棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

美しい朝

2011-04-20 08:38:16 | 山郷の暮し
昨日の慈雨に次々と芽生えた新緑に、うっすらと霜が降りかかっていた。
朝日がサーーーと照ると、フワーーと乳色の湯気に変わってしまった。
水滴のきらめきに揺れる畑地は、緑色が一層増した中に点々と小さな花が見え出した。
我が家の桜は、これからせいいっぱい春を歌い上げてくれるだろう。
 歌うといえばウグイスだが、面白いヤツがいる。
玄関戸をガラガラと開け外に出れば(当たり前ですが)必ずホーーホケキョッと鳴くのがいる。
それも、向かいにある桜の枝からだ。時には目さえあうことがある。
数回「おれの縄張りだ!!」と叫んでから、別な藪へと移っていく。
賢犬サクラは、まったく知らん顔で、娘のモモ宅へ朝飯を食いに行った。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本