棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

15-棚からぼた餅--ぼやきの厄病神

2008-01-24 09:39:47 | Weblog
天変地変にかかわることは、オレだけでわどうにもならネー。
だから、打ち合わせの上、厄事計画書を作成するってーのに、
挨拶に来なかっただの、承認印がないだの、管轄外だのと、
あげくは悪いことはオレたち下っ端のセイにして、
あいつらは、昼間っから酒をくらっていやがる。

水神と飲んでいた「弁天」ってなんだ? 。
人間どもに受けがいいようだが、いつから神様なんだ?。
オレが計画書の不始末を話したら、頭のてっぺんから声だしゃーがって、
「あーーら、おきのどくねーー。お体をいとおってくださいねーホホホホ」
オチャラカシタ(馬鹿にした)笑い方をしやがって。

だいたいオレに、お神酒のいっぱいでも、もってきたやつがあるかっ! 。
オレはただただ、人間どもがしてはならないもとをしでかしたとき、
大神様のご支持をうけて、お灸をすえるだけだ。
そおヨ、人間どもに気ずかせているのに
「厄払い」などと、身勝手なことばかりをしている。

厄払いといやーナンダイ?。
わらで作った「大ムカデ」や「わら馬」はたまた「三九郎」など、ひっぱたいたり
燃やしたり、坊さんとやらに「お経」あげてもらったり、
人間テーのは、その元はぜんぶ自分にあるというのに、オレラに押し付けていやがる。
まったくー。

うっぷんやるかたのない厄病神でした。


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