棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

天使と悪魔 続き

2011-04-02 08:09:58 | 山郷の暮し
昨日は一気に春になった。ウインドーをいっぱいに下げ、春の風を感じながらの運転。
背筋を伸ばし、上着を手にした人たち。暗いニュースが続いていますが、暖かさは元気が出ます

読み始めると、止まらなくなってしまう。高等無碍なところもあるが、そんなことより筋立ての面白さとスピードに、上下二巻を一気によんだ。
しかも、要所要所は書きとめておいた。
断片的な興味としてイルミナティーがある。日本ではなじみの無い、歴史的秘密結社で、米一ドル紙幣にある奇妙なピラミッドのデザインは米国が秘密結社に支配されている証だと。検索すると面白いです。
信じるかそうではないかはべつとして、ヨーロッパ社会・キリスト教社会の死臭を感じる、薄気味悪さを漂わせている。
単なるアクション冒険活劇物語ではなく「宗教と科学のありかた」の大問題にまっこうから取り組んでいる。
登場する科学者から宗教家からの意見を、かなりのページをさいて語らせている。とても抜粋できないので、よむしかないだろう。
最後に重大な鍵になった司祭のことばを記しておこう。
道徳は科学ほど速く進歩しない。人間は持っている力に見合った進歩を精神面でとげていない。兵器を造れば、使わずにいられないのだ!

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本