷の暮し
今回の会場は始めての所。
オープン一年ほどで図書館・ホール・会議場を備えた立派なもの。
主に安曇野市穂高地域の文化活動の拠点として作られたものだろう。
かなりの利用者で、初日はホールではカラオケ大会があり、ど派手な舞台衣装を着たおっちゃん・おばちゃんそして若そうな人たちが賑やかだった。
昨日はピアノ発表会でこれまた元気。
いままで美術館やギャラリーを発表の場としてきただけに、チョットとまどっている。
新しいファンをつかめたらいいなーーと。
今日は地元のテレビ局の取材がある。

えほん原画展

2011-06-11 07:07:34 | 山郷の暮し
東日本大震災から三ヶ月。遅々として進まない復興に行政への不満が吹き出ている。
被災された方々は先の見えない不安で、眠れない日々なのでしょう。想像に余りあることですが、不手際な行政も徐々に体制が組み立っていくと思います。
知り合いの市職員が応援にでかけ、お話をききましたが、すべてがゼロから・・イヤ、それ以上に面倒なことからのスタートで、皆必死でやっているようです。
ともかく、復興して見せると言う希望が支えと成っている、ということです。

さて、えほん展は今日から本番。早々にこんな投稿をいただきました。
「窓辺の象」には、生死ーーいろいろな思いへと引っぱられますね。
たまたま読んでいた、ひろ さちや氏の本に道元禅師が中国で体験したことから生まれた言葉にひかれました。
即今(そっこん)・・たった今やらずに、いつやる。
当処(とうしょ)・・ここでやらずに、どこでやる。
自己・・・・・・・あなたがやらずに、だれがやる。
 生きている今を大切に、常にその時間が正念場だとおもって・・・。
 本の世界に一脈通じるものがあるような気がします。


絵本展開催

2011-06-10 06:42:50 | 山郷の暮し
今日から「えほん・作品展」が午後一からオープン。
ナンセ、会場の都合で飾りつけ日を確保できず、それならばオープンで飾り付けをしようときめました。
経験からチョロチョロとオバチャン連がうるさいこともあるが、手際のいい展示方法を見せるのもいいだろう。
午後には地元のTVーあずみのテレビ の取材がある。



四畳半襖の下張り

2011-06-09 09:28:57 | 山郷の暮し
再販された「四畳半襖のした張り」は、文学志向の友人が手に入れたものだった。
たしか野坂氏編纂による小冊子「面白半分」にあったものだと記憶をしています.
この小説は、明治の発売当時からわいせつ本として発禁され、永井荷風作ではないかといわれていた幻の小説だった。
「面白半分」は40年ほど前に再発行され、それもわいせつ本として裁判沙汰になった。
私はその本を読ンだ記憶があるが筋はわすれた。今からすれば子供じみた騒ぎだったのだが・・。
次いでながら、たしか「金瓶梅」や「チャタレー婦人の恋人」「ボッカチオ」なども発禁という、
今とは質が異なるPTAのオバチャン連が元気がよかった時代だ。

その友人が、以前遊郭であった所に間借りをしたことがあった。
ふすまがあまりにもきたないので張り替えようと剥がしたところ、その下張りは、たどたどしい筆字で書いたお女郎さんの家計簿だった。
大正時代だったと思うったが、なかでも○×さんに「何々を送る ??銭」となにかジーーンときた思いがした。
まさに「四畳半襖のした張り」だと、襖貼りなどそっちのけになったことを思い出した。
残念ながら友人は幾多の引越しで失くしてしまったようだ。
続く

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2011-06-08 07:51:37 | 山郷の暮し

なにやらガサガサ。やってくれました、ふすまを破ってしまった子犬のハナです。観ると昭和7年 東京朝日日報とあります。
古い家だからこそ楽しめることで、こりゃーー面白そうと読んでいるうちに、
永井荷風(明治11-昭和 )の作品ではないかと言われた「四畳半ふすまのした張り」が思い浮かぶ。
たしか襖の張替え時に見つけた、お女郎さんの日記だったか。色事がつづられた文面は作者不詳だが、なんとも情緒あふれた名文は永井荷風作ではないかと当時(明治時代)からうわさをされていたようだ。
色事文などとんでもない時代。いくら名文でもたちまち発禁になってしまったらしい。
長い間幻の小説だといわれたものだったが、40年ほど前に再販されそれを読む機会があった(確か面白半分という小冊子だったか)、ふたたび裁判沙汰になってしまった。
続く

原画展

2011-06-07 09:12:07 | 山郷の暮し
「窓辺の象」  今年新春に自費出版いたしました絵本原画展示
        絵・・岩淵 城太郎  文・・りゅう王丸 B-4 展示作品           大人向けに編集した絵本で通常の物語的な展開ではなく、精神的な世        界をテーマにしたものです。
        絵画は絵本のために描かれたものではなく別々な作品として製作をされたものです。
        作品をトリミングしたりモンタージをして、絵本として仕上げたもの        で、本や絵本製作に興味のある方は、製作過程が
        わかりご参考になっていただけるものです。
        あえて印刷所との校正などをそのままに展示をしてみました。

「森へ帰ろう」 金の星発行 絵・文 りゅう王丸 A-4
      1991年 発行 朝日新聞・天声人語などに紹介された話題になった        絵本です。
        絵本原画ばかりではなく、熱帯雨林の風景や人々の生活・文化など、        未使用のスケッチ絵などを含めて展示
十数年ぶりの原画展示になりました・・・・・・・25点

「絵師・良秀」 作・絵 りゅう王丸 A-4  私家版として小部数製本原画          芥川龍之介作「地獄変」よりヒントを得て、私の芸術観を表したもの。        十数年前に製作をしたものを再校し小部数製本する。

「生命の樹」  作・絵 りゅう王丸 A-4   私家版として小部数製本
「旅 立 ち」 作・絵 りゅう王丸 A-4   私家版として小部数製本

        絵本原画総展示数・・・・・・・・・100~120点              注文予約により実費(¥2000)にて販売いたします。

展示会

2011-06-06 07:25:56 | 山郷の暮し
えほんand作品展
昨年の後半から甥との合作による、絵本「窓辺の象」編集にとりくみ、自費出版をしたのが二月。
予算の関係で、手にしたとき正直いまひとつ割高感がある。問題はソフトカバーーである。
銭のかかるハードカバーーとは、手にしたとき見栄えが全く違ってしまう。
しかたがないが内容よりも、まずはそれによって決まってしまうこともあるだろう。
10部以下の小部数の製作が地元でも出来ることを知り(オンデマンド印刷)、引き続き20年近く書き溜めたものを、本と言う姿にまとめる。
これらの原画展を計画し、いよいよ今週になった。
ありがたいことに地元新聞なども記事にしてくれている。

お世話になった現代詩同人会の御大へ贈呈。返信を紹介します。
「恩著・窓辺の象・拝掌。甥御さんとのコラボレーションはハッピーなことであります。
特に色彩のセンスとメタモルフォーゼ(変形)描法は将来性を感じさせました。
我々が常に直面する苦悩を、物語として真正面からとらえたものと感じました。
益々のご発展を念じあげつつ、御礼迄 」

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本